SIGMAArt 14mm F1.8 DG HSM for SONY E
今回のKasyapaでは『SIGMA Art 14mm F1.8 DG HSM』のソニーEマウント用のフォトプレビューをお届けいたします。
キヤノン用、ニコン用に引き続き、3回目の撮影となる本レンズ。筆者は以前キヤノン用の撮影を行ったのですが、久しぶりに手にしてみて改めてその前玉の迫力と重厚感のある外観に圧倒されました。
ボディはまだまだ現役の『SONY α7II』を使用。当たり前ですが『Canon EOS 5D Mark IV』で撮影した前回と比べて全体の重量感が段違いです!思ったよりもレンズとボディのバランスも悪くなく、むしろ軽くなった分機動力が増しました。
肝心の描写はと言うと、キヤノン用・ニコン用のフォトプレビューをご覧いただいても分かるように「さすがシグマ」の一言に尽きます。シャープでヌケの良い描写、そして超広角レンズとは思えないほどに抑えられた周辺の歪み。気持ち良いくらいに真っ直ぐでクリアな1枚を生み出してくれました。
いつ来ても観光客が多く、賑やかな浅草寺。訪れた日は羽子板市が行われていたこともあり、いつも以上の賑わいを見せていました。そんな浅草寺の象徴である大提灯も、本レンズにかかればご覧の通り。すっぽりと周りの景色ごと1枚の写真に収めてくれました。
混雑する人ごみの中、ぐっとカメラだけ前に出して撮影をした1枚。煙の質感が見事です。
最近では一眼レフでもライブビュー撮影が出来るのが当たり前になってきましたが、それでもやはり「画面で撮る」という点においてミラーレスだと切り替えがよりスピーディーであることと、小型で取り回しやすいのが何よりのメリットです。
ボディが軽くなったことでより身近に
以前に本レンズを『Canon EOS 5D Mark IV』で使用した際は、じっくりと三脚を据えて風景写真を撮りたくなるレンズだと思いました。しかし、今回『SONY α7II』で使用してみて、これくらいの重量ならスナップ撮影にも持っていけると思い一気に目の前が広くなるのを感じました。
ボディが軽いと撮影スタイルの幅も広がり、それに付随して行動範囲も広がります。今までその重さや大きさで敬遠していた方々にこそ手に取っていただきたい組み合わせだと言っても過言ではないでしょう。
Photo by MAP CAMERA Staff