K-01、PENTAX初のミラーレス機であるとともに、プレスリリースの写真を見たときは、そのデザインに驚きました!操作部やラバー、パーツをくっきりと色分けしたデザインと、ポップな色調。マーク・ニューソン氏は携帯電話のデザインのイメージがあったので、頷けるデザインではありましたが、それでも前代未聞のこのカメラ・デザイン。最初は抵抗がありましたが、実機を見るととても質感が良く、アルミパーツの削り出しで作られたダイヤルやアイレットもしっかりと作りこみがなされている立派なもの。同時発売のDA40mm f2.8 XSとの組み合わせではボディがかなり厚く感じられますが、DA L18-55mmなどのズームレンズとの組み合わせではグリップもしっかり出来、ホールディングが良いボディに仕上がっています。
では、その描写はどうなのか。上の写真、評判の良いLimited40mmを改装し、絞り羽根まで増やしたDA40mm XS。その描写が悪かろうはずはありませんが、ビルの細部にわたって驚きの高描写。光の違いも綺麗に描き分けてくれています。
規則的に配置されたタイル、様々に繰り返される光の反射ですがつややかな綺麗な表現です。輪郭線もシャープで、外観は飛びぬけてポップながら、中身はしっかり作りこまれた性能の高さを感じさせます。ハードに写真を撮るにも、実は十分な性能を持つK-01。その外観からは想像できないパフォーマンスを持っています。
少々エッジが立ちすぎるくらいの描写。被写体と光が強かったことにも起因しますが、近づいても塗装面や金属の質感をしっかり捉えています。
こうした条件での撮影では、暗部の粘りがとてもありがたいもの!かなりの輝度差があるにもかかわらず、シャドーの中にもディティールが浮かび上がるのは嬉しい結果です。
外装の明るくポップな感じは、撮影していても楽しい気持ちにさせてくれます!個人的には大きな電源レバーとぶ厚いモードダイヤルの操作感が楽しく、必要も無いのに操作してしまう事もしばしば。これ以外にも、ミラーレス機ならではの効果を見ながら撮影できるフィルター機能など、楽しんで撮影できる機能が満載です!また、最後にK-01の隠れた魅力、インターバル動画も掲載します。手軽に楽しい動画が撮影できるこの機能、使い方しだいで見た事も無い動画が撮影できるかも?ぜひ、K-01で写真を撮る事を、もっと楽しんで頂ければと思います!
Photo by MAP CAMERA Staff