【SONY】Chotto Photo Preview #1 / FE 50mm F1.2 GM
SONYSONY G Master/G lensα7R IVα9III 120コマ/秒対応スタッフおすすめ機材単焦点を楽しむ
一生涯でどれだけレンズを使ってもこの世の全てのレンズを使うようなことは出来ない気がします。
写りを一目見ただけで惚れてしまうようなレンズがあったり、人生の伴侶のように付き添い続けることで魅力が分かるレンズ。色んな人が撮った写真を見るのも構図、光の見方、人それぞれにそのレンズの画があって面白い。もしお気に入りの一本を探せたらそれは本当に運命の出会いのようなものだと思います。
唐突ですがちょっとフォトプレビュー。
本日は『SONY FE 50mm F1.2 GM』です。
さて、一体どんなレンズでしょうか。
部屋の中に入ってくる光。このカーテンの発光具合がなんともいえずにたまりません。開放絞りながらピシッと整った様々な線。これだけで分かるレンズの良さ。
本当は花弁にピントを合わせるつもりがガラスの器に。しかし器の光沢感が素晴らしく、これはこれで良いと思いました。
手前にぼやぁ。背景もぼやぁ。しかも被写体自身はとても光が少ないシチュエーション。被写体の存在感を引き立てる素晴らしい役者レンズです。
手前の柱の立体感は果たして写るのか?と挑戦した1枚でしたが、見事というか想像を超える写りを見せてくれました。
逆光もいいです。逆光もカチッと撮れてしまうと正直ちょっと物足りなさを感じてしまうので、こういう面を見せてくれると安心するというか、これで撮りたいと思うというか。いろんな魅力をもったレンズです。
こういう写真を見ると、やっぱりこのレンズは一流品なのだな、と実感します。光が当たっていないスポットにも主役を引き立てるという役割がある。撮影者のそんな意図も汲み取ってくれている気がします。
沈みすぎず、派手過ぎず、鈍く光る赤の発色を見事に再現。夜を照らす「F1.2」の明るさも含め「美しい」の一言です。
いつだって最高の天気と最高のシチュエーションで写真を撮れるわけではない私たちの日常は、ある程度レンズの力に頼るシーンというのは必ずあります。そんなときに信頼できるレンズがそばにあると、すごく安心します。そうそう巡り合うことは出来ない「お気に入り」。そんなレンズが見つかるきっかけになれれば。
そんなわけでちょっとフォトプレビュー
本日は『SONY FE 50mm F1.2 GM』
このレンズもまた、良いレンズでした。
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