
【Nikon】Z5IIと共に北へ。

今回は少し時間をかけて北へ向かって走り抜けてみました。
たどり着いたのは、常磐道より福島県入ってすぐとなる福島県いわき市の海沿い。目指すは、紺碧の海を眼下に見下ろす塩屋埼灯台になります。
いわき市一帯は福島県東南端の太平洋沿岸に位置し、夏は涼しく冬は温暖で、全国有数の日照時間を誇る過ごしやすい気候なのだそうです。
南からの黒潮(日本海流)と北からの親潮(千島海流)がぶつかりあう潮目になっているため、良い漁場に恵まれています。
同時に、このあたりの海は「磐城灘(いわきなだ)」と呼ばれ、潮の流れが激しく暗礁も多いため、海上交通の難所として知られてきました。そのため、船の安全を守るための灯台が求められ、明治時代に建設されました。
これが塩屋埼灯台になります。
地元では「豊間の灯台」としても親しまれているそうです。
白砂青松の美しい海浜が連なっている「いわき七浜」海岸線の真ん中に位置しています。
到着したのは時刻は正午を少し回った頃。空は雲一つない抜けるような快晴ですが、車を降りた瞬間、その日の主役は太陽ではなく、むしろ強い海風でした。容赦なく吹き付ける風は、体を押し戻さんばかりの勢いのときもありました。
灯台に至るまでに周囲の海岸をいくらか散策してみたのですが、積みあがったテトラポットを軽く超すほどの波が何度も打ち寄せていたので、あまり近寄りたくないほどです。


高さ50mの断崖の上にあるため、崖下の駐車場から、灯台までたどり着くまでには、少し息が切れるほどの勾配がありますが、その分眺めはとても素晴らしいものとなります。
勿論、高さがある分、風による影響が大きかったのですが、今回用意した機材である「Nikon Z5II」と「Nikon NIKKOR Z 24-50mm F4-6.3」は旅先で使う機材としてはとても信頼性が高い組み合わせなのです。
軽量でコンパクトな組み合わせながら、このような状況下でも安心して撮影できるのは、Z5IIに搭載されたボディ内蔵の5軸手ブレ補正(最大5.0段分)のおかげです。この強力なVRが、強風下でのブレの発生を大きく抑えてくれました。
有効画素数2,432万画素のフルサイズセンサーを搭載。大きなセンサーは光を豊かに取り込み、青い空や海が織りなす繊細な階調を美しく表現してくれます。
海と陸のコントラストが素晴らしい風景を望むことができる、この灯台にはとても向いているかと思います。
さらに防塵・防滴性能にも優れ、要所にシーリングが施された高い防塵・防滴性能は、海風からカメラを守ってくれるので、安心して旅先で撮影に臨めます。まさに今回のような状況では心強い機体です。
また、これに組み合わせたNIKKOR Z 24-50mm F4-6.3は、なかなか侮れないレンズです。
驚異的な軽量かつコンパクトさを持つ、このレンズの重さはわずか約195g。Z5II本体と合わせても約890gという軽さで旅先で持ち歩くには軽さは正義です。今回も灯台の頂上まで登ったのですが高低差が約70mある行程ではこの組み合わせは最適なものでした。
持ち運び時の長さはわずか約51mmの沈胴式なので、旅の機動力の確保には最適のレンズでしょう。
コンパクトで軽量なキットレンズは画質がそこそこである印象のある方もいるかと思います。
ただ、このレンズは今回のような日中下の明るい状況下でF8までの絞りで撮影すると信じられないくらいの解像度が得られます。
はじめて、フルサイズミラーレスカメラを試される方が、このレンズを選択しても満足できるくらいの精細な写りを期待できるでしょう。

灯台へ向かう大体50mほどの高低差を登り切ると、眼前に広がるのは荒々しいまでに美しい太平洋。そして爽快な青空に映える真っ白な灯台に出会えます。
日本全国には、3118基の灯台があります。その中で、内部の階段を上がって参観できる「のぼれる灯台」は、たったの16基しかないそうです。
そのうちの一基が、いわき市の塩屋岬に立つ「塩屋埼灯台」になります。
青い海と空に映える白亜の灯台は、「日本の灯台50選」に選ばれているとのこと。
現在の塩屋埼灯台は二代目で、初代の灯台は明治32年(1899年)に初点灯しました。そののち、現在の鉄筋コンクリート造に改築され、戦争や天災を乗り越え、今に至っています。




地上から頂部まで約27m。
灯台内に設置された103段の階段を上って最上階へ向かいます。
灯台の上から見える景色はまさに絶景で、雄大な太平洋と遠くまで続く海岸線を眺めることが出来ました。
風は強かったのですが、爽快な天気でしたので、日中の明るく雄大な景色を精細に捉えることができているかと思います。
ISO100一定での撮影を行えていますが、強風のためシャッター速度は1/650程度でブレを抑え込んでいます。
絞りもF8~9程度に絞りこめば、S-Lineにも劣らぬ精細な画質と立体感を得ることができます。
無理のない高画質を実現しているともいえるかと思います。

技術と機材が、自然の力に負けることなく、歴史を見守る白亜の灯台の美しさを切り取ることがで来たかと思います。
ただ、今回、風が強かったので久しぶりに高所が怖く感じられました。
風の強い日に高所に上るものではありません。手すりも低かったので撮影にはとても向いていたのですが、風の強い日は心もとなく感じてしまいました。
撮影をされる方は天候も十分に考慮して撮影に臨まれるのがよろしいかと思います。



海辺の景色というのは、どこも心躍る景色に出会えるかと思います。
皆様もぜひ撮影に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。
改めて、今回使用した機材はこちら
「Nikon Z5II」「Nikon NIKKOR Z 24-50mm F4-6.3」
初心者の方も、これからミラーレスカメラを始めようという方にも、旅行のお供にカメラを検討されている方も
ぜひこちらの機材をご検討されてはいかがでしょうか。
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