
【Canon】”10mm”という超広角の衝撃

広角域において「1mm」の差は単なる数値以上の圧倒的な変化をもたらします。
12mmや14mmが主流だった広角レンズに、10-20mmという画角を実現した「Canon RF10-20mm F4 L IS STM」。
今回は「Canon EOS R3」との組み合わせで、その圧倒的な視覚体験を切り取りました。

ファインダーを覗いた瞬間、目の前で見ているものが端から端までそのまま、
あるいはそれ以上に入る圧倒的な画角の広さに衝撃を受けました。
この広さを実現しながら重量は約570g。Lレンズとしての信頼性はそのままに、
いつもの機材に加えて「とりあえず持っていこう」と思える軽快さが魅力です。

ベンチの上の松ぼっくりをメインに撮影した1枚。
木目の質感や松ぼっくりのエッジまで、驚くほど克明に描写されています。
最短撮影距離0.25mという近さを活かせば、単に風景を広く撮るだけでなく、
日常の何気ない被写体をドラマチックな「作品」へと昇華させてくれます。

10mmと20mmの画角を比較してみました。
■10mm

■20mm

10mmの圧倒的な広さを前にすると、今まで広く感じていた20mmが急に望遠のようにすら感じてしまいます。
また、遠くの橋までを収めたカットでも、周辺部の像の伸びがしっかりと抑えられている点に、最新の光学設計の恩恵を感じました。

場所を移し、夜の撮影に手持ちで挑戦しました。
三脚なしという厳しい条件下で、街の光をどこまでノイズを抑えて切り取れるか試行錯誤しています。

本来なら三脚を据えたくなるようなシーンですが、レンズ単体で5.0段、
ボディ内手ぶれ補正との協調制御により最大6.0段という強力な補正が、その常識を打ち破ります。


特筆すべきは、超広角特有の「周辺の揺れ」を抑える新技術。
手持ち撮影でも四隅まで解像感が損なわれず、夜の空気感をクリアに閉じ込めることができました。
暗所でのフットワークがこれほどまで軽くなるとは、正直驚きです。


「Canon EF11-24mm F4L USM」と比較して、約半分という劇的な軽量化を実現したこのレンズ。
「気軽に持ち出せる超広角AFレンズが欲しい」
「いままでとは違った画角の撮影に挑戦したい」
そんな方におすすめな「至高」の1本です。

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