【マップカメラ情報】これこそデジタル時代ならでは!「流し撮り完全マスターブック」
皆さんは何がきっかけで写真を始められたのでしょうか?
私の場合、実はそれは鉄道でした。
今は無き、あの分厚いケイブンシャの「鉄道写真大百科」などに載っていたカッコイイ電気機関車の写真、
特に背景は流れ、疾走感満点ながら、機関車自体のディティールはかっちりと描写された写真にすっかり魅了されてしまいました。
自分のカメラを手に入れると真っ先に近所の線路際に出かけ、ドキドキしながら列車を待ち、いざ「流し撮り!」
・・・当然うまく行くはずもなく、傾くは、切れるは、ブレるはとにかく散々な結果にガッカリ。
子供の財力では練習しようにも限界があり、
「やっぱり流し撮りはプロの高等技術なんだなぁ」と言う事を思い知らされたものでした。
いつしか私の興味の対象は鉄道から飛行機、馬などを経て、同じ乗り物でもレーシングカーやラリーカーなど車方面に移ってゆきましたが、「流し撮り」「高速で移動するものを撮る」という事への憧れは常に心の片隅にくすぶっていました。
状況が変わったのはAFの進歩とデジタル一眼レフカメラの低価格化。
フィルムカメラと比較して圧倒的に低いそのランニングコストは、私と、憧れの「流し撮り」との距離を一気に縮めてくれました。
この「流し撮り完全マスターブック」にもあるとおり、流し撮り上達の極意は「ガンガン撮る事」、コレにつきます。とはいえフィルムでのそれはなかなかハードルの高い行為です。
しかしデジタルならガンガン撮っても減るのはバッテリーとメディアの容量くらい。
またフィルムカメラならフィルムを撮りきって撮影終了→現像&プリントと結果を見るまでには大きなタイムラグが必要でしたが、
デジタルならホームでも線路際でもコースサイドでもその場で結果確認可能。
課題が即、明らかになるので、次の一枚からすぐさま対応することが出来ます。
上達スピードはフィルムだけで練習した場合の数百倍に達するのではないでしょうか?
このムックは
「まずは露出モードの違いを知る」
「絞りとシャッタースピードの密接な関係」「カメラの上手な構え方」というところから
「臨場感を出す!レベルアップ撮影術」
「究極のテクニック大公開」といった応用編まで
事細かに「流し撮り」というものの撮り方を解説しています。
作例がとても豊富で見ているだけでも楽しめるのですが、特筆すべきは電車やレーシングカーといったいかにもな被写体ばかりではなく、子供、ペットなど、「流せるものは全て流すぜ」的な、まさに「流し撮りだよ人生は」といった感じの姿勢。
この本の教えを忠実に実行すれば誰もが「流し撮りマスター」になれる、そんな勢いのある一冊です。
10月10日(土)、11日(日)にはお台場特設会場で毎年恒例の「モータースポーツジャパン」が開催されます。
お台場の駐車場をフィギュアスケートのようにGTやF1が疾走するこのイベントはシャッターチャンスも多く、流し撮りの練習台としてはうってつけ!
(しかも入場は無料!ただし良い場所で撮りたい場合は前売りの観覧席券購入がおすすめです。)
このムックを読んで
「モタスポ写真興味あったんだよな」「よっしオレも流し撮りやってみるか」とお思いになられた方、
マップカメラの誇る豊富な中古在庫(もちろん新品も)の中から流し撮りに最適な手ブレ補正機能つき望遠レンズを探して、お出かけになってみてはいかがでしょうか?