
連休が取れたので金沢に行ってまいりました。
筆者にとって旅の思い出を残すのに、カメラはもはや必須アイテムとなっているこの頃。
観光しながら街をめぐるのに持ち出した機材は、「Leica M11-P」と「Leica トリ・エルマー M28-35-50mm F4 ASPH」です。
ボディは世代によってセンサーが異なり、出てくる写真の色味も異なるのでどの世代を持っていくか迷ったのですが、旅先でもスマートフォンに写真を転送したかったため、スマートフォンアプリ「Leica Fotos」に繋げられるM 11-Pを選択しました。
ちなみにM型デジタルボディではM10以降のボディがLeica Fotosに対応しています。
レンズはトリ・エルマー M28-35-50mm F4 ASPH。
Mマウントレンズは基本的に単焦点レンズしかないのですが、こちらのレンズは一本で28mm、35mm、50mmの3つの焦点距離を切り替えて使用することができる少し変わり種のレンズです。
宿泊の荷物もあることと徒歩で移動することが多くなりそうだったため、何本もレンズを持って行きたくなかったのでこちらを選択いたしました。



旅に欠かせない28mmの広角。ふわりと優しく周辺減光が見られます。
そこは好みが分かれるところではありますが、中心に持ってきた被写体に自然と視線が集められるので筆者は好みです。
28mmでは直線を撮影すると少し歪みもあるように感じましたが、画角さえ気を付けていればあまり気にならず許容範囲内です。
想像していたよりもライカらしいシャープな描写です。



続いて50mm。
ザ・標準の使いやすさ。少し離れた被写体を撮影したり、切り抜きたい時にはやはり外せない画角だなと思います。
レンズのリングの順が35-50-28というように並んでいるというのもあるのでしょうが、今回の旅では50mmと28mmの焦点距離を使用することが多かったです。
また、50mmは筆者にとって使い慣れた画角でもあるので、やはりこの画角を持っているというのは安心感があります。


焦点距離35mm。
今回の旅では一番出番が少なくはありましたが、28mmだと広すぎるけれど50mmだと近すぎる、そんな時にやはりあると嬉しい焦点距離です。
ひがし茶屋街の街並みを撮影していきます。
開放F4という決して明るくはないF値のため大きなボケを得ることは難しいですが、何気なくカメラを向けた先でのピント合わせがしやすく、すっきりとした印象の写真に。背景もボケて分離しすぎることはなく、自然に街並みを記録することができます。



金沢といえば兼六園へ。
日本海に面し年間降雨日数も多い地域ですが快晴に。日陰は風が通りとても心地の良い観光日和の一日でした。
トリ・エルマーについて少し触れると、この名の付くレンズは16-18-21の広角と28-35-50の標準の2種類があります。
どちらももう現行では販売されておらず、中古でしか手に入りません。また、ズームレンズではないので間の焦点距離を使用することはできません。
今回使用した28-35-50のレンズは、焦点距離を切り替えることでブライトフレームが切り替わり、レンジファインダーで直接画角を確かめることができます。
また、28-35-50のレンズの中でも前期・後期と分かれており、フィルター径が前期はE55で後期がE49。後期では鏡筒が少し細くなりレンズフードの形状も変わり、6bitコードが付くようになりました。
一方で16-18-21のレンズは、レンジファインダーでは画角を確認することができないため、外付けのファインダーやライブビュー、ビゾフレックス等を使用する必要があります。特に「ユニバーサルワイドアングルファインダーM」はトリ・エルマー16-18-21を使用した時に正確にフレーミングできるように作られた外付けのファインダーになります。
こちらのレンズの場合は最短撮影距離が0.5mで、0.7m~無限遠は距離計が連動するようになっています。



ライカのMマウントレンズといえば単焦点レンズであり、トリ・エルマーはどこか無理をして作られたレンズなのではと思っていましたが、実際に使ってみるとライカらしい高い描写性能を味わうことができました。
1本で3本分の焦点距離を楽しむことができ、旅行に持って行くのにぴったりなまさに優等生レンズです。
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