
【Voigtlander/Canon】いつもとは違った一枚を。クラシカルな雰囲気をまとう中望遠スナップ

Voigtlnderというレンズをご存じでしょうか。1756年にオーストラリアのウィーンで創業されたレンズメーカーです。現在は日本の光学メーカー「コシナ」に受け継がれ、高性能なマニュアルレンズを創り上げているレンズメーカーになります。 今回使用したレンズは、Voigtlander NOKTON 75mm F1.5 Aspherical RF-mountです。NOKTON はF1.5よりも明るいレンズにつけられている名称で、その名前の通り柔らかいボケが特徴のレンズです。 このNOKTON 75mm F1.5 Aspherical RF-mountとCanon EOS R6 Mark IIを使用して公園で撮影を行いました。
この日は今にも雨が降りそうな日で湿度がかなり高い一日でした。Voigtlanderはじっとりとした空気も描写できるレンズだと思いました。 周辺が少し減光していることもあり、そのような雰囲気になっているのでしょう。
蒸し暑い中でも談笑している男女がいました。このレンズは焦点距離が75mmと中望遠のため、遠くからでも主題を置いて撮影することが可能です。自分が立っているところから遠くまで撮影できる中望遠レンズは、いつもより世界を大胆に切り取れるような気がしました。
うっそうと茂っている木々を抜いてその先のボートにピントを合わせます。NOKTON 75mm F1.5 Aspherical RF-mountはMFレンズのため、自分でフォーカスを合わせる必要があります。EOS R6 Mark IIのメニューから「MFピーキング設定」をONにしてピーキングをして写真を撮影しました。しかし、ピントが合った時にピーキングがなくとも急に描写が立体的になったかのように感じました。
暗い影の中に公衆電話が佇んでいました。今、公衆電話はだんだん姿を消しているので姿を見て嬉しくなりました。 こちらはF1.5で撮影を行いましたが、反射で写っていた葉がボケていました。 ボケ感は少しざわついており、素直なボケとは言えません。ただ、それが重厚な描写と相まって良い味になっています。
上の写真がF1.5、下がF8まで絞った写真となっています。 開放で撮影した一枚は、ピントの合わせた面だけシャープに描写され、その他の背景は柔らかくボケています。F8まで絞ると広範囲ではっきりと描写されています。開放で撮影した写真どっしりとした描写であれば、絞った写真はぱっきりとした描写ではないでしょうか。
誰もいない公園を通りすがりに撮影しました。がらんどうとした雰囲気のある写真になったと思います。 Canonは元々、色を忠実に描写するメーカーだと感じていましたが、Voigtlanderと合わせることで忠実さはそのままにより重みのある描写になったように思います。湿気の高い場面などでその真価を発揮するように感じました。
少し暗めの写真が続いたのでF値は絞って明るめに撮影しました。 木の幹から生える葉の一枚一枚がしっかり写し出され、開放で撮影したときとはまた違った顔を見せてくれます。 同じレンズで2度楽しめる魅力的な一本です。 個人的には開放で撮影したときの重厚で湿度のある描写が好みでした。

いつものRFレンズを離れて、MFレンズであるVoigtlanderを選ぶ。 レンズを変えただけなのにここまで大きく雰囲気が変わることもあるのかと驚きました。 今までとは一味違う描写を楽しみたい方におすすめのレンズです。
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