
【Leica】おすすめライカレンズはこちら!中古ライカMマウント交換レンズ人気ランキング
「M型ライカデビューをしたいけど、肝心のレンズは何を選んだらいいかわからない・・・。」
「ミラーレスカメラを持っていて、ライカMマウントの交換レンズを使ってみたいけど、どれがおすすめなんだろう?」
そういったことにお困りの方はいらっしゃいませんか?
ここでは、カメラ専門店MapCameraの販売実績から、皆様におすすめのライカMマウント交換レンズをご案内いたします!
それでは、さっそく見ていきましょう。
そもそもライカMマウント交換レンズとは?
ライカMマウントは、ドイツのLeica社が製造するレンジファインダーカメラ「ライカMシリーズ」に対応する交換レンズの規格です。
その歴史はとても古く、1954年に登場した「Leica M3」というカメラまで遡ります。
Leica M3登場以来このマウントは基本的な構造を変えずに受け継がれ、古いレンズでも最新のデジタルM型カメラで使用できる高い互換性が最大の魅力です。
また、すべての工程が完全に手作業というわけではありませんが、レンズの研磨や組み立て、
調整といった重要な部分は熟練した職人が担当しており、ひとつひとつがまるで工芸品のようなクオリティを有しています。
フォーカスリングや絞りなどの手触りも大変よく、美しい外観も特徴のひとつ。高性能なレンズを求める写真愛好家にとって憧れの存在です。
昨今ではマウントアダプターを介してソニーやニコン、富士フィルムなど様々なミラーレス一眼カメラでも使用されており、
オートフォーカスこそ搭載されていないものの、絞りやフォーカスに至るまで全てマニュアルで撮影する愉しみや、味わい深い描写が多くの写真家を魅了し続けています。
【50mm人気ランキングTOP3】
50mmと言えば、Leicaを選ぶ方だけでなく、写真をされる多くの方にとって最もスタンダードな焦点距離の一つと言えるでしょう。
そんな50mmはLeicaの歴史の中でもたくさんのラインアップがあり、一番悩ましい焦点距離であるとも考えられます。
中古ではどのようなレンズが人気なのか見ていきましょう。
第3位 ズミクロン M50mm F2.0 レンズフード組込 (6bit) ブラック
50mmの第3位は、現行ラインアップから「ズミクロン M50mm F2.0 レンズフード組込」がランクイン。
実は1994年から販売されるロングセラー製品で、通称「ズミクロン 50mm 4th」「第四世代」とも呼ばれます。
ズミクロンと言えばLeica製品のうち、開放絞りがF2クラスのレンズに与えられる名称で、F1.4のズミルックスと比べた時、比較的リーズナブルな価格が魅力です。
とはいえ描写は流石のLeicaレンズ。適度な周辺減光との良好なシャープネス、コントラストにより、開放から安定して使っていくことができる実用的なレンズ製品です。
販売スタッフ目線で見ても、真っ先におすすめするレンズの筆頭の一本と言えるでしょう。
第2位 アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH. ブラック
50mmの第2位は、ズミクロン第4世代に続き、2013年発売の現行製品のアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH. ブラックがランクイン。
アポクロマートレンズを採用しており、効果的に色収差を抑制した本品は、「ライカのレンズ=立体感優先でシャープネスはほどほど」といった固定観念に一石を投じました。
実際の描写としても、開放から高シャープ・高コントラストな描写をしながらも、ライカらしい立体感も健在。現代デジタルライカにマッチする、究極の50mmの選択肢と言えます。

第1位 ズミルックス M50mm F1.4 ASPH. (6bit) ブラック
50mmレンズの第1位は、2006年発売のズミルックス 50mm F1.4 ASPH.となりました。
2023年にさらに最短撮影距離が近くなった現行世代のモデルが登場し、本モデルは生産完了となりましたが、中古市場ではいまだに高い人気を誇っていることが伺えます。
現行世代では前述のような利便性の向上のほか、絞り羽根枚数も増加。しかし、より細身なこちらのモデルの鏡筒のほうが好みという声も。
価格面では、中古で比較した場合は現行世代に対しこちらのモデルは約半額近くで手に入るとなって、「M型デジタルで買うべき最初の50mmズミルックス」のひとつ、という評価が出来ます。
描写については、ズミルックスの名前の通り、被写界深度を活かす撮影にはもってこいのレンズで、美しいボケを活かした多彩な表現が楽しめます。

【35mm人気ランキングTOP3】
35mmは、50mmと同様、Leicaにおいては最も製品ラインアップが豊富な焦点距離です。
歴代では名だたる名レンズたちがその名を連ねていますが、その中でも特に売れ筋の中古レンズをご紹介いたします。
第3位 ズミルックス M35mm F1.4 11301
35mmランキングの第3位は、2022年発売の「復刻スチールリム」がランクインしました。
1961年に登場した初期型ズミルックス M35mm F1.4 通称スチールリムを現代風にモディファイした本レンズは、光学設計もオリジナルを踏襲し、クラシカルな描写を楽しむことができます。
サイズもコンパクトで軽量、レンズとしての見た目のおさまりも良く、デジタル・フィルムを問わず扱いやすいことが人気の秘訣です。
オリジナルを踏襲した2種類のレンズフードも同梱されており、描写だけでなくドレスアップにも優れています。
第2位 ズミルックス M35mm F1.4 ASPH. ブラック 11726
35mmの第2位は、現行のズミルックス M35mm F1.4 ASPH. ブラック 11726がランクインしました。
最短撮影距離が40cmとなったことで、プライベートの使用、特にテーブルフォトなどでも威力を発揮します。
ただし、70cm未満では距離計連動はしませんので、背面液晶画面やビゾフレックスEVFを用いてフォーカシングする必要があります。
この技術をもたらしたダブルカムユニットの搭載や、液晶画面での確認を前提とし、距離計連動を割り切り利便性の向上を目指した思想から、デジタルネイティブなズミルックス 35mmと言えるかもしれません。
描写性能もかなり現代的で、前述の通り最短から無限遠まで、幅広く使用できる優等生レンズです。
第1位 アポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラック
35mmの第一位は、なんと新品が人気・品薄のアポズミクロン M35mm F2.0 ASPH. ブラックとなりました。
新品ですとまだまだお届けまで非常に長い時間を要するこちらのレンズですが、中古でも人気のレンズで、前述したアポズミクロン 50mmと揃えれば無敵の構成といっても過言ではありません。
こちらもアポクロマートのレンズ構成が採用されているほか、最短撮影距離も30cmとまさにオールラウンダー。
究極の35mmを探して、ということであれば、真っ先に候補に挙がるレンズの一つと言えるでしょう。
【広角レンズ人気ランキングTOP3】
続いては、35mmよりもさらに広い広角レンズのランキングをご紹介いたします。
背面液晶の視認性向上や、ビゾフレックスEVFの使用により、フィルム時代やデジタル初期と比べてずいぶん使いやすくなった超広角レンズたち。
どのようなレンズがランクインしているか、さっそく見ていきましょう。
第3位 エルマリート M28mm F2.8 3rd(E49)
ここにきて1979年発売のエルマリート M28mm F2.8 3rdが第3位にランクインしました。
文字通りエルマリート M28mmの第三世代となり、状態のよいものでも20万円を切ることが多いリーズナブルな価格が魅力のレンズです。
世代的にはレンズ設計にコンピューターを取り入れ始めた時代のレンズとなり、堅実な描写性能も魅力のひとつです。
まずお手頃な広角レンズを使いたいということであれば、おすすめしているレンズです。

第2位 ズマロン M28mm F5.6
第二位は復刻レンズシリーズから、ズマロン M28mm F5.6がランクインしました。
こちらのオリジナルは1955年から販売されていた、スクリューマウントのレンズで、本復刻版はデザインなどを可能な限り踏襲しつつ、現代的に再構築されています。
F5.6という暗めな開放F値ですが、現代のデジタルライカは高感度での利便性はかなり高いため、ある意味ではその欠点を克服し、あまり不自由なく使えるようになりました。
むしろ深い被写界深度、開放からシャープで精細な描写、コンパクトで軽量なボディが相まって、スナップショットが好きな方への筆頭おすすめレンズです。
ちなみにレンズフィルターを付けると付属のレンズフードの取り付けができない場合がありますので、MapCameraから発売中のズマロン用オリジナルフィルターのご使用をお勧めします。
第1位 エルマリート M28mm F2.8 ASPH. ブラック
第1位は、現行第5世代のエルマリート M28mm F2.8 ASPH.となりました。
アスフェリカルレンズ(非球面レンズ)の採用により、効果的に歪曲などの収差を補正し、開放から惜しみなく使っていけるコストパフォーマンスの高い一本です。
エルマリートシリーズ全般にある程度いえることではありますが、比較的小型軽量なレンズが多く、選びやすいのがよいです。
開放F2.8はボケなどを活かした撮影が行いづらい一方で、ピントをしっかりとおいて撮影したい方には非常に実用的な選択肢であるといえます。
【望遠レンズ人気ランキングTOP3】
最後は、焦点距離が50mmより大きい望遠レンズのラインアップから人気レンズをご紹介。
レンジファインダーカメラでは望遠域のフレーミングが小さくなり、従来はあまり人気がありませんでしたが、M型ライカのデジタル化やミラーレスカメラの登場で、使用難度はフィルム時代ほどではありません。
お手頃な価格帯から高性能かつ高級なものまで、どのような製品がランクインしているのか見ていきましょう。
第3位 エルマリート M90mm F2.8 E39 シルバー
望遠レンズの第3位は、1959年に登場したエルマリート 90mm F2.8 E39がランクインしました。
口径の大きい望遠レンズは鏡筒のサイズも大きくなりがちで、とくに比較的小型なレンジファインダーカメラやミラーレスで使用する際にやや不便ですが、
このエルマリート 90mm F2.8 E39 1stはコンパクトかつ価格も比較的リーズナブルなことから、とりあえず望遠レンズ!という方にもおすすめです。
ただし、年代が古く状態がいいレンズがなかなか希少なため、もし見かけられたらラッキーかもしれません。
第2位 ズミクロン M90mm F2 E55 フード組込 ブラッククローム
1980年に登場したズミクロン M90mm F2 E55 フード組込 ブラッククロームが第2位にランクインしました。
ズミクロンの名の通りF2を実現しながらも、ハンドリングに苦のないサイズ感と、比較的お求めやすい価格帯であることが人気のポイントです。
第1位 アポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)
望遠レンズランキングは、アポズミクロン M75mm F2.0 ASPH. (6bit)が堂々たる第一位での締めくくりとなりました。
これにより、35mm、50mm、75mmの3本のアポズミクロンがランキング内に登場し、シリーズの人気の高さが伺えます。
やはり、現代の高画素デジタルカメラでしっかりとした解像感を持って撮影をしたい場合、最上の選択肢となることが理由の秘訣でしょうか。
望遠レンズのランキングは特に、設計が古く描写がやわらかいものからかっちりとした写りをするものまで、三者三様なラインアップとなりました。

おわりに
長くなってしまいましたが、ここまでお読みいただきありがとうございました。
当社でのライカレンズの焦点距離別のランキング、いかがだったでしょうか。
「やっぱりあれが入っていたか」という意見もあれば、「あのレンズがランキングに入らないなんて!」といったご意見もあるかもしれません。
願わくばこの記事が、ライカMマウントレンズ選びの参考の一助となれば幸いですが、Mレンズの可能性は無限大。到底ここで収まりきるものではありません。
多種多様で豊富なライカレンズの在庫をもつMapCameraで、ぜひお気に入りの一本を探してみてください。それではまた。
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