
【TAMRON】17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD 実写レビュー|EOS R7で試す待望のRFマウント大口径標準ズーム
これまでソニーE、富士フィルムXといったAPS-C機のお買い得レンズとして支え続けてきた17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD。そしてついに待望のRFマウント、Zマウントモデルが2026年7月上旬に発売されました。特にキヤノンRFマウントでは今回のようなサードパーティ製レンズラインナップが非常に少なく、どうしてもやや高価な純正レンズを揃える必要がありました。今回は『TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R』をEOS R7に使用いたしましたので、実際の作例を元にご紹介いたします。
まずは簡単なスペックからご紹介いたします
スペック詳細
| モデル名 | B070R |
|---|---|
| 対応マウント | キヤノン RFマウント(APS-Cサイズ用) |
| 焦点距離 | 17-70mm (35mm判換算:約 27.2-112mm 相当) |
| 明るさ(開放F値) | F/2.8 |
| 最小絞り | F/22 |
| レンズ構成 | 12群16枚 |
| 最短撮影距離 | 0.19m (WIDE) / 0.39m (TELE) |
| 最大撮影倍率 | 1:4.8 (WIDE) / 1:5.2 (TELE) |
| 手ブレ補正機構 | あり(VC) |
| AF駆動モーター | RXD(Rapid eXtra-silent stepping Drive) |
| 絞り羽根 | 9枚(円形絞り) |
| フィルター径 | φ67mm |
| 質量 | 約 530g |
スペックから見てわかる通り、35mm換算で27.2-112mmを開放F値2.8通しで撮影できる非常に優れたズームレンズでこのレンズを1本購入すればほとんどの撮影に対応出来るでしょう。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
最初の1枚は少し絞って広角側から。とてもシャープでAPS-C機の中では高画素のEOS R7でも十分に解像してくれました。

絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
さらに絞り込んでのカット。画面中央部から周辺部まで流れることなく均一な描写です。色味に関してもCanonらしいはっきりとした彩度が高い描写を残しつつもレンズが醸し出す独特の雰囲気も感じられます。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
こちらは望遠端の70mmで撮影しました。フルサイズ換算で112mmの圧縮効果とF2.8によるボケ感で非常に立体的な1枚を撮影出来ました。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
今回の作例はすべてRAW形式で撮影を行っています。編集なしでも非常に良い色味と解像性能ですが、歪曲収差に関してはレンズプロファイルを選択しなければ歪みが分かるほどの収差でした。そのため撮影される際はカメラ内設定で歪曲補正をオンにして使用するのを推奨します。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
少し絞っている事の効果もあると思いますが、建物の柱にフリンジの発生もなく非常にシャープで驚きました。一眼レフ時代のTAMRON製レンズは総合的な解像性能よりも価格を抑えたリーズナブルなレンズの場合が多く、レンズによってはあまり満足するできない結果になる場合がありましたが、ミラーレス時代のTMARON製レンズはそんなことは全くなく新世代のサードパーティー製品と感じました。

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:250 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
室内で販売していたお花を撮影しました。APS-Cセンサーが苦手とする低照度環境での撮影も明るい開放F値によって全く問題ありませんでした。レンズそもそもの解像感・発色性が良いので仮にISOが上がっても対応出来るでしょう。

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:4000 / 使用機材:EOS R7 + TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R
最短撮影距離付近での1枚。広角側で19センチまで寄って撮影できるのでテーブルフォトや簡易的なマクロ撮影まで幅広く対応出来ます。近接時の解像性能も申し分ありません。


左 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 右 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:100


左 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:250 / 右 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100
最後に縦構図で光と影のコントラストが綺麗な屋内で撮影しました。あえて暗めに撮影することでコントラストが強調されて美しい1枚に仕上がります。幅広いズーム域なので、様々な画角に挑戦してみるのも良いでしょう。
いかがでしょうか。
今回はCanon RF-Sマウント待望の『TAMRON 17-70mm F2.8 Di III-A VC RXD/Model B070R』をご紹介いたしました。開放から非常にシャープに描写する性能はサードパーティ製レンズの常識を覆す一本だと感じました。値段も純正レンズと比較すると非常に手頃で入手しやすい1本です。
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