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Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F2/ シャッタースピード:1/30秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95

Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95

レンズの明るさを示すF値はカメラファンにとってロマンに満ちた数値と言ってもいいかもしれません。F1.2より明るいレンズとなると限られたレンズしか存在しないため、その独特の世界感を一度は体験してみたいと思う方も多いはずです。今回ご紹介するレンズは超広角ながらF0.95という明るさを実現した『Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95』。スチールカメラ用レンズとしては最も明るい広角レンズになります。
本レンズの焦点距離は10.5mm、これは35mm判で言うと約21mmとなる画角で、驚くのがその明るさです。まさか広角レンズでF0.95を持つレンズが登場するとは思いませんでした。最新の光学設計と言えど、広角レンズは画角が広くなれば暗くなってしまうのが一般的です。故にここまでの明るさを実現するには完成まで様々な試行錯誤があったに違いありません。 技術力の結晶とも言える『Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95』はどのような描写を見せてくれるのか、早速見て行きましょう。

法堂の天井に描かれた雲龍図。薄暗い撮影状況では欲しい被写界深度とシャッタースピードの兼合いが難しい場面です。この時は龍の目にピントを合わせF2でシャッターを切りました。少し絞れば中央部はシャープに、周辺はうっすらとボケて中央の龍を引き立てます。

Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F5.6 シャッタースピード:1/400秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


広角らしいパースペクティブな一枚。コントラスト高く、色のりも良好な描写です。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F0.95/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


紫陽花を開放で撮影。すごいですね、焦点距離10.5mmと言えどF0.95はさすがのボケ味。最短撮影距離は0.17mなので被写体にグッと近寄って撮影すれば、より深いボケを楽しむ事が出来ます。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F1.4/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95





Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F8/ シャッタースピード:1/640秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


F8まで絞り込めば写真の隅までシャープに解像をし立体感のある写りをしてくれるレンズです。緻密に写し出された細工と締まりのある黒がより被写体の魅力を引き立てています。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F5.6/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95





Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F2/ シャッタースピード:1/50秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


こちらの写真も1枚目と同じF2で撮影です。この絞り値でも画がフワフワする印象が無いので暗所の撮影に使いやすいレンズですね。電子接点の無いマニュアルフォーカスレンズということで正確なピントをあわせる時にはEVFを拡大表示するなどの工夫は要ります。しかし物作りはさすがコシナ、回すと程良い重さを感じるピントリングは指の微妙な力もしっかりとピントに反映させてくれます。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F11/ シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95





Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F0.95/ シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


日中の屋外撮影だとF0.95という明るさはシャッタースピードが付いて行かず、露出オーバーになってしまうシーンもいくつかありました。絞り開放を中心に使う方はNDフィルターが必需品かもしれません。このカットはC-PLフィルター装着したので少し光量を抑えられましたが、それでも1/8000で切ってます。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F8/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


『Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95』は遠景の写りも良好なので風景写真を撮る方にもオススメです。
フィールドに持ち出せば、絞り込んで撮影する細密な風景とF0.95という明るさを生かした天体撮影などをこの1本で撮影する事が出来ると思います。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F8/ シャッタースピード:1/4000秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95





Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F0.95/ シャッタースピード:1/8000秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


絞り開放での最短撮影。改めて見ると渦を巻くようなボケ方がスゴいです。
独特の世界観を持つ描写はこのレンズにしか生み出せない写真が撮れるはずです。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95 絞り:F8/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:200/ 使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1 + Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


手を繋いで海を眺め、お孫さんに何か語りかけていました。 このカットは歩きながらノーファインダーで撮影しました。絞り込めばパンフォーカスで撮れるレンズなのでスナップ撮影にも力を発揮してくれます。


Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95


試写の前は広角F0.95という明るさのレンズはどのようなシーンで使用すればいいのか悩みましたが、実際に撮影をしてみるとその使いやすさに驚かされました。 開放での近接撮影は少々クセの強い描写ですが、少し絞るだけでスッキリとしたヌケの良い画を出してくれます。
光量が落ちやすい広角レンズながら驚異的な明るさを持つ本レンズはマイクロフォーサーズフォーマットだからこそ実現できたもの。今回試写で使用したOLYMPUS OM-D E-M1に装着したときのバランスも抜群で操作感も質感も文句無しの完成度です。そしてムービー派の方には嬉しい絞りのクリックを無段階で調整する事が出来る『切り替え機構』を採用している点にも注目です。今後このレンズでどのような映像作品が撮れるのか非常に楽しみですね。
『Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95』はこのレンズにしか撮れないと思わせる魅力の詰まった一本でした。本レンズでNOKTON F0.95シリーズは4本目となり、中望遠から広角までカバーする事が出来ます。フルサイズ機では実現できないこの明るさのレンズラインナップは、マイクロフォーサーズユーザーだからこそ楽しむ事のできる特権と言っていいかもしれません。唯一無二の広角レンズ『Voigtlander NOKTON 10.5mm F0.95』であなただけの作品を生み出してください。

Photo by MAP CAMERA Staff





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カテゴリー: Carl Zeiss & Voigtlander   
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