
【SONY】300mmの世界から覗く飛行機

”サンニッパ”
そう聞くと圧倒的な描写力とF2.8の明るさをイメージする一方で、「大きくて重い」という覚悟が必要な望遠レンズという印象が先行します。
しかし、その常識を過去のものにする約1,470gという軽さで登場したのが「SONY FE 300mm F2.8 GM OSS」です。
今回は解像力とスピード性能を高い次元で両立させた、動体撮影にぴったりのフラッグシップモデル「SONY α1」と共に持ち出し、
最高峰の機材が切り取る「300mmの世界」を探しに空港へ向かいました。

サンニッパというレンズに前述したような「重厚長大」なイメージを持っていた筆者でしたが、
このレンズを手にした瞬間、300mm F2.8のスペックとは思えないほどの軽さにかなりの衝撃を受けました。
手持ち撮影という軽装ですが、強力なAFと軽量な鏡筒のおかげで取り扱いやすく、流し撮りも驚くほど容易です。


駐機している飛行機の機首は、あえて露出を切り詰めラインを強調することで
ハイライトからシャドウへのグラデーションを美しく写すことができました。
塗装の厚みや金属の硬質感までもが感じられるのはα1のダイナミックレンジの広さと
G Masterレンズの豊かな階調表現が見事に融合した結果とも言えます。

整然と並ぶ地上の機材、作業にあたるスタッフの姿。
何気ない日常のワンシーンも、このレンズではドラマチックな絵になる気がします。


この離陸のシーンも曇天のフラットな光線状態ですが、特徴的なコクピットの黒い縁取りや、優美に反り上がった翼端のラインを立体的に描き、
最新鋭機ならではの滑らかなボディの質感を、そのまま手に取るように写し出してくれました。

場所を移し、着陸機の撮影にも挑戦します。
遠くから迫りくる機体をファインダーで捉え続けますが、腕への負担が少ないため、
集中力を切らすことなくシャッターチャンスを待つことができます。


通常どうしても重たいレンズは日々の撮影に持ち出すことにためらいを感じることがありますが、
α1とFE 300mm F2.8 GM OSSの組み合わせなら、「いつでも持ち出せる」と感じさせるほどの高い機動力があります。


憧れの描写性能を、スナップ感覚で持ち歩く。
このレンズはこれまでの超望遠撮影のスタイルを根底から変えてしまう一本だと感じました。
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