【マップカメラ鉄道倶楽部RailMap】京成電鉄「特急開運」リバイバル運転
1月28日(日)に1日限定でかつての特急列車「開運号」が34年ぶりに復活運転しました。
今では、京成の特急といえばスカイライナーが有名ですが、「開運号」はスカイライナー誕生(1973年)まで成田山新勝寺への参拝の足として活躍していた特急列車です。(成田空港の開港は予定より大幅に遅れ1978年5月)
今回リバイバル運転に使用される車両は車両番号3295〜3298(4両編成)で現在運用されている3200系の中で唯一、扉が片開式一枚扉になっている編成です。しかも当時のクリームと赤色のツートンカラーに塗装変更されたとの事、早速懐かしい色の車両を見に行ってきました。
千住大橋駅入線(運転停車で後続特急の待避)の開運号
リバイバル特急「開運号」は当時と同じく上野〜成田間をノンストップということでしたが、現在は他の列車との兼ね合いでいくつかの駅で運転停車(時間調整の為、駅に止まりますがドアは開きません)を余儀なくされていました。
荒川を渡る開運号
最初に見た感想は「あれ?こんな色だったかな??」。
子供の頃見ていた車両はもう少し肌色っぽい薄い色のイメージでした。
映画「男はつらいよ」シリーズによく登場していたので機会があったら確認したいと思います。
なお、今回塗装変更された3200系は3月末まで復刻カラーのまま普通電車として通常運用されるとの事なので、ご自分の目で確認されたい方はぜひ一度ご覧下さい。
ちなみに、私が探した時は金町線で運用されていました。
柴又駅にて復刻カラー3200系
3200系は現在の色になる前に真っ赤に塗装された時期もありました。
千葉中央駅にて赤い3200系(左)と旧3000系(右)(平成2年3月撮影)
新型3000系(左)と現在の3200系(右)
それにしても、なんで突然リバイバル運転なんだろう?と思っていたら案の定、3200系一枚扉車は今春限りで引退との事でした。
そういえばかつて2100系も引退時にオリジナルカラーに戻されていました。
2100系さよなら運転(昭和63年3月撮影)
安全で効率よく列車を走らせる為、古い車両が消えていくのは仕方ないと思いつつも、子供の頃から慣れ親しんだ車両が消えていくのはやはり寂しいものです。
使用機材:
Nikon D200
AFED80-200mmF2.8D(New)
Tokina AT-X270AF PRO