【SONY】便利機能「スマートフォン操作」
こちらのブログでは簡単ではございますがαシリーズの便利機能(一部未対応や制約あり)の一つである「スマートフォン操作設定」に関してご紹介したいと思います。
「スマートフォン操作」はカメラとスマートフォンを専用アプリ「Imaging Edge Mobile」を使用して接続、操作をすることが出来る機能です。
カメラの種類によってはモニターの挙動に限界があったり、モニターとの距離があったりするせいで自撮り写真や料理動画などのVlog撮影時にどのように撮影ができているか確認しずらい場面があり、うまく撮影することが出来なことがあります。
またセルフタイマーを使用して撮影しようにもカメラと撮影ポジションを行ったり来たりしなければならなかったり、思うように撮れておらず何度もトライ&エラーを繰り返すということもあります。もちろん動画撮影でも同様のことが起こりえます。
そんな時に非常に便利なのがワイヤレスリモートコマンダーなどを用意することなく、お持ちのスマートフォンで操作・撮影が可能な「スマートフォン操作」です。
ここからはスマートフォン操作をするための接続方法、どういったことが出来るのかご説明させていただきます。
まずは専用のアプリが必要になるのでスマートフォンに「Imaging Edge Mobile」をインストールし起動します。そして「Wi-Fi」をオンにしておきます。
次にカメラ側の操作は以下の通りです。
①カメラのMENU→[ネットワーク]→[スマートフォン操作設定]を選択します。
②[スマートフォン操作]→[入]を選択し、[接続]を選択します。
※[接続]を選択すると表示が下記画像の左下のように変わります。
③スマートフォン側で「新しいカメラと接続」を選択して都合のよい方法にてカメラと接続をします。
ちなみにオススメは「QRコード読取り」です。NFCでの接続をする際はスマートフォン側に別途設定が必要になったりして手間がかかったり、うまく接続できなかったりすることがあります。
スマートフォンとカメラの接続が完了したら実際に操作をしていきます。文章や画像でのご説明ではいまいちわかりにくい部分があるかと思いますので実際に出来る機能をごく一部ではありますが動画にてご紹介させていただきます。
こちらの動画ではわかりやすい機能としてF値やISO感度の変更を中心にご紹介しましたが他にもホワイトバランスの変更、シャッタースピードの変更、撮影した写真・動画の転送などなど多岐にわたります。
また、カメラ側の設定を「マニュアル」「SS優先」にしておけばそれぞれの操作を実施することも可能です。
なお、ピントを合わせる方法はシャッターボタンをタッチと説明させていただきましたが、そのままタッチ操作をして指を話してしまうと撮影および録画開始になるのでピントだけ合わせたい場合はタッチした指をシャッターボタンからずらして離すことでピント合わせだけが出来ます。
このスマートフォン操作で一番便利な機能はやはり実際の映像を確認しながら撮影が出来る点です。離れた場所から小さなモニターを確認しながらの撮影には限界がありますしセルフタイマーでは焦って撮影してしまい失敗するということもあるでしょう。
こういった点がスマートフォン操作であれば手元のスマートフォンで映像を確認しながら撮影が出来るので行ったり来たりすること、トライ&エラーの回数が減ります。
でも、自撮り撮影の際には常に手元や近くにスマートフォンがあり、写りこんでしまうのではないか、と思う方もいらっしゃるかと思います。
そんな時には複合技、ではありませんがスマートフォン操作且つセルフタイマーにしておくことでスマートフォンを写らないように隠す時間を稼ぐことも出来ます。
他にもシャッタースピードを遅くしたい時の撮影や夜景・星景撮影にも活用できます。シャッタースピードを「BULB」にすることでスマートフォンでシャッター操作が出来るのでブレてしまう心配もありません。またスマートフォン操作で「BULB」にすればわざわざシャッターボタンをタッチしたままにする必要もなく、一度タッチで撮影開始、もう一度タッチで撮影終了となります。
ただしスマートフォンの光が影響しないように対策をしなければならないのは注意点です。
ちなみに星は撮れませんでしたが月を撮影してみました。
この春の季節の雲にかからずとも霞がかかる月を「朧月」といいます。私は「朧月」を調べてみるまで雲にかかっている月のことを季節関係なく「朧月」と呼ぶのだと勘違いしていました。
カメラを中心にWi-Fiの通信範囲の制限や映像のタイムラグ、カクツキはどうしても発生してしまいますが、モニターやワイヤレスリモートコマンダーを用意するのは億劫、もう少し気軽に楽しみたいという方にはお勧めの機能ですのでぜひ一度お試しください。
撮影の幅が意外にも広がるかもしれません。