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【HASSELBLAD】XCDレンズが解き放つ、1億画素カメラの真のポテンシャル⑪

【HASSELBLAD】XCDレンズが解き放つ、1億画素カメラの真のポテンシャル⑪

デジタル時代に中判カメラの魅力を再定義したハッセルブラッド。
その独自の世界観を支えるのが、Xシステムのミラーレスカメラ用に設計されたXCDレンズです。
卓越した光学性能、レンズシャッターによる全速ストロボ同調、そしてコンパクトな設計。これらは、中判の豊かな階調や空気感を、より身近なものにしてくれます。
このレンズは、プロの現場からハイアマチュアのクリエイティブな挑戦まで、幅広い写真家を魅了し続けています。
この記事では、そんなXCDレンズの魅力と特徴を深掘りしていきましょう。

今回ご紹介するレンズはXCD 20-35mm F3.2-4.5 Eです。
XCDレンズの中で最も広角な、フルサイズ換算で16~27 mmを誇るズームレンズです。
そしてレンズ名の末にある「E」は唯一無二(Exclusive)を意味し、ハッセルブラッドの光学設計と最先端の光学技術の本質を表しています。

HASSELBLADのXシステムレンズは様々ありますが、その中でも大きさは少し大きめです。
それもそのはず、12群16枚構成の贅沢な光学設計になっており、効果的に収差を抑制してくれます。
実際持ってみても大きさは感じますが、負担になるほどではなく画角を決める際には構えやすい大きさでした。

ボディはX2D II 100Cを使用しました。
少し遠出をするということもあり、前モデルより軽量化しているこちらと組み合わせることにしました。

秋の紅葉が進む奥多摩の風景写真。山と空が見えており、空には鳥が飛んでいる。
35mm, F4.8 SS1/90 ISO50

今回撮影に向かったのは奥多摩です。

レンズの特徴である超広角な画角。そしてHASSELBLAD独自のカラーシステム「ハッセルブラッド ナチュラルカラーソリューション」。
このふたつが組み合わさり自然風景がより生き生きと感じられると思います。
また太陽の光に照らされている木々の葉が中判センサーの解像力で鮮明に写し出されています。

奥多摩の自然風景、秋の紅葉が始まるタイミング
20mm
奥多摩の自然風景、秋の紅葉が始まるタイミング
35mm

同じ位置で20mmと35mmを撮影してみました。

やはり20mm(フルサイズ換算16mm)となると様々な情報が入ってきます。
普段標準を使っている筆者としては、画角を決めるのが難しいです。しかしどこか開放されたような気持になります。
風景写真はもちろん、東京駅のような内側の装飾が美しい建造物などを見上げた写真を撮ってみたいという気持ちに駆られました。

そして35mm(フルサイズ換算27mm)。
広すぎず狭すぎず、風景写真を撮るのに丁度良い画角だと感じました。
20mmで撮影した後だからなのか、広すぎるとも感じず画の中にうまく身が詰まった感覚を覚えます。

35mm, F4.5 SS1/60 ISO100
川に浮かぶ木の枝の写真
35mm, F4.5 SS1/60 ISO200

最短撮影距離は、0.32mととても近いです。

そのため今回の写真の多くは近くまで寄って、液晶をチルトにしてローアングルで撮影しました。
手前と奥の柔らかいボケ、そしてピント面の繊細な描写により奥行きと石、水面、落ち葉、そして濡れた木の枝、それぞれの質感を写し出してくれています。

インナーズームのためレンズが水面に触れる心配も少なく撮影できました。

33mm, F4.8 SS1/50 ISO200
ニジマスの塩焼きの写真。木炭で焼いている。画面上部には人の手が見える。
35mm, F4.8 SS1/40 ISO200

奥多摩ではニジマスを釣りました。

山奥の川の近くということもありすごく寒かったのを、写真を見返すと思い出します。
自然な色味が気温を伝えてくれているようです。

レンズ内部にフォーカス駆動のギヤボックスと小型軽量のフォーカスレンズ モジュールを組み合わせたステッピングモーターが内蔵されています。そのため、フォーカスレンズ群の動きを素早く静かに抑制してくれています。
X2D II 100Cの全モデルから向上したAF性能と合わせることで、レンズの性能を最大限引き出すことができました。
動く被写体は少なかったものの、さっとカメラを構えた時のAFの速さは申し分ないほどでした。

20mm, F4 SS1/1000 ISO100
20mm, F4 SS1/40 ISO50

普段標準を使うことが多いため広角を利用した迫力のある写真に憧れがあり、前ボケを意識し被写体に近づいて撮影をしていました。
中心から端部に至るまでの繊細な描写と柔らかく溶けるようなボケが、中判センサーの写し出す臨場感や立体感をダイナミックに表現してくれます。

20mm, F95. SS1/25 ISO50

フルサイズセンサーのカメラが主流になっている現在、中判カメラの高い解像力やそれによる表現力。そしてHASSELBLAD の技術力をひしひしと感じられるレンズでした。
広角レンズに抵抗がある方でも、写りや表現を楽しんで撮影ができる相棒になってくれそうです。

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今回はXCD 20-35mm F3.2-4.5 Eを紹介致しました。単なる道具を超え、写真家の創造性を刺激するXCDレンズ。その卓越した描写力は、中判カメラでしか味わえない唯一無二の表現をもたらしてくれます。
「写真を通して、何を伝えたいか?」
この問いへの答えを、XCDレンズはきっと見つける手助けをしてくれるはずです。ぜひ、あなたもこのレンズを手に、新たな物語を紡いでみてください。


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https://news.mapcamera.com/maptimes/potential_xcd35_100mm/

[ Category:etc. | 掲載日時:25年11月13日 13時00分 ]

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