
ようやく冬の厳しい寒さが和らぎ、日中は日差しの温かさを感じる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
私は手袋越しでするピント操作の煩わしさやボタンの押し間違いからようやく解放され、出かける時はずっと肩からカメラを提げています。
花々も芽吹き始め、蝋梅や寒梅が寂しかった木の幹を彩る様子を目にすると、今年も冬が終わり、春が訪れたことを実感します。
今回はSONY α7ⅣにTAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDをつけ、咲き始めた梅を見に行ってきました。

白い花は光を受けて輝くようで、気が付くと足を止め、カメラを構えていました。
しっくりくる焦点距離を探っていくと、ズームは自然と50mm付近に落ち着きます。
長い事50mmをメインの焦点距離にしていると、自然とその画角でフレーミングを考えてしまうようです。
各焦点距離の単焦点レンズも持ってはいますが、高倍率ズームは自分に合った焦点距離を見つけるための一本として、機材を入れ替える時にも必ず手元に置いておきます。
なんだかいい写真が撮れないと感じるときは、一度使い慣れた単焦点から高倍率ズームに付け替え、自分に合った焦点距離を探す旅に出てみるのも悪くはありません。

春の訪れを祝うような紅白の花々が咲き乱れます。
本レンズのスムーズな前ボケが好みで、少し焦点距離を伸ばして意図的に前ボケを入れることが多いです。

少し寄り道をして水仙も見に行きました。
合焦部は確かな立体感を持ち、後ろではクリーム色の後ボケが緑の中に浮かんでいます。

軒先で一休みをしていると春風に吹かれて花びらがふわりと飛んできました。
SONY α7Ⅳは3300万画素とまさに「ちょうどいい」画素数で、ISOをあげても高画素機ほどノイズは出難くく、解像感に優れ、クロップをしても余裕がある画を出してくれます。
望遠端F5.6で屋内や夜間ではシャッタースピードが不安、という場合でもノイズを気にせずISOをあげていけるため、ボディ内手振れ補正だけで事足りてしまいます。

一昔前のタムロンレンズは柔らかい印象がありましたが、本レンズは絞りで写りの硬さを調整できるようになった印象があります。
オーバー気味に開放でふんわりとした印象からアンダー気味で絞り込んでかっちりとした印象まで、広角から望遠までを叶えてしまう万能の一本という印象です。

降雨量が少なく、例年であれば春先に花筏となる川も干上がっていました。
アップロードのため解像度を少し落としているのですが、それでも花の一枚一枚まで解像していることが分かります。
高倍率ズームでありながら、十分な解像力を備え、軽量でコンパクト。
レンズとして必要な要素をバランスよく備えた一本だと感じました。

黄色い触手のような花が印象的だったのでシャッターを切りました。
SONY α7Ⅳからチルト式ではなくバリアングル式液晶となり、カメラを真上に持ち上げるような場面でもしっかりと液晶を見ながら構図作りが可能です。

ほんの少しだけ糸巻き型の収差が気になるところではありますが、現代ではPCやスマートフォンで簡単に補正ができるのであまり大きな問題ではないでしょう。
今回はSONY α7ⅣとTAMRON 28-200mm F2.8-5.6 Di III RXDを使用して撮影をしました。
最初の一本としても、迷ったときに頼れる一本としても活躍してくれる万能なレンズ。
ぜひ一度、手に取ってみていただきたいレンズです。
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