『Canon EOS R5』×『Canon EF 35mm F1.4L II USM』

2020年08月20日

絞り:F8 / シャッタースピード:0.8秒 / ISO:200 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

Canonのエースナンバー「5」を受け継ぐ革新のミラーレス、『Canon EOS R5』。新設計の約4500万画素35mmフルサイズCMOSセンサーと映像エンジンDIGIC Xによる高解像、高感度、高速化。レンズ内手振れ補正との協調制御による最大8段階の手振れ補正効果、さらにはデジタルカメラにおいて世界初の8K/30pの動画撮影など圧倒的なスペックを有しながら、既存のユーザーを離さない明快な操作性を維持。今回は、注目のボディにEFマウントで絶大な人気を誇る『Canon EF 35mm F1.4L II USM』を純正マウントアダプター『EF-EOS R』にて装着し、その写りを確かめてきました。

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/40秒 / ISO:100 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

『Canon EF 35mm F1.4L II USM』が素晴らしいレンズである事を確証した一枚です。並ぶタクシーの中に一台だけ赤い車体が停まっています。俯瞰で撮ってみると印象的に描かれた赤の色味が非常に艶があり、得も言われぬ高揚を覚えました。近年はタクシーにも様々な車体がありますが、私はCROWN Comfortのセダンらしい角のあるデザインが気に入っています。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:50 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

「35mm」という焦点距離は絶妙で、風景を程よく圧縮し奥行きを演出してくれます。高層ビル群の森と晴れ渡る空のコントラスト、『Canon EOS R5』の高画素を余すことなく発揮して描き出された東京の眺望は何とも胸に迫るものがあります。

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:125 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

昼時の時間は避暑も兼ねて水族館へ行って参りました。ペンギンたちのお出迎えに頬もほころびます。こんな風に水浴びを気兼ねなく出来たら気持ちがいいだろうな、と少し羨ましくもなりました。鳥類らしい羽毛が細かく描写されていて、可愛らしさの中にも生物としての機能美とでも言うのでしょうか、環境に適応して進化してきた歴史を感じました。

 

絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:2000 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F2 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:200 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:1000 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

海中散歩を疑似体験できる水のトンネル。360度どこを見回しても多種多様な水生生物たちが煌めいています。ただ見とれて過ごしていると、水族館の職員さんが丁寧にガラスや台座を除菌していました。我々が安心して楽しんでいる背景には、関わる方達の並々ならぬ努力があるのだと身の引き締まる思いがしたのです。

 

絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:100 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:400 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

螺旋階段の下から二つの目がコチラをねめつけているようで、「深淵を覗くとき、深淵もまたこちらを覗いているのだ」というドイツの哲学者、ニーチェの有名な一節を思い出しました。いろいろな解釈の出来る文章ですが私は「影響を受けてもアイデンティティを失うな」という風に捉えています。いい写真を残したい、その為に他人の作品を観たり文献を漁って知識を得たりしても最終的に自己が譲れない物を大切にするべき、という自戒なのです。

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:200 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F4 / シャッタースピード:1/20秒 / ISO:400 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

 

絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:1600 使用機材:Canon EOS R5 + Canon EF 35mm F1.4L II USM

 

失われていく物に思い出や感情を乗せて切り撮って残していくと、写真には単なる記録以上の価値が生まれます。逆説的に言えば、過ぎ去っていくからこそ写真は美しく輝くのでしょう。その一瞬一瞬を大切にするために、日々をカメラと共に歩みシャッターを切るのかもしれません。

 

バッテリーグリップはプロトタイプの為、製品版とは異なる場合がございますのでご了承ください。

 

『Canon EF 35mm F1.4L II USM』という稀代の名レンズ。その魅力に惹かれ無我夢中で撮影を楽しむことが出来たのですが、その過程で「難しい」「撮りずらい」と感じるタイミングが全くありませんでした。遊園地での夜景や水族館など暗所が多かったにもかかわらず、手持ちで問題なく撮影できたのは『Canon EOS R5』の高いAF精度や強力な手振れ補正に支えられての事でしょう。付けるレンズ問わずその真価を十二分に引き出すCanon渾身の革命児。写真表現の新しい時代が始まろうとしています。

 

Photo by MAP CAMERA Staff

 

 

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