
【SONY】手軽に、本格的に。‟FX30”で始めるシネマティックな世界
只今SONYではオータムキャッシュバックキャンペーン2025を開催しています。
今回紹介する「FX30」や「FE PZ 16-35 F4 G」はキャッシュバックの対象商品となっています。詳しくは下のバナーから詳細をご覧ください。


Nikonから「ZR」・Canonから「C50」と、シネマライン業界が盛り上がりを見せている今日。
筆者もこの状況の中で、写真だけでなく動画撮影も楽しみたいと度々感じるように。しかしカメラ好きな筆者は、できる限りコストを抑えながらも性能には妥協したくないとも思ってしまいます。
そんな中ふと気になったのが「SONY FX30」。APS-Cサイズのセンサーを搭載し放熱用の冷却ファンを備えた、SONY Cinema Lineのカメラです。
上位モデル「FX3」と同じボディを採用し、コストを抑えながらも本格的な動画撮影が楽しめる。このカメラであれば妥協のない動画撮影も楽しめるのではと思い、早速使用してみることにしました。今回は風景スナップ動画にチャレンジ。そこまで動画撮影に詳しくない筆者ですが、撮影前に動画に詳しい先輩スタッフに助言をもらい、筆者なりに風景を切り取りその場の雰囲気が伝わるような撮影を行いました。
「FX30」と一緒に使用したレンズは「FE PZ 16-35 F4 G」。フルサイズ用のレンズではありますが、フルサイズ換算すると標準ズームの画角となり、パワーズームも使用できるレンズとなります。また、もしフルサイズへ移行するとなった時でも使用できるということも考え、一緒に使用してみることにしました。
手持ちでの撮影でしたが、普段使用しているミラーレス一眼カメラと変わらないような大きさのボディと適度な重さのおかげか、手振れ補正「スタンダード」でもある程度大きなブレは抑えながらも撮影することができました。手振れ補正のモードにはこの上に、「アクティブ」モードがあり、少し画角はクロップされるもののジンバルにつけたような手振れ補正を得ることが出来ます。また「ブリージング補正」も使用できるので、ピント合わせによって画角が変化する現象も防いでくれます。このことから「FX30」の基本性能や機動性の高さを感じました。
動画に関してはXAVC S 4K・59.94p・200m 4:2:2 10bit・S-Log3で撮影。またFX30はデュアル・ベースISOを採用し、ISO800とISO2500でノイズを抑えたクリアな動画が撮影できるので、今回はLog撮影モード「Cine EI」を使用し、その2つのISO感度で撮影を行いました。
S-Log3での撮影ということもあり、撮影時は液晶で確認しても眠い諧調でしたが、カラーグレーディングを行った際、APS-Cセンサーでの撮影でもここまで色再現性と諧調豊かに表現できるのかと驚きました。S-Log3設定時は14+ストップという再現域を確保しているようで、その効果を実感できました。
AF性能は流石のSONY。今回撮影した被写体は風景ではありましたが、AFは狙った場所に素早く合います。別で人物も撮影しましたが、「リアルタイム瞳AF」により、しっかりピントを合わせ続けてくれました。
レンズもSONY純正だけでなくSIGMAやTAMRON、SAMYANGやLAOWAなど幅広いレンズラインナップから選べることも強みのように感じます。
少し気になったのは、デュアル・ベースISOの部分。ISO800とISO2500での使用で最高画質での撮影が可能とのことなので、そのISO感度で撮影したいのですが、日中でISO800はシャッタースピードとF値の設定上ちょっと明るすぎること、暗くなった際でISO2500は少し暗いのではと感じる部分はありました。日中はNDフィルターが必須で、夜はライト関連を使用したり、できる限り明るい場所で撮影を行った方がよりベストかと思いました。
20万円台の値段で本格的な撮影もできるボディが購入でき、このクオリティの映像が撮影できると考えると十分に楽しめるカメラだと感じました。メディアスロットもデュアルスロットでCFexpress TypeA対応。データの重い動画撮影でもこなすことができる、筆者のような撮影体験や写りに妥協したくない方には間違いないシネマカメラのように感じました。
皆さまも「FX30」でコストパフォーマンスよく気軽に・本格的に動画撮影の世界に入ってみませんか。


▼今回使用したカメラ・レンズはこちら▼