絞り:F8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
レンズ交換式フルサイズミラーレス機として世界中が注目した『SONY α7』の発売から約1年、遂に後継機種である『SONY α7II』が登場しました。 今回のモデルチェンジでシャッターボタンの配置や画質の向上、そして5軸手ブレ補正機能が追加になりました。純正レンズのみならず、マウントアダプターの使用を考えているユーザーにとっても魅力がさらに増した『SONY α7II』。早速カメラを携え試写へ向かいました。
絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/80秒 / ISO:400 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
処理速度が大幅に進化した画像処理エンジンBIONZ Xを搭載した本機は、ローパスフィルターが本当に入っているのかと思うくらいの先鋭な解像力です。複雑に重なる線を見事に描写しています。
絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
新宿駅南口では新しいバスターミナルの工事が急ピッチで進められています。α7譲りの鮮鋭感ある描写はクレーンのワイヤーはもちろん、周囲のネットの質感までしっかり伝えています。日に日に高くなる工事現場の迫力をそのまま感じ取る事ができました。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
モノクロームにしたときに感じるフルサイズセンサーの情報の豊かさ。カラーセンサーに取り込まれた様々な色はモノクローム現像するとコクのあるトーンを表現することができます。
絞り:F4 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
絞り:F2 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:200 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
シャープなピント面と深いボケ味を1枚の写真に表現できるのもフルサイズセンサーならでは。細かな模様と色のスカーフもまるでそこにあるかのような質感で写し出します。
絞り:F4 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
絞り:F4 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Vario-Tessar T* FE 24-70mm F4 ZA OSS
そのクリアな描写から冬の寒い空気感も伝わってきます。
風が吹くたびにカサカサと音が鳴る落ち葉の音が今にも聞こえきそうな感じで、高い描写力が温感や聴覚まで刺激するかのようです。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
本機を手に取ると先代より少し重量が増したかなと感じるボディ。とは言えバッテリー・SDカード込みで約599gのボディはAPS-Cの一眼レフ機より軽量で、とてもフルサイズ機とは思えないサイズと重さです。
絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
回転ブレにも対応する5軸手ブレ補正機能は非常にナチュラルな効き方をしてくれるので撮影中違和感を感じることはありません。
ボディ内で最高4.5段分の補正効果を実現したとの事。レフレックスレンズなどF値の暗い超望遠レンズなども高感度に頼らず使えるのは嬉しい限りです。マウントアダプターを介した組み合わせなら、楽しさが無限に広がります。
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
絞り:F2 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:800 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/100秒 / ISO:1600 / 使用機材:SONY α7Ⅱ + Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA
光を限りなく受け止めるフルサイズセンサーは、夜間の撮影でも被写体の質感を忠実に伝えます。
高画質な画像ももちろんですが、「α7II」への進化で見逃せないのが、大幅に向上した操作性です。 ホールド感が高まった指掛の良いグリップは、片手でもしっかりカメラを握ることができるので、大型レンズはもちろん、使用レンズ全てで安定した撮影が可能になりました。
グリップを握った時の自然な位置にシャッターボタンが配置されたことで操作性も向上。軍艦部のボタンやダイヤル配置もスッキリしました。これならファインダーから目を離さず任意の操作がスムーズム行え、他のカメラユーザーも違和感なく操作と撮影ができるはずです。
「α7」ではトップカバーと内部フレームだけだったマグネシウム合金が「α7R」と同様、フロントカバーにも採用され、軽量化と堅牢性が向上されています。また表面に施された梨地加工が、高級感を演出し所有感を満たしてくれます。
『SONY α7II』は確実な進化を感じられるカメラでした。フルサイズの高画質と携帯性に優れたボディに加え、マウントアダプターを使用した時でも機能する手ブレ補正など、すべてのカメラファンにオススメしたい魅力あふれる一台です。
Photo by MAP CAMERA Staff