【Light Lens Lab】周八枚・ヴィンテージブラック 発売!
つい先日、僅か200本限定のアナウンスで登場したサファリカラーモデルの周八枚。
その発売の翌日の事、もうひとつの新しいモデルが登場しました。
年代物のカメラ機材が気になってくれば必ずと言っていいほど通り過ぎる、又は辿り着く、境地。
艶のある光沢ブラックを身に纏い、そこから使い込むほどに覗く黄金の真鍮。
もはや説明要らずの「ブラックペイント」レンズ、そしてカメラ。
Light Lens Labによる周八枚の「ヴィンテージブラックモデルセット」つまり“時間を纏った姿の周八枚”が登場です。
オリジナルが生まれたその当時でのブラックペイントは「カメラが目立たないための工夫」でしたが、現代で持つ意味は恐らく異なります。
それは端々に覗く山吹色のテクスチャー、可視化された時間、それらを愛で愉しむモノです。
とは言うものの、現代の技術で施されたペイントが掠れてくるまでにはそれはそれは長い時間を要します。
そこで今回発売のヴィンテージブラックは最低限、最初のきっかけのところだけペイントを削っているというもの。
そうなってくると気になってくるのはペイントの剥され具合や、“使用によって生まれるオリジナリティ”の喪失ですが、そこは一切心配ご無用。
流石八枚玉を復刻させただけあって“解って”います、丁度いいところを攻めてくる妙技をご覧あれ。
ブラックペイントボディをお持ちの方にとって既に垂涎モノであろうことは想像に難くありません。
根拠は勿論、私自身がそうであるからなのですが。
ご覧の通り、ブラックの艶、真鍮の色、丁寧に施された白も、赤も、しっとりと馴染んでくれます。
まるで最初からこうであったかのような一体感はブラックペイントで統一したい。まさに我々の理想形に限りなく近い事は言うまでもないでしょう。
そして実際に装着してみて気が付くこだわり。
元々のブラックペイントを本当に最低限、それも不自然にならない場所を、不自然にならない程度に削ってあることです。
写真のボディと同じ様にもう少し大きく削れて欲しい場合は、このまま大胆に使い続ければ良し。
きっと所有者の癖や過ごす日々によって、オリジナリティに満ちた、無限の価値がある1本が完成する筈です。
またごくわずかに真鍮が覗き始めたばかりのボディであっても、この程度であれば違和感なく一体感を生み出すこと間違いなし。
所有者と、ボディと、レンズ、それらが同じ思い出と共に成長を遂げます。
そういった“これから”の時間の為に、現時点ではわざとらしさを感じさせることなく、必要以上に主張せず。
過ごして来た事を想起させる“これまで”の時間を丁寧に演出する職人芸。
貴方だけの一本はここから、直ぐに始まっています。
このモデルはレンズと同様にエイジングが施されたフード、フィルターがセットになっています。
普通に使っていたのではどうしてもムラが発生するであろうこれらのアクセサリーに関しても、浮いてしまうことなく使用可能と言う訳です。
本数のごく限られた限定モデルではありませんが、早めに手にしていただく事を、そして使っていただく事をおススメします。
手にするまでの時間もまた、レンズに刻み込まれるはずだった時間だから、という理屈で。
レンズ探し、という永遠のテーマ。
ここに一つ、大きな大きな解が導かれました。