【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】新しくなったN’EX
今年の秋から導入が予定されている、成田エクスプレス(通称N’EX)の新型車両の試運転が始まりました。
市川駅を通過する新型車両E259系。
従来型の253系と同じく、白・赤・黒の3色が基調になっているデザインですが、少し流線型ぽくなった先頭車両
は運転台の位置も上に上がり、さらにスマートになった様に感じます。
また正面に大きく入ったN’EXのロゴと飛行機のイラストがヘッドマークとなり、特急列車らしさも増したのでは
ないでしょうか。
こちらが従来型の253系(下総中山駅にて2007年6月撮影 使用機材:Nikon D200+AFED80-200mmF2.8D)
この日の試運転は、総武本線・成田線の千葉〜酒々井間で数往復行われました。
おかげでシャッターチャンスも数回あり、五月晴れの下新緑の中を走る姿を楽しむことができました。
物井〜佐倉間にて
物井~佐倉間にて
物井~佐倉間にて
試運転を終え、鎌倉車両センター(神奈川県)へ戻るE259系。下総中山駅にて
新型車両には、走行時の振動を軽減するための機能や静粛性を向上させる改良が施されています。
実際間近で見ても他の車両より静かになったことが感じ取れました。沿線住民にもうれしい改良です。
成田エクスプレスは首都圏の主要駅(東京・新宿・池袋・横浜、他)と千葉県の成田国際空港を結ぶJR東日本の
特急列車で、平成4年の成田空港第二ターミナルの完成に先駆け平成3年に誕生しました。
それまでは京成電鉄のスカイライナーが空港までの唯一の足でしたが、成田エクスプレスの登場後は熾烈な乗客
獲得合戦が繰り広げられています。
京成電鉄の特急スカイライナー(京成八幡〜鬼越間にて)
京成電鉄は今年開業100周年を迎え、スカイライナーには100周年の記念ステッカーが貼られています。
一方のスカイライナーは来年の成田新高速鉄道の開業に合わせてルート変更及び新型車両導入が予定されていま
す。気になるスカイライナーの新型車両ですが、第1編成が5月20日に報道関係者のみに披露されました。
もうすぐ試運転が始まるようです。益々激しくなる空港へのアクセス合戦、楽しみになってきました。
そういえば、N’EXの新型車両を待っている間に、通り過ぎた横須賀総武快速線には「横須賀線開業120周年」の
記念ヘッドマークが付けられていました。
JRと京成は記念イベントでも競争を繰り広げているようです。
使用機材:Nikon D700
AF-S ED28-70mmF2.8D
AF-S ED80-200mmF2.8D
AF-S テレコンバーター TC-17EII