
【FUJIFILM】単焦点はいらないかも!?驚異のF1.8ズームをX-T5の描写力で贅沢に使う
先月に撮影したものになります。
今回は、FUJIFILMのAPS-Cミラーレスカメラ「X-T5」と、ズーム全域で開放F1.8を誇る大口径ズームレンズ「SIGMA Art 17-40mm F1.8 DC」の組み合わせを用い、屋外および屋内環境での撮影を行いました。
「4020万画素」×「Artラインの超解像」の組み合わせによる、圧倒的な質感描写を愉しんでみます。

用意したカメラボディの「FUJIFILM X-T5」は、裏面照射型約4020万画素の「X-Trans CMOS 5 HR」センサーを搭載したスチル中心のハイエンドモデルです。
最大7.0段のボディ内手ブレ補正とディープラーニング技術を用いた被写体検出機能を備えており、高画素でありながら動体撮影や暗所撮影にも強いスペックを持っています。
被写体検出機能には(動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車)などがあり、様々な被写体に出会っても心強い一面をもっています。

交換レンズは「SIGMA Art 17-40mm F1.8 DC」
35mm判換算で約25.5-60mm相当の標準ズーム域をもち、ズーム全域で開放F1.8という驚異的な明るさを実現した最新のArtラインレンズになります。
インナーズーム機構、高速なHLA(高応答リニアモーター)を採用し、単焦点レンズに匹敵する光学性能とズームの利便性を両立しています。

本レンズの広角端17mmは、引きの限られる屋外の展示スペースにおいて、大型の被写体を画面内に収めるのに最適な画角です。
歪曲収差が極めて低く抑えられているため、こちらの被写体のようにローアングルから直線的な車体を大きく見上げる構図でも、不自然な歪みのない、パースペクティブを活かした力強い描写が得られます。

また、最新のコーティングにより、屋外の除雪車の写真の様な逆光気味の空を背景にしてもフレアやゴーストによるコントラスト低下が見られず、クリアなヌケを維持しています。

屋外において明るいズームレンズは多岐にわたるシチュエーションに対応できる魅力的な存在です。
明るくクオリティの高いレンズということもあり、X-T5との組み合わせでは、絞り込んだ状態においても全体にわたって高いシャープネスが得られ、細部までしっかりと質感のある描写をしてくれます。

X-T5の約4020万画素という高画素を活かしきるには、レンズ側に非常に高い中心・周辺解像力が求められます。SIGMA Artラインの光学設計は、絞り開放付近から非常にシャープな像を結ぶため、レールに写る複雑な金属ギヤの噛み合わせや、展示された被写体に見られる側面の細かなルーバー(通風口)、ボルトやリベットの一粒一粒まで潰れることなく克明に分離・描写しています。これは、あとから一部をトリミングして拡大表示する際にも大きなアドバンテージとなります。


光量が限られており、三脚の使用も制限される環境では、ISO感度を上げてノイズを許容するか、シャッタースピードを下げて手ブレのリスクを負うかを悩むことになります。
しかし、ズーム全域で開放F1.8が使える本レンズと、X-T5の最大7.0段の手ブレ補正の組み合わせにより、ISO感度を低く抑えたままで手持ち撮影が可能です。
薄暗い庫内に佇む被写体の重厚な質感、色彩、光と影のグラデーションがリアルに再現されています。


狭い屋内空間では、ズーム操作をしてもレンズの全長が変わらない「インナーズーム機構」の取り回しが良く快適です。
また、望遠端側でF1.8の開放値を選択することで、APS-Cセンサーでありながら、フルサイズ機+F2.8ズームと同等以上の明るさを得ることができます。
見せたい主役にピントを合わせ、背景や周辺を精緻に写し撮り、また滑らかにぼかすことが可能となります。
インダストリアルな造形美を際立たせた静物スナップを容易に構築できるかと思います。

今回の撮影を通して「FUJIFILM X-T5」と「SIGMA Art 17-40mm F1.8 DC」の組み合わせの良かった点を挙げてみたいと思います。
まず第一に、単焦点クオリティの解像度をズームの手軽さで運用できる点です。
4020万画素のポテンシャルを全ズーム域で均一に発揮できる光学性能の高さを堪能できました。
そして、第二に、暗所環境・狭小空間への適応力が素晴らしい点です。
F1.8の明るさ、強力なボディ内手ブレ補正、および全長不変のインナーズームによる機動力は、旅のお供に最適で、性能が良くコンパクトな機材の持つ頼もしさを体現しています。
第三に、フルサイズの「高画素機+F2.8大三元ズーム」のシステムと比較して軽量・コンパクトであり、長時間のスナップ撮影でも、軽快に楽しむことができます。
ディテールや質感を重視するスナップ撮影において、この機材の組み合わせは非常に実用的かつ強力な選択肢であると言えます。
皆様も、こちらの機材の組み合わせをご検討されてみてはいかがでしょうか。
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