
【Voigtlander】寄っても引いても至高。私のレンズ選びに終止符を打ったマクロレンズとは
“スナップ撮影する時は1本のレンズのみ”という筆者独自のルールがあります。
あえて1本の単焦点レンズしか使えない状況にして、創意工夫しながらシャッターを切るのが好きだからです。
また、レンズを1本だけにすることで荷物を減らすことができるので、”お出かけのついでに撮影もする”ということのハードルをグッと下げることができるのも理由の1つです。
しかし、持参するレンズによっては最短撮影距離が長く、せっかく頭の中に浮かんだ構図が撮影できなかったこともしばしば…。
そんな筆者の縛りルールを守りつつ、撮影チャンスを1つでも拾うための打開策はないかと考えていた時に、あるレンズに出会ってしまいました。
今回紹介するのは『Voigtlander MACRO APO-ULTRON 35mm F2 X-mount』です。
その名の通りマクロレンズであり、被写体にかなり寄って撮影することができます。
これまで取りこぼしてきた撮影チャンス。筆者の愛機『FUJIFILM X-T5』とともにリベンジします。

季節の変化により枯れ始める紫陽花のディテールをここまで描写してくれるとは思いませんでした。
マクロレンズを使って撮影するのは、実は今回が初めてである筆者。思わず被写体にギリギリまで近づいてシャッターを切り続けてしまいました。
こちらの最短撮影距離は約0.163m。普段の撮影では捉えることのできない細かな質感まで捉えることができます。



創り出す色に惚れてFUJIFILMに乗り換えた筆者。特に緑色の描写が好きなので、気付けば写真フォルダは緑色に染まっていました。
今回のレンズは「APO-ULTRON」というシリーズ。
「ULTRON」というのはVoigtlanderの中でも、高い光学性能とレンズのコンパクトさを両立させているシリーズです。
それに加えてアポクロマート設計されていることを意味する「APO」という名前が付いているわけですから、約4020万画素のFUJIFILM X-T5と組み合わせることで、肉眼では気付けないようなディテールまで描写してくれるのは納得できます。


ここまでマクロ撮影が多かったので、普段のスナップ撮影に近い構図も少し。
分厚い雲に覆われていましたが、それでも僅かに入ってくる自然光によって創り出されるコントラストを上手く捉えてくれました。


以前は「マクロレンズ=花や虫を接写するための専用レンズ」という先入観を持っていました。
しかし、実際に手にしてシャッターを切ってみたことで、足元の小さな自然から、何気ない街角の風景までこれ一本で驚くほど写真の表現幅が広がることに気づかされました。
次の休日、マクロレンズをカメラバッグに一本忍ばせて、新しい世界を探しに出かけてみませんか?



