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【SONY】「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」先行展示 体験レポート

【SONY】「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」先行展示 体験レポート

ソニーよりAPS-Cセンサーに最適化された新たなEマウントレンズ「E PZ 10-20mm F4 G」「E 15mm F1.4 G」「E 11mm F1.8」の3本が発表されました。「α7 IV」や「FE 24-70mm F2.8 GM II」などフルサイズミラーレス関連の話題ばかりだった昨今ですが、ここにきて超広角のEマウントレンズを3本同時に出してきたことに驚きを隠せません。今回はソニーストア銀座にて早速実機に触れてきましたのでレポートしたいと思います。

 

まずは、と手に取ったのは「E PZ 10-20mm F4 G」。今回発表された中で唯一のズームレンズになります。今までEマウントでは「E 10-18mm F4 OSS」という同じF4通し、しかも手ブレ補正機構も搭載した広角ズームレンズがありましたが、大きな違いは高性能レンズに与えられる「Gレンズ」の冠が付いた事と、PZ(パワーズーム)を搭載してきた点です。

 

一昔前までパワーズームはエントリーモデルのレンズに付いているイメージでしたが、現代はスムーズなズーミングを生かした動画撮影のための機能として別の意味を持っています。

今回の「E PZ 10-20mm F4 G」も完全に後者の考え。新設計されたパワーズームの始動も停止も非常に滑らかで、レバーの力加減でズーミングのスピードも自由自在です。また、マニュアルでのズームリングとピントリングの操作が非常にしやすいのもポイント。親指と中指でズームリングを回しつつ、人差し指でピントリングを操作するという動作が誰でも簡単にできるのです。人間工学に基づいた設計なのか、これは実際に触ってみて感動しました。

 

レンズ側面にはズームレバーの他にフォーカスホールドボタン、フォーカスモードスイッチも搭載。APS-C対応超広角ズームレンズとしては世界最小・最軽量を実現しながらも、防塵・防滴に配慮した設計になっている事も見逃せません。

 

最短撮影距離は0.2m(AF時)。写真では20mmテレ端で撮影をしました。被写体とレンズがくっつきそうなギリギリの近接性能ですが、ズーミングやピント合わせでレンズ全長が伸びないインターナルズーム・インターナルフォーカシングを採用していますので大丈夫。近接から無限遠、ズーム全域で高画質が得られる1本です。

 


 

続いてご紹介するのは「E 15mm F1.4 G」。「Gレンズ」のロゴに絞りリングも搭載。見るからにハイクラスの雰囲気がするレンズです。

 

「E 15mm F1.4 G」が目指したのはF1.4の明るさが生み出すボケ味と高画質、そして静止画・動画撮影問わず活躍する高いAF性能です。

高性能なレンズを小型軽量に設計することができるAPS-C専用設計のメリットをフルに生かした本レンズは、最新の光学設計によって3枚の非球面レンズを効果的に配置し、ED(特殊低分散)ガラスに加えてスーパーEDガラスも使用する贅沢な仕様。色収差やコマ収差を抑制し、色にじみを抑えてシャープな描写を実現しました。

 

レンズ側面にはフォーカスホールドボタン、フォーカスモードスイッチを搭載。「E PZ 10-20mm F4 G」と同様に防塵・防滴にも配慮した設計になっています。

 

最短撮影距離は0.2m(AF時)となっており、F1.4という明るさも相まって深いボケ味を楽しめるレンズです。また、大きな特徴としてフォーカス時のブリージングを大幅に抑制していますので、絞り開放のままピント位置を変えるような撮影方法でも滑らかな映像表現が可能になっています。

 


 

そして最後にご紹介するのが「E 11mm F1.8」。35mm判換算16.5mmの超広角ながら、開放F値は1.8。夜景や天体撮影はもちろん、やはり動画撮影にも特化したレンズになっているのが特徴です。

 

先に紹介した2本と同様にフォーカスホールドボタン、フォーカスモードスイッチが側面に。また、本レンズは「Gレンズ」ではないのですが、防塵・防滴にも配慮した設計になっているのも嬉しいポイント。不意の雨天やアウトドアでの使用でも安心です。

 

最短撮影距離は0.15m(AF時)。MFでは0.12mまで寄ることができます。そしてこのボケ味とシャープなピント面をご覧ください。「Gレンズ」ではない「E 11mm F1.8」ですが、さすがソニーレンズ。写りの良さは折り紙つきです。

 

静止画・動画共通の画質や描写に関しては妥協することなく設計されており、それに加えて動画撮影に最適化された機能も合せ持つ非常に完成度の高いレンズ達。今や高画質なフルサイズミラーレス機での動画撮影は当たり前になりつつありますが、いつでも誰でも美しい動画が撮影できるAPS-C機の動画もやはり魅力的なもの。「ZV-E10」など動画撮影に特化したAPS-C機の登場している今、新たなEマウントレンズ3本に触れてソニーが目指す未来が少し見えた気がしました。

 

[ Category:SONY | 掲載日時:22年06月08日 17時33分 ]

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