【タイムズフォト】四国ぐるりめぐり③【高知編】
高知行きの土讃線に揺られること約110分・・・
高知駅に着きました。
駅前。散策するような時間はないので、ほんとに写真を撮っただけ。
これ↑は、2008年に開業したばかりという新駅舎ホームの、木造のドーム屋根「くじらドーム」。
地元の杉材で造られているそうです。とてもきれいでした。
しかしまぁ高知駅は経由するだけで、乗り換えの待ち時間に少しぶらっとしただけです。
次の目的地は、土佐の小京都などと呼ばれる中村です。
土讃線須崎行きに乗り込みます。
須崎も経由するだけなのですが、ここで約1時間の待ち時間ができてしまうので、
線路にもこう書いてあることだし、(スサキエキなべやきラーメン、と書いてあります)
駅前のお店でなべやきラーメンを食してみたのですが、
いい意味で夜食のような、ほっとする味でした。写真撮るのを忘れるほど!
乗り換えも土讃線、窪川行きです。
この窪川行きの列車が箱席で、向かい合わせになったおじさんがたまたま昔カメラが好きだったという。
私のカメラを見て、今フィルムカメラを使う理由は!?とか、
自分も昔はハッセルとかいろいろなカメラを使ったものだとか話して下さり、
旅ならではの良い移動時間でした。
さて、窪川でも約90分の乗り換えの待ち時間があったので、すこし駅から足をのばしてみることにする。
駅から少し歩いた先に、四国八十八箇所の第37番札所である岩本寺がありました。
この四国めぐりの間にも、何度かお遍路さんをお見かけしたのですが、
あのお遍路さん達も、道中にこの地を訪れることになるのでしょう。
ちなみに上↑の右の写真は、高知名物「帽子パン」です。
その名の通り、帽子のような形をしています。
さて、窪川駅からは土佐くろしお鉄道に乗り換えます。
くろしお鉄道が風鈴列車になっていました!
夏の時期に全国の一部の列車で、車内に風鈴を下げる風鈴列車があるということで
一度乗ってみたかったのですが、
夏らしい飾り付けと風鈴の音色が風流で、他に誰も乗車客がおらず貸し切り状態!
とはしゃいでいたら、ひとりだけ乗車客が乗ってきました。おっとっと。
また長い乗車時間を経て、中村駅に到着。
目的はもちろん!日本最後の清流、四万十川です。
翌日朝、観光協会近くのレンタサイクルで自転車を借り、よし出発!と思ったら急な雨!
しかし通り雨だったようで、1時間程足止めを食らったものの、なんとか出発できました。
ところで、せっかく小京都・中村なのですが、今回は特に立ち寄りませんでした。
四万十川に沿うサイクリングロードに入りました。
それではこれより、約41kmのサイクリング終着地点、予土線江川崎駅を目指します!
レッツゴー!!
もう道なりずーっとこんな風景です。
右手に四万十川があり、ほぼ川沿いのサイクリングロードを走ります。
以前、愛媛県から広島県をつなぐ約70kmのしまなみ海道を自転車で渡ったものですが、
あのときは潮風強くけっこう高低差のある道でしたが、
今回のサイクリングは高低差はさほどなく、通り雨も過ぎ去り徐々に天気も快晴へ!
美しい四万十川に沿う自然の中、とても良いサイクリングでした。
四万十川といえば、沈下橋!これは外せません。
大雨の増水時に水面下に沈むように造られていて、
沈下しても水の抵抗が少ないように欄干がなく、角は丸くなっているのが特徴です。
自転車を置いて、実際に沈下橋を渡ってみましたが、車とすれ違おうとすると、
ちょっと落っこちそうな感じがしてそわそわしました。
四万十川には全部で47の沈下橋があるそう。
このへんはもうサイクリングも後半に入ってます。
朝一の雨もどこへやら、日差しまぶしくいい天気!稲穂もきらきらと輝き、疲れたけど気持ちいい〜
よく、ここのU字カーブから四万十川を望む風景が写真で見られますが、
28mmの広角でも、そのU字の右側か左側しか入らなかったので・・・
右側だけ撮ってみました。
ところで、四万十川といえば!有名なものがもうひとつ。
そうです!うなぎです!!
というわけで、あらかじめ予約しておいたお店にて、
四万十川清流の天然うなぎの鰻丼!いただきまーす!
しっかりめの食感で、さわやかなおいしさでした。
四万十川の景色を眺めながら・・・いや〜贅沢ですね〜
さあここまで来れば、もうひとふんばり。
目的地である江川崎駅はもう目前に見えてきました。
四万十川をまたぐ橋梁。
ここを予土線トロッコ列車が走る光景を、鉄道ファンが何人も写真におさめていることでしょう。
しかし、一日に8本しか来ない予土線を乗り遅れるわけにはいかないので、
ここでのんびり列車がくるのを待っているわけにはいきません。
江川崎駅到着〜!
四万十川沿いサイクリング終了!
予定外の雨でタイムロスしたものの、予定通りの時間の列車に乗れそうです。
ここからは、予土線宇和島行きに乗車します。
目指すは、この四国旅の最後の締めとなる愛媛松山です。
予土線は廃止や運行見直しが懸念されているそうで、こんなに美しい川沿いを走る列車なのに!
ぜひ一度、トロッコ列車しまんと号にも乗ってみたいものです。
次回は高知から愛媛へ。
撮影機材:
Nikon New FM2 / CarlZeiss Makro-Planar T* 50mm F2 ZF
CONTAX G2 / Biogon T* 28mm F2.8
FUJIFILM Sensia Ⅲ 100 / FUJIFILM PRO 160C / FUJIFILM SUPERIA PREMIUM 400
by.ねりきり