Select Language




焦点距離:100mm(換算200mm相当) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

OLYMPUS OM-D E-M1X

カメラ業界全体に“ミラーレス”と“フルサイズ”という大きな2つの波が押し寄せる中、ミラーレス機のパイオニアとも言えるオリンパスから新たなカメラが発表されました。その名は『OM-D E-M1X』。見た瞬間にフラッグシップモデルとわかる縦位置グリップ一体型のボディ、オリンパスが培ってきた最新のカメラ技術を惜しみなく投入したマイクロフォーサーズ最上位機種のカメラに仕上げてきました。今回のKasyapaは発売が迫った『OM-D E-M1X』をご紹介いたします。

OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M1X ボディ
焦点距離:14mm(換算28mm相当) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:200
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

『OM-D E-M1 Mark II』譲りの画質性能は流石の一言。ボンネットの光沢感を忠実に写し出す高精細さはセンサーサイズを凌駕しているレベルにまで達しているように感じます。おそらくこれはセンサー性能や画像処理エンジンだけでなくZUIKOレンズの性能も非常に高いためでしょう。

焦点距離:25mm(換算50mm相当) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:400
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

焦点距離:35mm(換算70mm相当) / 絞り:F16 / シャッタースピード:4秒 / ISO:200 / ライブ ND 32
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

よりフィールドカメラとしての活躍できる、2つの新機能。

『OM-D E-M1X』から加わった新たな機能に“ライブND”というものがあります。これは露光した複数枚の画像をカメラ内で合成することでNDフィルター無しにND2からND32の効果が得られる画期的な機能になります。日中の長秒露光で必ず使用するNDフィルターですが、使用するレンズが多ければその口径分の枚数も必要ですし、超広角レンズではフィルターの取り付け自体が不可能なものもあります。その点この“ライブND”はカメラ側で制御するものなのでレンズを選ばず、使いたい時にいつでも使えるのが大きなメリット。私の事で言えば、スローシャッターで撮りたいイメージが浮かんでもNDフィルターを持っておらず撮れずじまいなこともしばしばあったのですが、『OM-D E-M1X』ならその悩みも解決してくれます。

焦点距離:20mm(換算40mm相当) / 絞り:F22 / シャッタースピード:13秒 / ISO:64 / ライブ ND 32
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

ちょっと無理した露出になってしまいましたが、イメージ通りに撮れた一枚。空と海の境目を露出オーバーで飛ばしました。絞りすぎのため回折現象による画質劣化が起きていますが、写真としてはお気に入りの一枚です。

焦点距離:100mm(換算200mm相当) / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO:400 / 手持ちハイレゾショット
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

続いても新機能“手持ちハイレゾショット”を使用し撮影した一枚。三脚必須の通常のハイレゾショットとは違い、手ぶれによる位置ずれ利用した合成方法を用いる事で、手持ち撮影ながら5000万画素相当の高画質が得られる機能です。使用前にブレすぎると合成できないエラーメッセージが出ると聞いていたのですが、強力な手ぶれ補正効果も相まって一度もエラーが出ることはありませんでした。無風時や動かない被写体など条件は選びますが、手持ち撮影で恐ろしいほど高精細な写真を撮ることができます。

焦点距離:28mm(換算56mm相当) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1.6秒 / ISO:800
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

未踏の領域、7.5段 5軸手ぶれ補正

以前オリンパスの方に手ぶれ補正のお話を伺った時、「現在測定できるのは6.5段まで」と話していたのが印象に残っていました。それ以上になると地球の自転も計算に入れなくてはならないらしく、ついに手ぶれ補正の最高点に到達した!と感銘を受けたのですが、この『OM-D E-M1X』はその限界を超えカメラ単体で7段、『M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO』と合わせるとなんと7.5段の手ぶれ補正を実現させました。今回手ぶれを検知するセンサーやユニットを新規に開発したそうで、実際に7.5段の手ぶれ補正を経験すると「通常撮影では全くブレる気がしない」と感じます。
そこで撮影向かったのは深夜の工業地帯。無謀に思えるかもしれませんが完全手持ちによる夜景撮影を行いました。その結果をぜひご覧いただけたらと思います。

OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M1X ボディ
焦点距離:100mm(換算200mm相当) / 絞り:F8 / シャッタースピード:1.6秒 / ISO:1600
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

今回の撮影で一番厳しい条件だった一枚。換算200mmの望遠で寄りかかれる柱やフェンスは無し、息を止めて1.6秒耐えた結果の写真です。ISO1600による若干のザラつきは感じられるものの、三脚無しでここまで撮れることに驚愕しました。『OM-D E-M1X』は撮影スタイルそのものを変えてくれると実感しました。

OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M1X ボディ
焦点距離:41mm(換算82mm相当) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:0.5秒 / ISO:1600
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

焦点距離:66mm(換算132mm相当) / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:0.6秒 / ISO:1600
使用機材:OLYMPUS OM-D E-M1X + M.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO

工場夜景撮影の経験がある方は共感していただけると思うのですが、場所によって三脚が使えなかったり、フェンスの写り込みを避けようと背伸びをしながらシャッターを切ったりと“撮りたいのに撮れない”状況が結構多かったりしますが、『OM-D E-M1X』を使用すると自由に写真が撮れる気持ち良さを感じました。手持ち低速シャッターでもしっかり写真になるので、まるで日中スナップしているような感覚です。これは他にない大きな魅力と言えるでしょう。

OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M1X ボディ

マイクロフォーサーズの最高峰

『OM-D E-M1X』はフラッグシップ機に相応しい機能と性能を持ち合わせた一台でした。「マイクロフォーサーズ機なのに大きい」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、本機がライバルとしているのは『Nikon D5』や『Canon EOS-1D X MarkII』のようなフラッグシップ一眼レフ機であることを忘れてはいけません。特集ページにてAF性能に触れていますが、特定の被写体をカメラが認識して追尾する“インテリジェント被写体認識AF”は今までのAFの常識を覆す驚くべき機能です。また、本文でも触れた“ライブND”や“手持ちハイレゾショット”、そして“7.5段手ぶれ補正”はオリンパスのカメラ技術の集大成とも言える性能と言えます。レンズを含むカメラシステム全体のコンパクトさを追求するOM-DはNDフィルターも三脚も要らない所まで来ました。『OM-D E-M1X』はマイクロフォーサーズ最高峰の一台です。




Photo by MAP CAMERA Staff




マップカメラ TOPページへKasyapa TOPページへ



カテゴリー: OLYMPUS   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:36票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

FUJIFILM X-T30 517:小さな巨人『FUJIFILM X-T30』 2019年03月20日
焦点距離:35mm(35mm換算:53mm)/ 絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/50秒 / ISO:160 / 使用機材:FUJIFILM X-T30 + XF35mm F1.4 R FUJIFILMX-T30 今回のKasyapaは富士フイルムから発売された「X-T30」を紹介いたします。 昨年9月に発売されたX-Tシリーズのフラッグシップ機である「X-T3」と同じ、新開発の第4世代の新イメージセンサーと画像処理エンジンを小型軽量ボディに搭載。携帯性に優れ高画質が楽しめるという、なんとも欲張りなモデル。 筆...
続きを読む
RICOH GR III 516:GRの魔力『RICOH GR III』 2019年03月15日
絞り:F14 / シャッタースピード:1/25秒 / ISO:200 使用機材:RICOH GR III RICOH  GR III デジタル技術の進歩により、カメラの形や存在も大きく変わった現代。その中で変わらないコンセプト、変わらないアイデンティティを貫き通すカメラが存在します。今回のKasyapaは、カメラ好きなら誰しもがその名を知るGRの新モデル『RICOH GR III』のご紹介です。 フィルムカメラ時代より数々のプロカメラマンも愛用してきたGRシリーズ。その存在を...
続きを読む
Canon EOS RP 515:必要なものだけをよりコンパクトに『Canon EOS RP』 2019年03月15日
焦点距離:35mm / 絞り:F1.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS RP + RF35mm F1.8 MACRO IS STM CanonEOS RP キヤノンから第二のフルサイズミラーレス一眼カメラ『EOS RP』の登場です。 ソニーやニコン、そしてまもなく発売されるパナソニックもフルサイズミラーレス機のスタートは、ほぼ同じデザインの筐体に画素数の異なる2モデルを同時発表というスタイルでした。一方キヤノンはまず、オンリーワンとなる「EOS R」販売後...
続きを読む
PENTAX HD DA*11-18mm F2.8 ED DC AW 514:DA広角レンズの完成形『PENTAX HD DA★11-18mm F2.8 ED DC AW』 2019年03月02日
焦点距離:14mm(35mm換算:21mm)/ 絞り:F3.5 / シャッタースピード:1/6000秒 / ISO:400 / 使用機材:PENTAX KP + HD DA★11-18mm F2.8 ED DC AW PENTAXHD DA★11-18mm F2.8 ED DC AW 今回のkasyapaでご紹介するのは、PENTAXブランドをその身に宿し、2019年、満を持して新たに展開されたDAスターレンズ。その名も、『PENTAX HD DA★11-18mm F2.8 ED DC AW』です。 11-18mmという焦点距離は、35mmフルサイズ換算で17-27.5mm相当の画角となります。最...
続きを読む
SONY α6400 513:また一歩、上位モデルに近づいた『SONY α6400』 2019年02月24日
焦点距離:31mm(35mm換算:46mm)絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1000秒 / ISO:100 / 使用機材: SONY α6400 +E 18-135mm F3.5-5.6 OSS SONYα6400 SONYから新しいAPS-Cセンサー搭載のミラーレス一眼カメラ『α6400』が発売されました。フルサイズミラーレス一眼カメラの最先端技術を小型ボディに凝縮したという「α6400」は、お出掛けのお供に最適な1台です。 間も無く平成も終わりを迎えようとしています。移りゆく時代の中で、その時代に活躍した...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |