
最近では中古でもよく見かける機会が増えてきた 「SONY α7RV」。約6100万画素センサーやAIプロセッシングユニットによる被写体認識AFなど、スペックの面でも完成度の高い1台です。高画素機らしい高い解像感を持ち、実際に持ち出してみるとそれに合わせて操作感やAFの安定感も含めて扱いやすく、撮影にしっかり集中できます。
今回はそんな「SONY α7RV (ILCE-7RM5)」に「SONY FE 90mm F2.8 Macro G OSS (SEL90M28G)」を付けて向かいました。
この時期ならではの生い茂った植物や湿度感のある景色とも相性が良く、細かな葉の重なりや光の入り方までしっかりと描写してくれます。
90mm Macroは“寄れるレンズ”という印象が強いですが、実際には中望遠としてもかなり使いやすく、被写体との距離感を自然に保ちながら撮れるので、歩きながら気になった景色をそのまま切り取っていくような感覚で撮影を続けていきました。

今回向かったのは等々力渓谷。23区内にありながら緑や水辺が広がっていて、歩いていると空気が少し変わるような感覚がある場所です。自分もここへ訪れるのは1年ぶりでしたが、3月末に遊歩道の工事も終わっていて前回来た時には入れなかった場所へも進めました。この時期は植物も生い茂っていて、歩いているだけでも楽しく、いろいろな場所へカメラを向けたくなります。
渓谷に入ってすぐ、泳ぐ鴨を見つけました。水辺が浅いとは言え、歩道からは少し距離があるのでAPS-Cクロップも使用しています。約6100万画素の余裕もあり、画角を切り替えても解像感の高さがしっかり残っています。羽の細やかな質感や水面の流れまでいい感じに描写されていて、歩き始めからこの組み合わせの良さを感じました。

自然の多い場所に行くと、気づけば地面の苔を撮ってしまいます。以前は青森の奥入瀬に行った際にかなりの枚数を撮っていました。等々力渓谷のように湿度感のある場所だと特に目に入りやすく、小さな苔の質感や色の重なりを見ているだけでも楽しいです。90mm Macroの最短撮影距離は0.28m、最大撮影倍率1.0倍の等倍撮影にも対応しており、こうした小さな被写体にもかなりしっかり寄ることができるので撮っていてなお楽しさを感じることができました。

一方で、少し引いて景色を切り取るような使い方もかなりしやすいです。90mmという焦点距離のおかげで、情報量の多い景色でも自然と整理しやすく、竹や木々の重なりも落ち着いた印象でまとめることができました。“マクロレンズ”という印象以上に、普段のスナップでも扱いやすい1本だと改めて感じます。

ゴルフ橋から渓流を進むと等々力不動尊が見えてきました。敷地に入るとすぐ稚児大師御影堂がある場所へと出ます。稚児大師御影堂は弘法大師・空海の幼少期の姿を表した像で、ここに安置されている稚児大師は金箔が貼られています。春に訪れていたはずなのに、稚児大師から不動の滝への通路の周りだけ紅葉している景色もかなり印象的で、緑の中に混ざる赤い葉が自然と目に入りました。高い部分のみに紅葉があったとしてもちょうどいい感じに画角に収まります。細かく重なる葉や色の違いまでしっかり描写されていて、こうした情報量の多い景色ではSONY α7RVの解像性能の高さを改めて感じました。α7RVは有効約6100万画素の35mmフルサイズ裏面照射型CMOSセンサーを搭載しており、細かな葉や枝の重なり、水面の質感のような情報量の多い被写体でも潰れずにしっかり描写してくれます。


春を過ぎたばかりのこの時期はいろいろな種類の花が咲いていました。マクロ機能を持ち合わせているので十分に寄って撮影をすることができます。通常レンズでは遠すぎて見えないような細かい花の繊維まで捉えられていてマクロレンズらしい繊細な描写をかなり感じます。


梅雨目前ということもあり、紫陽花も少しずつ咲き始めていました。よく見かける淡い青色の物から、青や緑の混じったアンティークカラーの物まであり、同じ紫陽花でもかなり印象が変わって見えます。特に紫の紫陽花は花びらの色の混ざり方がかなり綺麗で、寄って見てみると細かな色の変化までしっかり見ることができました。

渓谷を出て駅の方に戻っていると、おいしそうな鰻屋さんを見かけました。既に昼食を食べていたので立ち寄りはしませんでしたが、暖簾や木の質感も含めてかなり清潔感のある印象に残るお店でした。普段は広い画角でスナップ撮影をすることが多いですが、中望遠で景色を思い切って切り取りながら歩いてみると、また違った楽しさがあると感じました。
今回中望遠マクロを持って渓谷へ向かったのですが、普段の日常生活ではなかなか見ないような植物に囲まれ、1本のレンズで寄ったり少し離れてみたりと、いろいろな撮り方をしながらかなりリラックスして撮影することができました。苔や小さな花のような被写体にしっかり寄れるのはもちろんですが、中望遠らしく景色を切り取るような使い方もかなり楽しめて、歩きながら気になった景色をどんどんカメラに収めていきました。
また、細やかな葉が重なるような情報量の多い場面でも、SONY α7RV の約6100万画素センサーのおかげで端まで解像感を損なわずにしっかりと描写してくれて、葉の細かい質感や色の違いまでしっかり残ってくれるので後から写真を見返したときの情報量にもかなり余裕を感じました。搭載されたAIプロセッシングユニットによる被写体認識AFも非常に優秀で、渓流の中に居て距離のある鳥のような被写体でも安定して捉えてくれるため、歩きながらでも安心して撮影を続けることができます。
今回組み合わせたSONY FE 90mm F2.8 Macro G OSSは、“マクロレンズ”という印象以上にかなり自由度が高く、景色から植物、スナップまで幅広く楽しめる1本でした。
ゆっくり景色を見ながら撮影を楽しみたい方には、かなり面白い組み合わせだと感じます。
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