絞り:F4.5 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
クラシカルなデザインと高画質を併せ持つFUJIFILMのXシリーズに新たなラインアップが加わった。
今までのレンジファインダー機路線から逸脱し、一眼レフスタイルとなった本機は、世界最大ファインダー倍率・世界最短表示タイムラグ・拡張感度ISO:51200・防塵・防滴・耐低温と、これでもかと言わんばかりの機能を搭載した高性能機だ。
FUJIFILM80周年の年に生まれた新しい『X』はどのような世界を写し出してくれるのか期待が高まる。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
FUJIFILMのカメラは色彩表現が美しいとよく言われる。
色鮮やかなチューリップの橙色から黄色の微妙な濃淡までしっかりと表現されている。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:800 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
Xシリーズではお馴染みとなったアナログダイヤルによる操作系。自身でセッティングする楽しさと、カメラの設定状態が直感的に分かりやすい。
そして本機の大きな特徴でもある高倍率ファインダー。
とても大きく見やすいファインダーに加え、デジタルスプリットなどMFをアシストしてくれる機能は写真を撮るということに集中させてくれる。
“写真を撮る”というプロセスまで楽しめるFUJIFILMらしいこだわりが感じられる。
絞り:F1,4 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
開放での浅い被写界深度で撮影した一枚。ピント面を拡大すると細密に解像しているのが分かる。ローパスレス設計がレンズの性能を最大限に引き出してくれる。
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
逆光での撮影だが暗部は黒つぶれしていない。広いダイナミックレンジもFUJIFILMの得意分野だ。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
X-Trans CMOSⅡはモノクロにした時でもしっかりと階調豊かな写真になる。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/2500秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R
絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF35mm F1.4 R
上記の硬質なガラスとは違う、氷の少しやわらかな質感まで表現してくれる。
絞り:F2.0 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF23mmm F1.4 R
とても見やすいファインダーのおかげで複雑な構図もイメージ通りに写真にできる。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200 / 使用機材:FUJIFILM X-T1 + XF23mm F1.4 R LM OIS
様々な物やシチュエーションを写真に収めたが、緻密でありながらそれぞれの質感や空気感が分かる写真を撮ることができる。
それは高性能なフジノンレンズとの組み合わせもあるかもしれないが、どのような状況でもX-T1がその性能を発揮してくれる事を証明している。
X-T1を持って撮影した時に「小型のフィルムマニュアル機を持っているようだ」と感じた。もちろんこのカメラは最新のデジタル機なのだが、手の中に納まる厚みと感触。カメラのダイヤルを操作するカチカチとしたクリック感。ファインダーを覗けは大きく世界が見える。
クラシックやレトロという言葉では表現できない奥深いカメラの楽しみ方がこのX-T1には詰まっている。
そしてフィールドカメラの側面をうかがわせる防塵・防滴・耐低温の一眼レフスタイルは、これからのXシリーズの可能性を大いに感じさせるものだ。
Photo by MAP CAMERA Staff