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【FUJIFILM / Voigtlander】MF撮影が楽しくなるF0.9のレンズが魅せる世界

【FUJIFILM / Voigtlander】MF撮影が楽しくなるF0.9のレンズが魅せる世界

6月に入り、雨の季節の撮影が楽しめる時期がやってきました。
花を撮る方なら今の季節は花菖蒲や紫陽花を被写体に選ばれるのではないでしょうか。
マクロレンズで画面いっぱいに花を大きく撮ったりボケ味が綺麗なレンズの描写を楽しむのも良いかもしれません。
筆者はFUJIFILM「X-T5」とVoigtlander「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical」を持ってお散歩に出かけました。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った紫陽花
X-Tシリーズは2014年に初代X-T1がフジフイルム創業80周年を記念として発売されたカメラです。
その5代目にあたるX-T5は2022年11月に発売され、4020万画素の裏面照射型CMOSセンサーを搭載した高解像モデルです。
カメラのコンセプトは「小型・軽量・高画質」に拘り、写真撮影を最優先に設計しています。
軍幹部にはISO、シャッタースピード、露出補正の値を電源を入れる前から視覚的に把握できる3つのダイヤルを搭載しており、
Voigtlanderのレンズの特徴でもある物理的な絞り環と合わせてアナログな操作が可能です。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った紫陽花のスナップ
筆者がX-T5のスペックを見て驚いたのが電子シャッターの最高速度が1/180000と非常に高速であることです。
ノクターンから由来しているNOKTON35mm/F0.9は夜や室内等のシーンで絞りを開くことで感度を上げなくてもシャッター速度が稼げます。
では逆に昼間の撮影ではどうでしょうか。X-T5はX-Trans CMOS 5 HRを搭載することでISO125が常用感度になりました。
撮影に出かけた日は天候が曇りだったので明るいレンズのおかげでブレを防止でき無用に感度を上げずに撮影ができました。
もし晴天屋外だったとしてもNDフィルターを使わずにボケ感を得るために躊躇なく絞りを開けられます。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った紫の紫陽花
NOKTON 35mm F0.9はAPS-Cのセンサーをカバーするイメージサークルを持ったレンズです。
F0.9の明るさを持ちながら全長64.9mm、重さ492gと小型、軽量に設計できるのはAPS-C専用設計のメリットがあります。
また、対象のボディと組み合わせた時には電子接点でカメラと通信を行い絞り値をExifに残すことができるのも、
後から写真を見返した時に絞りによる描写の変化を実感することができて便利です。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った紫陽花と玉ボケ
NOKTON 35mm F0.9はアウトフォーカスのボケをなるべく円形に近づける為に12枚の絞り羽を採用しています。
レンズの第1面にGA(研削非球面)レンズを使うことによって一般的なモールド非球面レンズでは得られない高い屈折率により、超大口径でありながら高水準の画質と凝縮されたスタイリングを両立させています。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った上野のスナップ
Xシリーズの代表的な撮影機能であるフィルムシミュレーションの中からクラシックネガを選びました。
全19種類のフィルムシミュレーションは設定を変えるごとに仕上がりが変化する様子を見ている瞬間も楽しく、
シチュエーションにかっちり当てはまった時はさらに嬉しくなります。
レンズの絞りを開放にして立体感を出し、クラシックネガの落ち着いた色合いで仕上げることでレトロな雰囲気が出せました。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮ったおみくじ
X-Processor 5の画作りはJPEG撮って出しでも実用性があり、露出が難しいシーンでなければRAWでの撮影は不要と筆者は感じます。
X-T5は有効画素数が4020万画素ありますが、JPEGの最高画質に設定しても写真1枚あたりの容量が15MBから20MB程度です。
メモリーカードの価格が高騰している今、32GBと小さめの容量でもたくさん写真を残せる為、ダブルスロットを活かした
バックアップ撮影をしたい場合でも大容量のSDカードを2枚も用意しなくても良い点がコストパフォーマンスに優れています。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った手水
超微粒子で知られる白黒フィルム「ACROS」の名を冠したフィルムシミュレーションで撮影しています。
ACROSの滑らかな白黒のトーンと、引き締まった黒、美しい質感描写が硬質で格好の良い竜の手水にぴったり当てはまると思いシャッターを切りました。
被写体を見て19種類のフィルムシミュレーションのどれが似合うか撮影する前にイメージをして
シャッターを切り、仕上がりが良かった時の達成感はなんともいえない喜びがあります。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った建物
NOKTON 35mm F0.9はフルサイズ換算で50mm相当の人間の視野に近い画角を持ちます。
筆者はフルサイズセンサーを搭載したカメラでも50mmの単焦点レンズをメインに使うことが多いので
NOKTON 35mm F0.9はとても使いやすく、F0.9の明るさとX-T5のセンサーシフト式5軸7段の手振れ補正の効果もあり
昼夜を問わず常用したくなるレンズになりました。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った赤い花
このカットはフィルムシミュレーションモードのVelviaを使用してシャッターを切りました。
撮影に出かけた日はあいにくの曇天でしたがVelviaのメリハリのあるトーンと鮮やかな発色はこの花のような原色の被写体を
引き立てるのにぴったりです。F0.9の被写界深度は非常に浅いので、どこにピントを合わせるかによっても
写真の印象が変わってくるため、ヘリコイドを回しながらそれを考える時間もまた楽しいです。
年々フィルム代が高騰しており特にVelviaのようなリバーサルフィルムは高価な為、デジタルで手軽にその色合いを
楽しめるXシリーズは写真好きには嬉しいカメラです。
X-T5とNOKTON 35mm F0.9で撮った雲と人々
いかがでしたでしょうか。
APS-C専用設計にすることでフルサイズ換算50mmf0.9という他社にはないスペックを持ち、500gを切る重さと
全長64.9mmの取り回しのしやすい大きさで常に付けっぱなしにしたくなる「NOKTON 35mm F0.9 Aspherical」。
MFレンズのためヘリコイドが幅広いのでピント合わせもしやすく極薄の被写界深度でも狙ったところに合焦できます。
ヘリコイドのトルクも良く、ピントの立ち上がりも抜群でつい自室で空シャッターを切りたくなってしまいます。
X-T5の4020万画素の高解像X-Trans CMOS 5 HRの解像力にも問題なく耐えられ、リアリティとボケ味による立体感がAPS-Cの小型ボディで楽しめます。
ファインダー倍率0.8倍の大型ファインダーと3ダイヤルでの快適な操作性は電源を入れる前から好きな設定に自由に変更ができます。
全19種類のフィルムシミュレーションはフィルム写真が好きな方にもお気に入りのモードが見つかると思います。
普段、35mm判フルサイズや中判デジタルをメインに写真を楽しんでいる方やマウントアダプターで明るいレンズを
使うことが好きな方にこそ、X-T5とNOKTON 35mm F0.9の組み合わせは一度試して頂きたいと感じました。

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▼撮影に使用した機材はこちら▼







[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander FUJIFILM | 掲載日時:26年06月09日 17時00分 ]

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