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巨大な船が停まる駅(副都心線渋谷駅)

6月14日に東京メトロ副都心線の池袋~渋谷間が開業しました。
今まで東京メトロ有楽町線/有楽町新線として使われていた和光市~池袋間も副都心線となり、
今回開業した区間と合わせて和光市~渋谷間で副都心線全線開業となりました。

東武東上線と西武池袋/有楽町線がすでに有楽町線へ乗入れていた様に、同様の乗入れが副都心線にも行われ、
東京都北西部および埼玉県南西部から池袋、新宿、渋谷の3都市まで乗り換えなしでの移動が可能になりました。
さらに副都心線には渋谷駅から東急東横線への乗入れが平成24年度に予定されており、これが開業すると
横浜方面へもスムーズな移動が可能になる予定です。

今回は今もなお、工事が進んでいる新しい渋谷駅を見学に行ってきました。

ご存知の方も多いと思いますが、副都心線の渋谷駅ホーム上には建築家の安藤忠雄さんのデザインでによる
「地宙船」と呼ばれる長さ80m幅24mの楕円球の空間が作られています。
地宙船の模型
ホームに置かれた「地宙船」の模型

「地宙船」には自然換気の効果を高めるための巨大な楕円形の吹き抜けと、曲面壁で気流を制御する工夫がされています。
改札口の脇に構造の説明が書かれた扉がありますので、詳しくお知りになりたい方はぜひ一度ご覧ください。
地宙船の説明扉 換気システム説明扉
地宙船のコンセプトを解説した扉(写真左)と換気システムを解説した扉(写真右)

ホーム上には大きな吹き抜けがあり、また地下3階のコンコース側面には地上へ繋がる換気用の空堀を見ることができます。
空堀からは地下にいながら、うっすらと外の光を感じる事もできます。
その光に誘われて空堀脇の階段を上ろうとしたのですが、階段の前で写真(右下)の張り紙を見て断念。
ホーム上の吹き抜け 換気用空堀 100段の階段
ホーム上にある換気用の吹き抜け(写真左)と地下3階のコンコースから見える空堀(写真中)
地下3階から地上までは100段の階段を上らなければいけません。でも脇にエレベーターもありますのでご安心を。

さて、肝心の副都心線へのアクセスですが、「地宙船」の下にホームがあることで分かるように相当深い部分にあります。
地下2階のコンコースからさらに下へ降りたところにあるホームはなんと地下5階。
同じ東京メトロ銀座線(地上3階)から乗り換えるには7フロアー分も降りないとならないことになります。
ちょっと面倒ですね。

では、副都心線の改札口に行ってみましょう。
先にも触れましたが、新しく出来た副都心線の渋谷駅は平成24年度に予定されている東急東横線との相互乗入運転用に
作られています。改札口には「東京メトロ」のマークの脇にはすでに「東急電鉄」のマークも印刷されていました。
新正面改札口
新正面改札口。旧東急文化会館方面へ繋がる改札口は新たな東急の正面玄関になるのでしょうか?

ホームに降りるエスカレーターの屋根に地宙船の一部を見ることができます。
地宙船の頭 地宙船の内側
地宙船の外側(写真左)と内側(写真右)

駅構内の案内看板等は東急電鉄のデザインが採用されています。
副都心線路線図 構内案内板
ホーム手前にある路線図の看板(写真左)とホームにある構内案内板(写真右)

黒が基調となった締まったカラーリングは、他の副都心線の駅と比べるとかなり違った印象を受けます。
渋谷駅駅名板 新宿三丁目駅名板
東急デザインの渋谷駅名板(写真左)と東京メトロデザインの新宿三丁目駅名板(写真右)

ホームは島式ホーム(2本の線路の間にホームがある)が2本。2面4線構造となっています。
しかし東急東横線の工事が終わるまではホームの間にある中2線は使用せず、両側の2線のみ使用となっています。
使用されていない線路の上には渡り板で蓋がされ、2本のホーム間を階段を渡らずに行き来できる状態です。

これが実に快適。線路上の渡り板部分も含めると実質、ホームの幅が通常より3倍広くなっている計算で、天井の
高い吹き抜け部分も含めてかなり開放的に感じます。
線路上に置かれた渡り板 上層階より見るホーム
線路上に作られた渡り板(写真左)。ちなみに上の階の吹き抜けから見下ろすとこんな感じです(写真右)。
今度は逆に下から上を覗いてみました(写真左下)。
上を見上げると 線路の上に立つ
渡り板の上から見れば普段は入れない線路の上にも立つことができます。(写真右)
と言うことは、ホームの先端まで行けば...
渋谷駅に入線する10000系
渋谷駅に入線する東京メトロ10000系(使用機材:Nikon D300 + Ai50mmF1.2s)
渋谷駅を出発する7000系
渋谷駅を出発した東京メトロ7000系(使用機材:Nikon D300 + Ai50mmF1.2s)

線路の延長上に地下のトンネルを正面に見る事ができます。もちろん電車も。
何かと撮影場所に苦労する地下鉄の写真も、ここなら正面から障害物なしで撮ることができます。
期間限定ですが、新しい撮影スポットの誕生は嬉しい限りです。

ちなみに逆側のホーム先端はまだコンクリートの壁で覆われています。
代官山へ向けて工事中
東急東横線の乗入れの日が待たれます。

西武池袋線と東武東上線が乗入れている副都心線。開業1週間目は複雑な乗入れから生じるラッシュ時の遅れで
何かと話題となりました。
4年後の東急東横線との直通運転が実現すると、東急東横線と横浜高速みなとみらい線が乗入れに加わり、5社
相直運転となり、ますます複雑化が進むことになります。

電車好きとしては、いろんな車両が見られる乗入れ運転は楽しいのですが、あくまでも安全で時間に正確である
ことが大前提。今後どのように改善されていくのか、またどういうシステムが導入されていくのか、アンテナを
張りながら4年後の開通を楽しみにしたいと思います。
東京メトロ7000系 東京メトロ10000系 西武鉄道6000系
東京メトロ7000系(写真左)東京メトロ10000系トップナンバー(写真中)西武鉄道6000系(写真右)




written by コリドラス
この記事のカテゴリーは『撮り鉄(車両/設備関連)』です | この記事は2008年06月27日現在の情報です。


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