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OM-D E-M1 × LEICA Summicron M90mm

2014年12月05日

m4/3 BODY × LEICA-M LENS

ボディ:OLYMPUS OM-D E-M1

マウントアダプター:Kenko M Mount Adapter M-MICRO4/3

レンズ: LEICA Summicron M90mm F2

水鏡に写った紅に染まり始めた木々。まるで夢心地のような、絵画的な描写。今回使用したのはLEICA Summicron M90mm F2。 ライカを代表するレンズのその名を冠した大口径中望遠レンズです。

マウントアダプター

開放時にはファインダーで確認出来るほどに、フレアがかかります。少し絞るだけで改善されますが、ピント面から柔らかくボケてゆく画を見てしまうと、そのままシャッターを切らせてしまう、そんな魔力があります。極めて浅い被写界深度を持ち、ピントが合った瞬間の快感はたまりません。

180mmという画角の補助をしてくれたのはボディの五軸手振れ補正。マウントアダプターの不安要素である手振れをパーフェクトに支えてくれています。

マウントアダプター

強い光源に逆光。ゴーストも色収差も出ますが、それすら魅力に感じさせます。この時期ならではの葉の色の変化も描きわけ、細く伸びた枝の描写もしっかりしています。ピントの奥、ボケながらも線の描写もしっかりしていて、うっとりしてしまいます。

マウントアダプター

マウントアダプター

豊かな諧調だからこそ写し分ける事が出来る画。雑音のなくなったモノクロの世界で厳かにひたむきに被写体を写し出す。情報量が減るどころか被写体の時間を感じさせる描写はさすがモノクロを生き抜いてきたLEICAです。

元々の画角が90mmなので被写体を一つ置く事で後ろボケを使った立体的な描写を楽しむ事が出来ます。明と暗の写し分けも素晴らしく、自然光だけでもドラマチックな画を撮る事が出来ます。

LEICAのレンズをマウントアダプターで使う事で何より世界が広がったのは夜間撮影ではないでしょうか。美しい円形ボケで夜のLEICAレンズ気軽に楽しむ。現代ならではのLEICAの新しい楽しみ方になりそうです。

E-M1+M90mmF2

Photo By MAP CAMERA Staff

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