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キスデジ X はいったいどこまでスゴイのか?

[ Category: 撮り鉄(車両/設備関連)|掲載日時:2006年12月28日 14時24分]
いろんなところでスゴイと言われる、EOS KissDigital X はいったいどこまでスゴイのか?

今回はキヤノンの最新型コンシューマーモデルが、「超」高速列車にどの程度の追随能力を見せるのかを、自分の目で確かめるべく中央本線富士見駅付近まで行ってまいりました。

中央本線富士見駅
↑中央本線富士見駅

中央本線の俊足列車といえば、なんといっても「スーパーあずさ」です。流麗なシルエットが美しい特急列車は速いだけじゃなく、どこへ行っても人気者です。
「スーパーあずさ」はこれまでも何度か撮影していますが、AF機の場合は全てプロ用機種(フィルム一眼ですが)ばかりを使用してきたので、今回のようなコンシューマー機は全く初めてです。そのためあの速さにどの程度追従できるのかは全くの未知数。もしかしたら全く歯が立たないなんてことも充分ありえます。

そこで、まずは出来るだけ「カメラにやさしい」、理想的な条件を選んで撮影することにしました。

当日の天候は晴れ。これは問題なし。
レンズは望遠系L(エル)レンズの中から出来るだけ明るいものを。でもあいにくサンニッパは予算の都合で持ち合わせていないので、今回はEF300mmF4L IS USMを採用。
撮影場所は、出来るだけ正面で、しかも遠い位置から近くまで、あまりカメラを振らずに列車を捉えられるポジションが理想的です。今回はほぼ理想的なアウトカーブのポジションをGET。
測距点はオーソドックスに9点自動選択。AFモードはもちろんAIサーボ。連写、ISO感度200、ホワイトバランスはオート(AWB)、縦位置グリップの動作チェックよし!あとは列車が通過するのを待つだけです。時刻表で通過予想時刻を確認してスタンバイしました。

それから待つこと数十分。「スーパーあずさ」はカーブの向こう側から、予想よりも少し早めに姿を現しました。飛ばしてます。速い!


azusa
KissDigital Xのファインダーフレームに「スーパーあずさ」を捉えてから、落ち着いてシャッターボタンを半押しすると、あっけないほど簡単にピントが合います。そしてそこからすぐにAF追従が始まりました。しかも驚くほど安定したAF動作です。
撮影中のAF動作をモニターするとき、ファインダー像が最も重要な情報であることは間違いありません。でもEOSシリーズの場合、個人的にはAF駆動のときにレンズから伝わってくる「気配」といっても良いほどの僅かな振動が、とても重要なバロメーターになっています。「気配」の周期に乱れが無く、規則正しい場合、ほとんど結果を裏切られたことはありません。反対に周期が乱れている場合、あまり良い結果が得られないことも判っています。これらの多くはプロ用機種で得た感触ですが、ここまでのKissDigital Xの安定感はプロ用機種と比べても全く遜色ありません。


azusa
だんだんファインダー内の列車が大きくなってきました。実はここからが正念場です。列車の強力な前照灯による幻惑(カメラがピント位置を見失うこと)が起きやすいからです。実際に、以前プロ用機を使用中にうっかり測距点と前照灯を重ねた途端、AFが全く効かなくなったことがあります。またこの時点で幻惑が起きることは、長時間待った列車を肝心なところで見送ることを意味しており、心理的ダメージも非常に大きいのです。
しかしKissDigital Xは強力な「スーパーあずさ」の前照灯の影響も全く受けず、何事も無かったように淡々とAF駆動を続けています。そしてここまで列車が近づいても、さきほどからAF駆動の「気配」にも全く乱れはありません。スゴイ!


azusa
その間、撮影していた私は「スーパーあずさ」をフレーム中央に捉え続けるのがやっとでしたが、KissDigital Xは列車がフレームからどんなにはみ出しても、シャッターボタンから指を離すまで,正確なAF駆動を続けていました。

スーパーあずさ
キヤノンEOS KissDigital X + キヤノンEF300mm F4L IS USM

列車が去った後、たった今ファインダーの中で起きた数秒間の出来事を繰り返し思い返していましたが、確認出来たのは、これまで使ってきたプロ用機種の経験と比べて、殆ど違いが無いことだけでした。
正直なところここまでの性能は期待していなかった分、予想を完全に裏切られたことについては唖然とするばかりです。
その後の大型液晶モニターでの確認作業も非常にスムーズで、満足な結果が得られたことをその場で確信しました。もちろん今回は理想的な条件を与えた結果であり、幾つかの条件を試さない限り正確な結論は得られないと思いますが、KissDigital Xが相当のパフォーマンスと信頼性を備えていることに間違いはありません。


今回のレポートの個人的な結論として、少なくともこれだけは確信を持っていえること。
やっぱり買ってよかった!でした。



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[ Category: 撮り鉄(車両/設備関連)|掲載日時:2006年12月28日 14時24分]

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