【マップカメラ情報】ライカ M6を知ろう VOL.7 正規品?並行品?
さて、第3回目のテーマは「正規品」と「並行品」についてご説明したいと思います。
本来ライカだけでなく海外のメーカーものは正規の代理店を通して商品が流通するのが一般的ですが、現地から直接
輸入することも物理的には可能なんですね。代理店は正規に輸入し、製品のチェックを行ったうえで相応の保証をつけ
(たいていは1年、ライカは2年から5年、双眼鏡だったら30年も付いちゃいます)定価で販売するわけなんです。
それに対して直で輸入したものは代理店を通さないのでその分安く販売できる、つまりは安く買えちゃうわけなんです。
メーカーとしてはたまったもんじぁないですよね。そこで、日本の代理店は正規で輸入したものに関して「しるし」を付ける
習慣を始めました。その「しるし」を付ける事によって正規に輸入したかどうかを判断する基準を設けたわけです。
そしていつからか「しるし」のあるものは「正規品」ないものは「並行品」と言い分けられるようになったんです。
古くはライカM4を販売していた1970年代に遡ります。正規で販売されたライカには当時の代理店「シュミット」製の
オリジナルレリーズボタンが取り付けれられていました。
1980年代後半頃には当時の代理店である日本シーベルへグナーの「SH」マークがカメラやレンズに取り付けられ
ていました。これは糊付けなので結構剥がれ易かったので残ってるのも少ないんじゃないですかね。
M6TTLやM7の時代になると軍艦部(トップカバー)にライカのロゴと「LEICA CAMERA
AG GERMANY」の文字がプリントされ、「M6TTL JAPAN」「M7 JAPAN」という名前で販売されました。
ではでは、「正規品」と「並行品」はどう違うのか?なんですが、物自体は変わりません。メーカーに修理を依頼した場合、正規品と並行品とで修理価格が変わる場合がある、ということもなく特に現在デメリットになるというようなことはないそうです。
あとはそうですね、「ステータス」ですかね。
どちらを選ぶも貴方次第、ということでございます。
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