SONY α7II 『オールドレンズサロン』を開催しました!
2015年2月28日(土)、SONY α7IIにマウントアダプターでオールドレンズを楽しむ「オールドレンズサロン」を開催しました。
今回のイベントは、今まで開催してきたフォトセミナーとは異なり
オールドレンズの魅力をご参加の皆様と当店スタッフで歓談するというもの。
新たな試みに多少の不安もありましたが、今回もたくさんの方にお集りいただきました。その模様をお伝えいたします。

まずは当店スタッフが順番に作例の紹介と使用したレンズに付いて紹介させていだきました。
ライカブティック担当の廣川は、古いライカレンズでモノクロ写真を紹介。
Raw現像ではなく、カメラ内のモノクロ設定で撮影した写真の美しさに驚きます。
ノンコート時代のオールドレンズは光の捉え方も独特で暗めのシーンではとても美しく見えました。
上の写真はセミナーでも紹介した『Summar 50mm F2.0』の作例です。
1933年に発売されたLeitz初の大口径レンズ。
およそ80年前にドイツの職人によって作られたレンズを現代の最新デジタル機で楽しめる、
描写だけでない時代のロマンもマウントアダプターを通じて感じることが出来ます。

ソニーフロアー担当の宮﨑は、α7からα7IIの進化で追加された手ブレ補正機能の活用方法や、
PENTAXやMINOLTAレンズでの作品を紹介させていただきました。
各レンズはその時代のフィルム特性に最適化されるよう設計されており、高精細な4Kテレビで拡大することで
時代差によるコントラストや描写の違いがよく分かります。
カラーフィルムの普及で各社のレンズ設計がコントラスト重視から解像力重視へ舵を切るきっかけとなった
「CONTAX Planar 50mm F1.4」
絞り開放(写真左)では、ものすごく柔らかな描写ですが、F8(写真右)まで絞るとものすごくシャープに写ります。
ライカブティックの小野は、CONTAX Carl Zeissレンズでの作例を紹介。
SONY純正シリーズでも定番のCarl Zeissレンズは、別にLoxiaシリーズも発売されるほどαシステムとは好相性の組み合わせ。
豊富なラインアップを持つCONTAX CarlZeissレンズは大きな魅力です。
『CONTAX Planar 85mm F1.4 MM』を使用しての作例です。
発色の良さと、とろけるようなボケ味が生み出す“色気”ある描写は、多くのレンズファンを魅了し続けている一本です。
ボディに縛られることなく、様々な銘レンズを装着できるのもSONY α7II ならではの楽しみ方です。

スタッフによる作例紹介後は、実際にオールドレンズ触れて頂きます。
描写に定評のある、CONTAX Zeissレンズから、高価なLEICAノクティルックスまで、60種以上のレンズをご用意しました。

レンズを選んだ後は屋外での自由撮影です。
これだけ多種多様なレンズが揃うと、どなたもレンズ選びに難航されている様子です。

スタッフもオススメレンズを紹介させていただきました。

α7IIにHASSEL中判レンズを装着したアンバランス感は半端ではありません。普段ではトライしない組み合わせはとても新鮮です。

撮影後の歓談タイムでは、マウントアダプターの取り付けで気になるフランジバックの長いレンズはどこまで装着可能か?
沈胴レンズは沈胴して大丈夫??などの実験などもしてみました。
自分の機材では試しにくい実験は興味津々です。

お気に入りのレンズは見つかりましたでしょうか?
豊富に揃ったレンズのおかげで、あっという間の2時間でした。
本日も多くのお客様にお集りいただき、誠にありがとうございました。
今後も皆様に楽しいで頂けるセミナーを開催してまいりますのでご期待ください!