Select Language




Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount

Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


今回のKasyapaでは、F2の明るさを誇るマクロレンズ『Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical』をご紹介いたします。

本レンズは発表当初からEマウントユーザーの話題をさらい、今年2月に開催されたCP+での先行展示でもたくさんの方が実際に手に取って試されていたのをよく覚えています。 かくいう私も普段からフォクトレンダーのレンズを愛用しているということもあり、このレンズで撮影できるのを心待ちにしていました。
実際に手にとってみると、さすがフォクトレンダー!と思わず言ってしまいたくなるほどの非の打ちどころの無い操作感にまず心を掴まれました。マクロレンズを使用したことのある方はピント合わせのシビアさを、身をもって体感されているかと思いますが、本レンズのフォーカスリングの絶妙なトルク感と、α7RIIの手振れ補正のおかげでピント合わせは想像よりだいぶ容易です。
今まで何本かマクロレンズを使用したことがありますが、その中でも群を抜いてハズレの画が少ないマクロレンズだと個人的に感じました。

冒頭の写真は、最短撮影距離で窓ガラスを写したもの。開放でのピント面の薄さが伺える1枚です。手前から奥にかけてのなだらかなボケの層が美しいですね。
本レンズはピント位置によってレンズ群を独立に動かすフローティング機構を採用しているため、こういった最短撮影距離での撮影はもちろんのこと、遠景の撮影においても安定した高画質を得ることが出来るのです。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/800秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


祖父が使用していた、古いフィルムカメラ。今まで過ごしてきた年月を物語るかのような貫禄のある出で立ちです。
錆びついてしまってもう動くことはかないませんが、今では我が家のインテリアとして活躍してくれています。

余談ですが、恥ずかしながらこのカメラに関する知識が無かったのでそれとなく調べてみたところ、発売時期がドイツのレンズ設計者アルブレヒト・ウィルヘルム・トロニエ氏がアポランターを開発した時期とほぼ同一だったことに驚きました。まったくの偶然ですが、最新のアポランターと、そのままの風貌を残したフィルムカメラ。意図していない邂逅に少し運命のようなものを感じてしまった1枚です。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


本レンズの魅力はマクロ撮影だけではありません。スナップ撮影でも存分に威力を発揮します。被写体をピンポイントで際立たせるすっきりとした美しいボケ味のおかげで、ごみごみとした背景もこの通り。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/400秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


平坦な描写になってしまいがちな遠景での撮影も、明るい中望遠レンズならではの立体感のある描写のおかげで、被写体がより強調されたメリハリのある1枚へと仕上がりました。
今回、ポートレート撮影は行いませんでしたが、自然な色合いを表現してくれる本レンズはポートレートでも活躍すること間違いなしの1本だと言えるでしょう。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/80秒 / ISO:250/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


自転車のタイヤ部分の細かい描写には思わず感動。手前の自転車越しに撮影をしたので前ボケのうるささが気になるかと思いましたが、むしろボケの美しさが際立って良い感じです。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount




Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F4/ シャッタースピード:1/250秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


冒頭から無機物のマクロ撮影ばかりでしたが、このあたりで王道である花の撮影を…。拡大をして見てみると、さすがの描写性能です。ガラスやカメラの質感も素晴らしかったですが、花を撮るとまた別の感動がありますね。
また、マクロ撮影をしていてα7シリーズのピント拡大機能の恩恵を改めて感じました。また、それをライブビューだけでなくファインダー内でも使用することが出来るのが電子ビューファインダーの嬉しいところ。しっかり脇を締めてカメラを固定しつつじっくりとピント合わせが出来るので、冒頭で触れたようにハズレの画が格段に抑えられるのです。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/100秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


現像の際に少し彩度を落として、落ち着いた雰囲気に。建物の密集した場所を見るとついつい撮影をしてしまいます。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


先ほどまで快晴だったのに、だんだんと曇ってきました。夏の空は本当に気まぐれです。
曇りだとまたがらっと写りの雰囲気が変わりますね。被写体の存在感だけでなく、その場の湿度まで画面越しに伝わってくるようです。また、周辺の光量落ちがさらに被写体を際立たせてくれました。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/200秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


コントラストが高い写真はどうしてもかっこいい印象になりがちですが、はっきりとした明暗差を出しつつもどこか優しい雰囲気を残してくれるところがフォクトレンダーの良いところ。固い印象を与えないシャープさとでも言うのでしょうか。矛盾している気もしますが、それをやってのけるのがフォクトレンダーなのです。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/2000秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


今度はバリアングルモニターを使用して、少しローアングルから撮影。そんなに長くない歩道でしたが、奥の方をぼかして撮影をしたため、どこまでも続いている長い道のような錯覚を覚えます。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount




Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2/ シャッタースピード:1/3200秒 / ISO:6400/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


日が暮れてすこし薄暗くなった境内の手洗い場で、水がほとばしる瞬間を捉えました。
シャッタースピードを優先したため結構な高感度になってしまいましたが、そこはさすがα7RII。ノイズがしっかりと抑えられています。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount 絞り:F2.8/ シャッタースピード:1/80秒 / ISO:250/ 使用機材:SONY α7RII + Voigtlander MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


部屋のカーテンを閉め切って自宅にあったオーナメントを撮影した1枚。F2で撮影した写真と比べると、ボケの形が少しギザギザとしているのが分かります。コントラストがはっきりとしているので、繁華街のネオン等、夜景を撮っても面白そうですね。


Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount
Voigtlander (フォクトレンダー) MACRO APO-LANTHAR 65mm F2 Aspherical E-mount


アポランターのトレードマークでもある赤・緑・青のRGBを表す3本帯。2016年のフォトキナで出展された際にはレンズ先端をぐるっと覆うような3本帯が入っていましたが、CP+2017で見た際にはその3本帯が無くなり、代わりにレンズ先端部にRGBの刻印が施されていました。上の写真をご覧いただいても分かる通り、製品版もその仕様です。
RGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づける「アポクロマート設計」で作られたレンズにのみ施すことが許されるこのRGBの刻印は、言わばレンズの勲章のようなもの。少し形状が変わったとはいえ、その写りの素晴らしさに間違いはありません。

このレンズを通してもっといろいろな世界を見てみたい。あれを撮ったらどうなるだろう、じゃあこれを撮ったら?と、想像するだけでワクワクさせてくれる魔法のようなレンズ。撮れば撮るほどこのレンズの魅力に引き込まれて行き、撮影が終わるころにはこのレンズを手放すのが惜しくなってしまうほどでした。フォクトレンダー史上最高のマクロレンズだと謳っているだけはあります。

マニュアルレンズはハードルが高いイメージが付きがちですが、マニュアルでじっくりとピントを合わせることこそがマクロ撮影の醍醐味だと私は思います。マニュアルだからと候補から外してしまうのには勿体なさすぎるほどの素晴らしいレンズなので、マクロレンズをお探しの方はぜひ一度手に取ってみてください。


Photo by MAP CAMERA Staff









マップカメラのTOPページへKasyapaのTOPページへ



カテゴリー: Carl Zeiss & Voigtlander   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:94票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

SONY FE600mm F4 GM OSS 529:プロフェッショナルに必要とされる超望遠『SONY FE600mm F4 GM OSS』 2019年08月02日
絞り:F5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:1250 / 使用機材:SONY α9 + FE 600mm F4 GM OSS SONYFE600mm F4 GM OSS ソニーより待望の大口径超望遠単焦点レンズ『 FE 600mm F4 GM OSS』が登場しました。 本レンズの発表時、ソニーの担当者から「弊社はカメラセンサーの開発も並行して行なっているので、数年先のカメラを見据えてレンズ設計を行っている」と伺いました。数年後は何万画素になっているのだろう?と想像した矢先に6100万画素の「α7RIV」...
続きを読む
TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD 528:本気の35mm『TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD』 2019年07月10日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD TAMRONSP 35mm F1.4 Di USD タムロンから新しい大口径単焦点レンズ『SP 35mm F1.4 Di USD』が発売されました。 SP (Superior Performance)シリーズ40周年の節目から、最上級の描写力を目指したという本レンズ。F1.4の大口径ということで少し大きめな仕上がりですが、手に伝わるその質感から良く写りそうと瞬時に感じとることができます。標準レン...
続きを読む
Canon RF85mm F1.2L USM 527:絶対的な性能を持つ中望遠『Canon RF85mm F1.2L USM』 2019年06月28日
絞り:F4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R + RF85mm F1.2L USM CanonRF85mm F1.2L USM キヤノンがフルサイズミラーレス機に参入し、新マウントの特徴として選んだのがRF用Lレンズという強力な武器。銘玉24-105mmを継承したズームレンズと弩級のF2通し28-70mmズーム、そして50mm F1.2という誰しもが憧れるラインアップを初期から登場させ、フルサイズミラーレスに対するキヤノンの本気を世界に知らしめました。今回はそこに...
続きを読む
526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 2019年06月20日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 Carl ZeissOtus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE 世界最高性能を謳う「Carl Zeiss Otus」シリーズに望遠域をカバーする『Otus 100mm F1.4』が登場しました。同じクラスのレンズの中でも最高のクオリティを誇るという本レンズ。これまでに発売されたOtusシリーズを振り返ってみても、性能の高さは容易に想像がつき、期待は高まる一方です。 いざ手元に...
続きを読む
525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 2019年06月07日
焦点距離:42mm / 絞り:F3 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 使用機材:Nikon D850 + TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD ポートレートレンズと聞くとみなさんはどのようなレンズを思い浮かべるでしょうか?このカテゴリーのアイコンとも言える85mm、それより少し長い105mm、近年注目を浴びている135mm。どれも中望遠レンズと呼ばれているもので明るい単焦点レンズが主流です。像面の歪みが少なく、ボケも綺...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |