【マップカメラ情報】ニコン AF-S ED 300mm F4DとAF 50mm F1.4D
デジタルカメラも画素数が1000万画素を超えたあたりから、どうも手ぶれなのかピンぼけなのか、今ひとつメリハリの無い写真が多く感じられるようになりました。
古い設計のズームレンズは、フィルムカメラでは味としての旨みがあったんですが、高画素デジタル一眼レフになってからは、画が眠い、ピントが甘いように写ってしまいます。
撮像素子が細かくなりすぎて、レンズによっては解像力が追いついていないのでしょうか。
単焦点レンズなら、カッチリ写るのでは?と言う問いには、YesでありNoでもあります。
例えば、手頃な値段の明るい単焦点レンズと言えば、AF 50mm F1.4D。
このレンズの開放の描写はソフトフォーカスがかかったような『甘い』描写となります。
1段絞ったF2では、ピントの芯の解像度はかなりありますが、まだソフトフォーカス気味です。
2段絞ったF2.8では、解像感があり抜けの良い描写になります。
ただ、絞り形状が円形ではないので、点光源のボケはあまり期待出来ません・・・。
・・・と、50mmレンズは描写の幅というより最終的に求める写真にどの絞り値が合うかによって、カッチリ写るレンズでもあり、甘いレンズでもあります(F2ぐらいの甘い描写は好みが分かれるかもしれませんが、花、ポートレートなど柔らかく撮りたいときには個性としてオススメします)。
やはり発売してから12年経ちますので、描写の古さもあるのでしょうか。
もし、最新の設計で出た場合は、開放から解像感が高い今風のレンズで登場・・・なんて事になると実用的になりますが、写真としての味わいが薄くなってしまうかもしれませんね。
・・・意外と、現行モデルの描写の甘さも見直されるかも!?
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最新設計のレンズ、高級レンズになってきますと、絞り開放からシャープに写る様になります。
中でも人気・評判ともに高いのが、AF-S ED 300mm F4D。
300mmの単焦点レンズなので、用途が限られてしまうかもしれませんが、このレンズの描写を見ると、『このレンズを使って撮る被写体』を探したくなります。
ある意味、撮影するきっかけが出来て良いのかも知れません。
その描写に惚れて買う。
買ったからには使わないと!
と言う気になってしまう一本です。
被写体ありのレンズではなく、レンズありの撮影・・・う~ん、カメラマニアチックですね(笑)。
Nikon デジタル及びFUJIFILM デジタルでは重さ約1.4Kgの450mm相当の超望遠レンズとなります。
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