
【FUJIFILM】発売から3年たった今でも1番人気の写真機。X-T5で「Photography First」な毎日を送ろう。
年が明けたとはいえ、まだまだ冬空の毎日が続きます。
春になるまで趣味の撮影は控えようかな、と思う気持ちも痛いほどわかりますが、冬にしか撮れない被写体は待ってはくれません。
ここは意を決して、新年一発目の撮影に出てみましょう。
そんな意気込みに応えてくれるボディが、今回紹介する「X-T5」です。

FUJIFILM第五世代機として「X-H2S」「X-H2」が発売され、それから程なくして発表されたのがこの「X-T5」でした。
発売日は2022年11月25日、実に3年以上が経過したボディですが、今でもその人気は健在です。
その証拠に、2025年マップカメラ販売数ランキングにおいて、中古部門で第7位にランクインしており、新品を除けば他のXシリーズ機の中で最も人気のある機種ということになります。(ちなみに新品でランクインしていたのはX-M5とX-E5であり、どちらも去年発売された新商品でした。)
前期種である「X-T4」からの変更点としては、ボディの小型・軽量化やチルト液晶の採用、縦位置グリップへの非対応などが挙げられます。
X-T4が動画ユーザーを意識したハイブリッド機であったのに対し、X-T5では「Photography First」という理念を掲げ、写真機という原点に立ち返ったボディデザインへと舵が切られました。
発売当時はX-T1と同等と言えるまで大きくサイズダウンしたインパクトと、第四世代機から進化した約4,020万画素のX-Trans CMOS 5 HRセンサーが話題を呼び、X-T1桁シリーズの最高傑作との呼び声もあったかと記憶しています。
あれから3年、今では第五世代機も幅広い選択肢がある中で、なぜこのX-T5が今でも愛されているのか、その理由を紐解いていきましょう。
X-T5の愛される理由として、その基本性能の高さが挙げられると思います。
以下は、X-T5の主な仕様・性能を一覧にまとめたものです。
| X-T5 | |
|---|---|
| 有効画素数 | 約4020万画素(X-Trans CMOS 5 HR) |
| 常用ISO感度 | ISO125~12800 |
| フィルムシミュレーション | 全20種 (ファームウェアVer.4.00より「REALA ACE」が追加) |
| 被写体検出AF | 顔瞳AF/動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車 |
| 手ぶれ補正 | 最大7.0段(CIPA規格準拠、ピッチ/ヨー方向) |
| 連続撮影枚数(メカシャッター 約15コマ/秒 時) | 非圧縮RAW:19枚 圧縮RAW+JPEG:27枚 圧縮RAW:39枚 JPEG:119枚 |
| メディア メモリーカードスロット |
SD/SDHC/SDXCメモリーカード SDカード × 2(UHS-II対応) |
| ファインダー(EVF) | 0.5型有機ELファインダー 約369万ドット(視野率100%) |
| ファインダー倍率 | 0.80倍 (35mm判換算50mmレンズ、無限遠、視度 -1.0m-1のとき) |
| 液晶モニター | 3.0型3方向チルト式タッチパネル 約184万ドット |
| バッテリー | NP-W235 |
| 耐候性能 | 防塵・防滴 (ボディ内56箇所のシーリング) |
| 動作環境 | 温度:-10℃~+40℃ 湿度:10%~80%(結露しないこと) |
| サイズ | 幅: 129.5mm、高さ: 91mm、奥行き: 63.8mm(最薄部: 37.9mm) |
| 重量 | 約557g (バッテリー、 メモリーカード含む) |
ご覧の通り、「Photography First」の名に恥じない基本性能の高さです。
特に連写性能やファインダー倍率、防塵防滴や-10℃までの耐低温性能などはエントリー機にはない特徴であり、様々な撮影シーンやより過酷な環境での使用において、ボディへの信頼につながります。
もちろんスナップなどの日常の撮影シーンにおいても、防塵防滴や耐低温性能の高さは、水しぶきやバッテリーの減りなどを気にすることなく、より撮影へ集中させてくれる要因の一つとなり得ます。イメージとしては、撮影時のストレスを軽減してくれると考えていただければよいでしょう。

筆者の個人的推しポイントとして、グリップの深さも外せません。X-T4よりも深く取られたグリップは握りやすさが向上し、大き目の単焦点レンズやズームレンズを着けた際のホールド感が増しています。
またこれはフラッグシップ機やハイエンド機に共通して言えることですが、ファンクション(Fn)や物理ボタンの多さからくる、カスタマイズ性能の高さも推しポイントの一つです。
例えば夜景やストロボを使った物撮り、望遠レンズを使って動きものの撮影など、マニュアル操作を必要とするような撮影シーンでは、エントリー機の場合では毎回メニュー画面から必要項目を呼び出して設定し直したりと、操作に対してストレスを感じることがあります。
X-T5の様に専用の物理ボタンやダイヤルがあれば、メニューを呼び出さずとも瞬時に設定の変更が可能であり、シャッターチャンスを逃すこともないでしょう。
ではここからは実際の作例を通じて、X-T5の魅力をお伝えいたします。
今回はイルミネーション撮影に行ってまいりました。
使用したレンズはX-T5のキットレンズである「XF16-50mm F2.8-4.8 R LM WR」と、望遠ズームの「XF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WR」の2本です。

毎年この時期になると訪れるお気に入りの場所。イルミネーションに力を入れており、園内には色とりどりの装飾が施されています。
この日の夜の気温は2℃と、カメラを持つ手を思わずポケットにしまいたくなるような寒さでした。

X-T5のキットレンズであるXF16-50mm F2.8-4.8 R LM WRを使用しての1枚。
電飾で彩られたメリーゴーランドを1/3秒のスローシャッターで収めました。
X-T5は最大7.0段のボディ内手振れ補正を搭載しているため、手持ちの撮影でもこのようにブレることなく撮影が可能です。

噴水の中にろうそくのような形の電飾が。水しぶきを気にすることなく近づいて撮影してみました。
水しぶきやミストといったものはカメラの天敵ですが、防塵防滴仕様のX-T5であれば余計な心配をすることなく撮影に集中できます。

イルミネーション撮影は似た写真を量産してしまった経験があったので、思い切ってピントを外した写真にも挑戦してみました。
ボケの形も真円とまではいきませんが、十分きれいな玉ボケになってくれたかと思います。

ここからはレンズをXF70-300mm F4-5.6 R LM OIS WRに付け替えて撮影に臨みます。
まずは対岸の大きなボケを期待して手前の装飾にピントを合わせてみます。これだけなら標準ズームでも撮影できそうな画角ですが…

本命はこちらの光のトンネル。ここを圧縮効果を利用して撮影したかったがために、今回あえてこのレンズを持ち出しました。
イメージしていた画が撮れて、個人的には大満足です。
人の往来がかなりあったので、三脚などは立てられなかったこのシーン。望遠レンズということも相まって、非常に手ブレしやすい撮影状態でしたが、ボディ内手振れ補正とレンズ内手振れ補正の相乗効果によって、ファインダー像はピタッと止まったように見えたのが印象的でした。

音楽に合わせて明滅するトンネル内は、非日常的な雰囲気に包まれていました。
こういった冬にしか撮影できない光景に出会うと、寒くても撮りに来てよかったなと感じます。

いかがだったでしょうか。
撮影時間は2時間以上、終わる頃には手がかじかんでいました。
X-T5は耐低温性能に優れているため、撮影中もキビキビと動いてくれて、バッテリーの減りが極端に早いといったこともありませんでした。
今回改めてX-T5を使用して思ったことは、どんな時でも持ち出すことができる「タフさ」でした。
近年発売された第五世代機はエントリー向けの機種などが多かったこともあり、どちらかというと普段使いに重きを置いた商品が話題に上がりがちでした。
しかし今回のような撮影シーンでは、本体性能の高さや動作への信頼性など、より「撮ること」を重視したカメラが求められることもあります。
そういったニーズにしっかりと応えられる性能が「X-T5」には詰まっています。
もし今持っているボディから買い替えを検討されている方がいましたら、筆者的におすすめポイントをまとめましたので参考にしてみてください。
○ ズームレンズから単焦点まで幅広いレンズを駆使した撮影スタイルの方
○ 1台でどこへでも行けるような万能機が欲しい方
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