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【SONY】α7C と FE 50mm F2.8 Macro の魅力と作例 前編 ~やさしいカメラ記事~

【SONY】α7C と FE 50mm F2.8 Macro の魅力と作例 前編 ~やさしいカメラ記事~


カメラをはじめようとお考えの方はもちろん、新しいメーカーへのお買い替えや機材選びなどで悩んでいる皆さまへ向けた「やさしいカメラ記事」を連載しております!
「わたしが使っているカメラ以外はよくわからない・・・」という方にもわかりやすく解説しておりますので、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。
 
今回使用するのは、SONYの「α7C」と「FE 50mm F2.8 Macro」です。
記事は2回に渡ってお送りします。
 
「α7C」はクラス世界最小・最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラとして登場しました。
それまでのフルサイズのαといえば、上部にファインダーの山がある形しかなかったのですから「α7C」は画期的でした。
「α7C」と似た形は皆APS-Cサイズの小さめのセンサーを搭載していました。
高画質なのはやはりフルサイズ。
つまり「α7C」は両方のいいところ取りというわけです。

そして今回の主役「FE 50mm F2.8 Macro」はいわゆる「等倍マクロ」撮影ができるレンズ。
マクロレンズというと近くにある小さいもの専門のレンズと勘違いする方もいらっしゃるのですが、普通のレンズと同様にスナップやポートレート、星空のような遠い場所にあるものさえも撮ることができます。
またその美しいボケ味を生んでいるのは、F2.8という大口径や、円形絞りによるものです。

まずはマクロレンズの描写を中心にご覧いただければと思います。
 
 

F2.8という大口径を味わおうと、背景を大きくボカして撮りました。
そしてピントが合った部分は非常にシャープ。
クリエイティブスタイルはデフォルトの「スタンダード」のままで、特別な設定はしていません。
このとろけるような背景の色味は、工場から出荷されたままの設定で撮れます。
個性を出したければ他のクリエイティブスタイルを選んだり、ピクチャーエフェクトを試したっていいのです。
 
 

上の写真だとわかりにくいかと思い、合焦箇所を切り出してみました。
この画角で撮ったわけではなく、周りをカットしました。
葉の端のギザギザした部分がまるで獣の爪のようだったなんて、肉眼で見ていただけでは気付かないことです。
 
 


マクロレンズの用途といえば、草花を撮ることも多いでしょう。
というわけで花の写真を載せていきます。
上にあるのは普通に撮ったものと、クロップ機能を使ってそのセンター部分を切り出したものです。
「α7C」は画像サイズが 6000 x 4000 px と高画素なので、気兼ねなくこうして切り取れるのも魅力です。
 
 

ボケ味が秀逸です。
脇役の緑色がそれに徹してくれているおかげで、主役の白い花が浮き立っています。
 
 

今度は横から撮りました。
色合いといい、前後のボケ味といい、まるで夢の中にいるかのような描写です。
 
 

葉がクローバーみたいですが、カタバミの一種のようです。
濃い赤紫のラインが精細に写っており、その解像力に驚きます。
 
 

おまけにカジイチゴを添えて。
太陽の光を浴びてきらめく実です。
 
 

昆虫もまたマクロレンズが活躍する被写体です。
小さなアリでもマクロレンズなら大きく写すことができるからです。
アリが少し奥の方にいたので、カメラを枝の間に突っ込むようにして撮影しました。
こんなとき、カメラは小さければ小さいほどいいです。
小型という「α7C」シリーズの特長が役に立ちました。
 
 

次は小さいもの以外を被写体とした写真を見ていきましょう。
小さな花だけでなく大きなものも撮れるのだというところを示そうと思います。
向こう岸にある木の葉っぱひとつひとつや、建物のディテールまで精細に写っています。
 
 

カラー写真から気分転換したいときには、クリエイティブスタイルで白黒を選ぶのもおすすめです。
白黒のほかにもポートレート、夜景、紅葉などいくつもの選択肢があります。
ピクチャーエフェクトもまた色や調子を選べます。
こちらには「ハイコントラストモノクロ」「リッチトーンモノクロ」をはじめ色々気分転換になる選択肢があります。
それらの選択はモニターに反映されますので、直感的に好きなものを選べます。
 
 

 
 

意外と移動速度が速かった亀を流し撮りのようにレンズで追いました。
甲羅や手前の杭ではなく亀の顔にピントを合わせたかったものの、亀AFモードはさすがになかったので、中央に1点ピント枠を固定して撮影しました。
 
 

 
 

イチョウの葉の向こうに太陽があったので、ソフトな光芒を出して撮りました。
ちょうど二叉状脈が綺麗に透けて、PCモニターにて等倍で見るととても綺麗です。
 
 
いかがでしたでしょうか。
「α7C」は小型なので持ち運びしやすく、しかしフルサイズセンサーなので描写も美しいです。
その両立をこのクラスで初めて成し遂げたカメラであり、後継機が登場した今もその存在は色褪せず、むしろ手に取りやすい価格という魅力が増えたのです。
マクロレンズで捉える世界も高画質で残すことができるので、いま最もおすすめしたいカメラのひとつです。
ぜひお試しください。 
  

[ Category:SONY | 掲載日時:24年06月04日 12時20分 ]

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