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【中一光学】純正レンズ以外の選択。中判F1.6で味わう濃密な時間

【中一光学】純正レンズ以外の選択。中判F1.6で味わう濃密な時間

中判ミラーレスはどのようにお楽しみいただいておりますでしょうか。
メーカー純正のレンズを使用して撮影されている方、
マウントアダプターを使用して往年の中判等のオールドレンズを使用して撮影している方…etc
アダプターを使用すればレンズ選びは広がりますが、現行的な写りを求めるならどうしても純正中心になりがちです。
特にフジフイルムのGFシリーズはラインナップ自体が揃っている一方で、選択肢が豊富すぎて迷うのもそうですが、反対に言うとそれ以外に選択肢がない場面もあります。

そんな中で今回持ち出したのが、中一光学(Zhong Yi Optics)の『SPEEDMASTER 80mm F1.6 (フジフイルムGFX用)』。
MF(マニュアルフォーカス)ではありますが、GFXで開放F値F1.6という数字はやはり目を惹きます。ボケ量だけではなく、薄暗い時間帯の撮影でも自由さを作ってくれる明るさです。

カメラの外観写真

まず触って感じるのは、余計な装飾が少なく、レンズとしての機能に特化した設計であることです。MFレンズは撮り心地がそのまま写りに反映されるので、リングを回した感触やストロークは、その日の撮影のテンションを決めてしまいます。この『SPEEDMASTER 80mm F1.6 (フジフイルムGFX用)』は適度な重さがありながらも適度なトルク感で、しっとりと滑らかな回し心地を実現しています。

冬の林の中での写真キジバトの写真

FUJIFILM GFX 100 II + 中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6

レンズのスペックを見てみましょう。焦点距離は80mm、開放F1.6。フルサイズ換算では約63mm相当とされ、標準寄りの中望遠として、背景を取り込みつつ主役を浮かせやすい距離感です。
最短撮影距離は0.5m。寄れないレンズではありませんが、いわゆるマクロレンズのように寄れるレンズではありません。0.26倍の撮影倍率という数字も含めて、使いどころが見えてきます。
光学設計は10枚6群、絞り羽根は9枚。さらに77mmのフィルター径なので、手持ちのPLやNDを流用しやすいのも撮影的には助かります。海岸の反射や、F1.6を日中に使いたい場面ではNDが欲しくなるので、汎用性の高い77mmはとても実用的でポイントが高いです。
一方で手ブレ補正はレンズ側にありません。ですが、今回はボディが『GFX 100 II』。ボディ内手ブレ補正(IBIS)を活かせるので、MFレンズでも撮影の歩留まりを作りやすい組み合わせです。

咲きかけの梅の写真咲きかけの梅の写真納屋の後ろに広がる梅園の写真

FUJIFILM GFX 100 II + 中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6

MFレンズは、写り以前にピントを合わせられるかがすべてです。
中判でのF1.6なら、なおさらです。
ただ、今はライブビューで拡大できる時代。『GFX 100 II』のIBISも相まって、MFは難しいものではなくなりました。
AFで追い込むスピードとは違う、ゆっくりと被写体に寄り添う時間。被写体が急に動かない場所では、このテンポがむしろ心地良く感じました。

紅梅の写真梅園を照らす光の写真柑橘類が気になっている写真

FUJIFILM GFX 100 II + 中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6

主役(梅の花)と背景の距離が取りやすいので、このレンズの得意な距離感が分かりやすく出ます。開放を使うと、背景がただ消えるというより、柔らかく溶けていく印象になります。中判らしいボケ味が、被写体の輪郭を立てるための余白として働きます。また、35mm判換算で約63mm相当という画角が、梅林のように情報量が多い場所でも、画面が散らかりにくいのが良いところです。

波打ち際で釣りをする人の写真
波打ち際の写真

FUJIFILM GFX 100 II + 中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6

海岸は、光が強く、空気も揺らぎます。反射や霞、風による微細なブレまで含めて、思っている以上に写りを不安定にする要素が多い場所です。
そうした環境では、余計な光を整えるだけで、画面の落ち着きが変わります。
今回は日が傾いた中で使用しましたが、日中に開放F1.6を使うなら、露出はどうしてもシビアになります。
絞って整えるのも一つの選択ですが、この日はあえて開放で楽しむ方向で考えました。
NDを使って光量を整えながら、被写体と背景の距離で画面を作るような組み立て方が、このレンズにはよく似合います。

雑貨屋の軒先の写真池の鯉と水鳥の写真赤い橋に寄った写真お城の写真

FUJIFILM GFX 100 II + 中一光学 SPEEDMASTER 80mm F1.6

お城周辺のように、建物・人・看板・影が混在する場所では、画角がもたらす整理力が大事になります。
広角で攻めると情報は増える一方で、何を主役にするかが難しくなります。
80mm(約63mm相当)は、主役を決めた瞬間に画面が落ち着きやすい距離感です。
中判のサードパーティ製レンズ、しかもF1.6という明るさ。
尖った組み合わせに見えるかもしれませんが、実際にはMFでも扱える環境が整った今だからこそ、道具として成立しているように感じました。

レンズとカメラの外観写真レンズとカメラの外観写真

GFXで、もう一段ボケを楽しみたい。
あるいは、薄暗い時間帯でも余裕を持って撮りたい。
そう思ったときに、このレンズは「特別」ではなく、自然な選択肢としてそこにありました。
開放F値F1.6という数字はたしかにインパクトが強いですが、実際に使ってみるとその印象はもっと穏やかです。
絞りを開き、ピントを合わせ、背景がゆっくりと溶けていくのを待つ。
被写体と向き合う時間は確実に変わります。
光の入り方、背景との距離、そしてピントの置きどころ。ひとつひとつを選びながら撮る感覚が、より濃くなるように感じました。
一見、尖ったスペックに見えてますが、実際には扱いやすいレンズです。
ラージフォーマットでF1.6を使うという体験は、想像よりもずっと穏やかで、そして確かなものでした。
その確かさが、このレンズをまた持ち出したくなる理由なのだと思います。


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【中一光学】GFXの数少ないMF大口径レンズ-SPEEDMASTER 80mm F1.6-


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[ Category:etc. | 掲載日時:26年03月02日 19時30分 ]

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