ライカレンズの中で35mmというとズミルックス。というイメージがあります。
正直使うまではパッとした印象がなかった『ズミクロン M35mm F2 ASPH.』でしたが
スナップに持ち出す機会をもらえました。その時の写真を振り返ってみましたのでぜひご覧ください。
場所は蔵の町、川越。
なにか撮りたいけれど、特に目的地もない。となるとふらっと出かける町になってしまいました。
洋館や神社、町スナップするのに撮る素材に困りません。
どんな場所でもそうですが、訪れる側にも守らなくてはいけない規則があります。
最近は色んなスポットが前より入れるところが限られてしまう、と思うことがしばしば。
自分自身も気を付けながら、より長く歴史あるものは大事にしていきたいものです。
今現在は建て替えのため建物がなくなっており、ある意味貴重な一枚でもあります。
その写真を撮っている時はなくなってしまうことなど考えもしないため、写真の価値というものを感じます。
『ズミクロン M35mm F2 ASPH.』を使っていると、本当によく写すレンズだなと感じます。
ズミルックスに感じる色気とは別の、「しっかり写る」からこそ感じるものがあります。
この椅子の輪郭。たまりません。今回載せたなかでも一番のお気に入りのカットです。
ライカレンズというと人気があるのはオールドレンズ。
ASPH.などの新しいレンズはライカを選ぶ理由があるのかどうかと思うかもしれませんが
今の時代に至るまで、しっかりと「ライカ」の写りは継承され続けていると思います。
ライカレンズの中では比較的入手しやすいこの『ズミクロン M35mm F2 ASPH.』
ぜひお手に取っていただきたい一本です。