【マップカメラ情報】キヤノン EOS 5D Mark II ISO感度別比較レポート
フルサイズCMOSセンサーと映像エンジン「DIGIC 4」による高感度時の低ノイズ感もその進化が問われるポイントの1つです。
今回はISO感度別に実機撮影テストをし、その結果を検証してみました。また、高感度撮影時ノイズ低減機能の設定を「標準(デフォルト)」と「強」で撮り比べ、高感度時でのノイズ感と解像感も検証しています。
■ISO感度別画像比較
JPEGで撮影したデータの中央部分を1400×900ピクセルにトリミングして掲載。
また、ピクチャースタイルは「スタンダード」に設定しています。
■検証とオススメポイント
まず、ISO100からISO1600までノイズ感はほとんど目立たず、そのざらつきも少ない点にノイズ処理の進化がみてとれます。この範囲内であれば積極的に常用として使っていける性能の高さがうかがえます。ISO6400ではさすがにノイズによるざらつきが目立ってきますが、ISO3200では多少ざらつきはあるものの許容範囲内におさまりそうなレベルで、元画像全体(下の画像)でみるとよりそのノイズ感は目立ちません。
また、高感度撮影時ノイズ低減機能を「強」したときの効果はISO3200以上で顕著に表れます。ISO3200でも6400でも「標準」に比べノイズが軽減されているのがわかります。一方、解像感は「標準」では缶の写真の細かいドットまで描写されていますが、「強」ではやや甘くなっています。ISO3200以上での高感度撮影の際、低ノイズ感を優先させるか、解像感を優先させるか、設定の切り替えを積極的に活用していきたいところです。
■撮影機材:Canon EOS5D MarkII/EF24-70mm F2.8 L USM
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