
「Nikon Z5II」を気軽に持ち歩くなら、「NIKKOR Z 40mm F2」はかなり相性の良い一本です。
40mmという扱いやすい焦点距離に、開放F値F2の明るさ。それでいて小型・軽量なので、スナップや日常の撮影にも持ち出しやすく、Z5IIに付けたまま歩きたくなる組み合わせでした。
以前の記事では、「Nikon Z5II」に「NIKKOR Z 70-180mm F2.8」を組み合わせ、望遠ズームならではの画角を活かして生物園を撮影しました。
【前回の記事はこちら】
前回は180mmまでの望遠域を活かしましたが、今回はぐっとコンパクトな「NIKKOR Z 40mm F2」へ。焦点距離が変わるだけで、同じZ5IIでも撮り方は大きく変わります。
9月に入り、少しずつ秋らしい日も増えてきましたが、今回の写真を撮影した日はまだ夏らしい青空が広がっていました。

40mmは、35mmと50mmの中間にあたる画角です。周囲の景色を程よく取り入れながら、目に留まった被写体を切り取れるのが使いやすく感じました。この日は日差しも強く、木々の緑や空の青が鮮やかに写りました。

今度は少し距離を縮めて花を撮影しました。日陰になった背景に対して、光の当たったオレンジ色の花がより鮮やかに浮かび上がりました。この明暗差が個人的にもお気に入りです。

大きな提灯を正面から撮影しました。赤や黒のはっきりとした色はもちろん、提灯の細かな凹凸までしっかりと写っています。40mmでは少し距離を取ることで、周囲の柱や屋根も含めてバランスよく収めることができました。

建物の装飾にも目を向けました。龍を思わせる装飾には金色だけでなく青や緑などさまざまな色が使われており、鱗や周囲の細かな模様までしっかりと写っています。

少し暗い場所では、F2の明るさが活きてきます。黒地に描かれた金色の文字や模様が、周囲の暗さもあってより印象的に見えました。明るい場所とはまた違った雰囲気で撮れるのも楽しいところです。黒と金の組み合わせが個人的に大好きなので、これは撮らずにはいられませんでした。

御朱印を待っている間に、香炉が目に入りました。ぎっしりと並んでいる赤い線香が特徴的で、思わず目を惹きます。
この日は九州からはるばる友達が遊びに来てくれていたので、行きたいと聞いていた舟和に向かいました。あんこ玉や芋羊羹が有名なことは知っていましたが、イートインスペースがあるとは知らず、せっかくなので店内で休憩することに。
まず注文したのが、そうめんと焼き餅。友人は甘味を頼んで、気づけば二人分とは思えないほどの注文になっていました。


「NIKKOR Z 40mm F2」の最短撮影距離は0.29m。テーブルフォトでも大きく後ろに下がることなく撮影でき、料理全体を写したり、少し近づいて質感を狙ったりと構図を決めやすく感じました。
また、レンズには2枚の非球面レンズを採用。ディストーションや球面収差などを効果的に補正しながら、レンズ自体の小型・軽量化にも貢献しています。街歩きでは軽く、食事の場面ではしっかり寄れる。一本付けたまま撮影できるのは、今回使っていて特に便利に感じたところです。
食事を楽しんだ後はデザートも。

白玉にあんこ、芋のソフトクリームも付けました。友達がすごくおいしいと言っていた焼き芋羊羹も分けてくれて、盛り沢山になりました。ここまで寄って撮影すると、白玉のつや感やあんこの粒感など、細かな質感までしっかりと分かります。ピントを合わせた部分はしっかり写りながら、奥に向かって自然にボケていくのもきれいです。
これまで50mmを超える単焦点レンズを使ったときに、「もう少し周りまで入れたいな」と感じることが何度かありました。なので、今回の40mmという焦点距離は使う前からかなり期待していました。
実際に一日使ってみても、その期待通り。景色を撮ったり、浅草を歩きながら気になったものを撮ったり、最後には食事やデザートまで。振り返ってみると本当にいろいろなものを撮っていますが、画角で困ることはほとんどありませんでした。
40mmは35mmと50mmのちょうど中間。広すぎず狭すぎず、今回のように撮るものを特に決めずに歩く日にも使いやすい焦点距離だと改めて感じました。
私のように50mm前後の単焦点レンズを使っていて「もう少し広かったらいいのに」と感じたことがある方には、40mmという焦点距離がちょうどよくハマるかもしれません。
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