
【FUJIFILM】小型軽量・おしゃれ・簡単。スマホと全然違う写真が撮れる、10万円台前半のミラーレスカメラ。
初めてカメラを購入される方にとって、星の数ほどあるカメラの中から自分に合ったものを選ぶのは骨が折れる事でしょう。
我々マップカメラのスタッフも、日々お客様のニーズを伺って最適なモデルをおすすめさせていただいています。
その中でもよくあるご要望として、「軽量・コンパクトなこと」「スマートフォンよりも美麗な画質」「持ち運びしたくなるようなデザイン」が上げられます。
この3つのご要望を押さえつつ、価格も手の出しやすい10万円台で考えるとなると、いいカメラは無いものか・・・
いや、ピッタリのカメラがあるではないですか。
FUJIFILMから発売されている「X-M5」が。
このカメラをすぐに思い立った理由は、丁度筆者がX-M5を購入したからです。
もともとFUJIFILMのX-Pro3を発売からずっと使っているのですが(当時23万円ほどで購入した記憶があります)、「表現力を犠牲にせず、もっと手軽に、もっとコンパクトにしたい!」という思いからサブ機の導入を検討していました。
様々な機種を調べる中で、「今の自分の希望を叶えるカメラは、もしかするとエントリー機なのかもしれない」と思うようになり、同じFUJIFILMのカメラとして候補に挙げたのがX-M5です。
フィルムシミュレーション全部入り(※)でおしゃれなコンパクトボディ、それでいて無理に小さくするわけでなく、「操作のしやすさ」もちゃんと確保されている。
カメラというプロダクトとして、非常に魅力的だったのです。
そしてこれらの特徴は、初めてのミラーレス一眼を探している方の条件にピッタリとマッチするのではないでしょうか。
何かと難しい初めてのカメラ選び。
この記事が皆様のお役に立てれば幸いです。
※2025年9月現在。
「X-M5」の3つの魅力
1.ポケットにも入る!?軽量・コンパクトなボディ。
カメラは一眼レフからミラーレスに世代が移り変わって、かなりサイズダウンしました。が、まだまだレンズを含めると持ち運びするには大き目なサイズ感のものが多く、普段のバッグに忍ばせて持ち歩くことを考えるともう一声といったところ。
「X-M5」の大きさは「幅111.9mm×高さ66.6mm×奥行き38mm」となっています。身近なもので例えると、寝かせた350㎖缶よりも小さいのです。
気になるものを見つけたら、カバンや上着のポケットからスッと取り出して撮影、なんてことも可能です。
また重量はボディとキットレンズのフジノン XC15-45mm F3.5-5.6 OIS PZを合わせても500g以下と、普段の持ち歩きにも負担にならない軽量さ。
500㎖のペットボトルを持ち歩くのと大差ありません。
レンズを更に薄型にすれば、ハンドストラップをつけて、さながらコンパクトカメラのように使うことも。
2.スマートフォンとは一味違う、まるでフィルムカメラのような写り。
FUJIFILM最大の強みが、フィルムメーカーが作る「フィルムの色味」です。
各メーカーが追従の姿勢を見せる中、未だに高い支持を受けているのがFUJIFILMの「フィルムシミュレーション」機能です。
撮影時にリアルタイムで色味を確認しながら、まるでフィルムを入れ替えるかのように色味を変えて、自分好みの写真を撮影できるというもの。
X-M5ではより直感的に色味を変更できるよう、正面右肩に「フィルムシミュレーションダイヤル」が搭載されました。
いちいちボタン操作をせずとも、ダイヤルをカチカチッと回すだけで手軽に絵作りを変えることができます。
見たままをしっかりと再現する、発色の良いリバーサルフィルムの色味。
少し懐かしさを感じる、緑や赤が独特な写りになるネガフィルムの色味。
見える景色は十人十色なら、撮りたい写真もまた然り。
手軽なのに奥深い味わい、FUJIFILMならではの個性が光ります。
写真撮影と色編集が切っても切れない関係になった今。
撮影した段階で自分の好きな色が手に入るのであれば、「写真を撮ること」がもっと楽しく、自由になる。
いろいろなものを撮りたい。自分だけの表現をしてみたい。
その気持ちを大切にできれば、いままで気に留めなかった日常の中にも、素敵な何かが見つかるかもしれません。
3.いつでも持ち歩きたくなる、クラシックでミニマルなデザイン。
普段から持ち歩くカメラなら、見た目や質感にもこだわりたいところ。お洒落をして出歩くならなおさらです。
FUJIFILMが得意とするのが、クラシックスタイルのカメラです。
上の写真の2つのカメラ、デザインは似ていますが、右側のカメラはおよそ75年前の物。
ダイヤル部分のローレット加工や貼り革のシボ感など、当時の雰囲気をしっかりと再現しているのが見て取れます。
天面のスッキリとした質感やダイヤルの配置など、どこを撮っても絵になるカメラ。
もし出先で雨に降られて、写真が撮れなかったとしましょう。
カフェに入ってコーヒーを片手に、このカメラを眺めているだけでも、充実した時間を過ごせそうです。
クラシカルな装いが魅力のシルバーのほかに、ブラックも選べます。
こちらはグッとシックな雰囲気に。
FUJIFILMのXマウント用純正レンズは基本的に黒いので、どのレンズを装着してもカッコ良くまとまります。
シチュエーションで考える「X-M5」のある生活
ここからは3つのシチュエーションごとに「X-M5」のある生活を想像してみます。
筆者が自分のX-M5で撮影した写真の他に、マップカメラスタッフが撮影した写真も含めてご紹介。
実際にカメラを手にしたら、皆さんにはこんな体験が待っているかもしれません。
1.Life
ある日の昼下がり。買い物に来た街でお昼ご飯を探していると、おいしそうなソーキそばの暖簾が。
たくさん歩いておなかも減っていたので、骨付きのお肉が乗ったソーキそばを注文。
美味しそうに撮れたし、あとでSNSにアップしよう。
美術館の帰り道。せっかくカメラを買ったから、自分のお気に入りの風景を写真に残しておこう。
モノクロームにしたら、窓から入ってくる光が綺麗に撮れた。これはこれで良いかも。
2.Travel
旅行で行った水族館に大きな水槽があってビックリ!
旅の記録用にカメラを持っていたから、暗いところでもきれいな色味の写真が撮れました!
今回撮った中でお気に入りの一枚。あとで一緒に行った友達にもシェアしよう。
3.Memory
やっと届いた結婚指輪。記念の写真を撮っておこう。
この先も、こうやって思い出を残せたらいいな。
せっかくカメラを手にしても、大きくて重かったり、難しくて自由に使えなかったりすれば使う機会は減っていきます。
だから軽くて、使いやすくて、おしゃれで、そして「スマホの写真とは全然違う!」という驚きや喜びがあるものがいい。
そういったカメラだからこそ毎日持ち歩くし、撮ることにワクワクする。
ワクワクするから、もっと撮りたくなる。
このカメラを手にした先に待っているのは、そんな幸せの連鎖です。
まとめ
いかがでしたか。
「X-M5」の魅力が少しでも伝わっていれば幸いです。
今回はお話しできませんでしたが、マウントアダプターでオールドレンズを装着して写りの雰囲気をがらりと変えたり、4kを超える6.2kの超高画質な動画を楽しむこともできます。
動きの激しいスポーツや走り回るペットを撮りたいと思えば、様々な被写体をAIで検出する高性能AFが強力にサポートしてくれるでしょう。
小さなボディからは考えられないほどの高性能、それはやがてカメラに慣れて「もっとこうしたい!」という望みが出てきたときにこそ、「こんなこともできたんだ!」という喜びに代わります。
ぜひこの「X-M5」を手に取って、カメラのある生活を体験していただきたいです。
X-M5のレビューについてはMapCameraのYoutubeチャンネルでも公開しておりますのでぜひこちらもご覧ください。