【Voigtlander】SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical で開放絞りを愉しむ。
先日「Kasyapa」も掲載された
Voigtlander SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical
F0.8 という前代未聞の明るさ。
今までの「NOKTON」銘に「SUPER」という冠まで付いた本レンズ。
欲望のままに開放絞りで撮影してきましたのでぜひご覧ください。
数枚続けてご覧いただきましたが、この4枚に通じて思った「フィルム」っぽさ。
なんというのでしょうか、立体感というのか透明感というのか空気感というのか
ポジのスリーブを眺めているような。デジタルなのに少し不思議な感覚。
F0.8という明るさなので相応にコントラストも低めだと思うのですが
シャドウ部が「黒」ではなくて「影」のまま表現されるのも好ましいです。
さらに開放絞りで光が強い方向に向けるとうっすらフレアが乗るのも個性の一つ。
なんとなく逆光でフレアゴーストを求めてしまいます。
そして「そう写ってくれるんだ」という謎の安心感。
葉っぱのモノクロームってどうなんだろう。と思う方もいるかもしれませんが、
このグレーの濃淡が好きで私は結構撮ってしまいます。
そして実はこの1枚、カラーでは中央の葉っぱにかなりフレアが乗りました。
そういう時にもモノクロームは便利ですよ、というこっそりとしたお話。
この1枚もとても「っぽい」なぁと感じます。
F0.8ともなれば良くも悪くも光に敏感になると思いますが、
このレンズで撮りたくなる個性の一つになっていると感じました。
ちょうどいい光が射し込んでいるなぁと覗いていたら電車が来たので
そのタイミングでシャッターを切ってみたところ、車体からの光の反射も混ざって面白い光の空間が出来上がりました。
ちょうどオレンジのラインだったことも作用して全体的にオレンジ色になったのも嬉しい偶然です。
他にも絞った作例なども含めて「Kasyapa」
Voigtlander SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical
でレンズのご紹介をしておりますのでそちらもぜひご覧ください。
その場の色をやんわりと取り込むVoigtlander SUPER NOKTON 29mm F0.8 Aspherical。
もしこのレンズを手にしたら、気になったものがあれば撮ってみてください。
自分のイメージを別の枠で飛び越えた画が目に飛び込んでくるはずです。