Select Language




焦点距離:24mm / 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

NikonNIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

ニコンから待望の「Z マウントシステム」対応の大口径標準ズームレンズ『NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S』が登場しました。
注目は何と言っても、新次元の光学性能と謳うその画質ですが、手にして最初に驚くのはその小型軽量化された外観です。Fマウントの「AF-S 24-70mm F2.8E ED VR」と比べ約265gの軽量化は、レンズ単品を持っても、さほど驚きませんが、ボディと合わせるとよりその恩恵が実感できます。筆者はこれまで「Nikon D850」を使用していたため、ボディの重量差も加えると実に595gも軽量化されたことになります。普段身につけていた重りが外れたかのように身軽になった筆者は、普段より少し遠出してみました。

訪れたのは千葉の房総半島を走る小湊鐵道の沿線。以前、Fマウントの「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」のKasyapa撮影を行なった場所です。
前回は桜も菜の花も満開の季節でしたが、今回は少しシーズン遅れ。もう少し早く発売してくれれば...と少し残念な気分になったのは、それだけ新レンズが優秀と瞬時に感じられたからです。ファインダーを覗いた瞬間に感じるクリアな画像は驚愕の一言。EVFにより明るさが補正されていることを考慮しても、レンズ性能の高さが十分に伺えます。
菜の花畑を見下ろす丘の上から広い景色をいっぱいに捉えてみました。歪みなく周辺まで綺麗に解像しているのが分かります。

焦点距離:70mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

焦点距離:70mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/1600秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

シーズン遅れとは言え、列車には多くの観光客の方が乗車していました。それでも運良く運転席後ろの席がキープできたので、前面展望を楽しみながら房総半島を南下します。途中駅で終わりかけの桜を発見。土埃で曇った運転席の窓越しの撮影でしたが、春の雰囲気を綺麗に切り取ってくれました。高いコントラストと解像力は、どんな条件下でもしっかり捉えてくれます。また、旧型車両の独特な揺れの中でもファインダー内は常に安定しており、高いブレ補正効果も確認できました。

焦点距離:70mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/30秒 / ISO:250 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

列車の停車中、運転手さんが席を立った隙に運転台をパシャリ。狙った場所に一瞬で合焦するAFは流石の一言。ズームリング等のトルク感もよく手にした瞬間から手に馴染む使いやすさがありました。また、本レンズにはコントロールリングとは別にMFフォーカスリングが設けられているため、よりコントロールリングが自由に使えます。ボディのコマンドダイヤルと異なりクリック感の無いスムーズな回転により動画撮影時にも重宝します。
1961年から70年代にかけて製造された車両は、毎日通勤に利用している電車の運転台とは全くの別物。古いながらも大切に使用されている様子がしっかり伝わります。

焦点距離:69mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/640秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

単線区間を走る列車は行き違いの列車との衝突を防ぐため、その区間に入る「タブレット(通行証)」を受け取る必要があります。コンピュータ管理の最近ではほとんど見られなくなった光景です。こんな貴重なワンシーンも綺麗に捉えてくれました。画像を拡大するとそのタブレットが相当の年代物というのがよく分かります。

焦点距離:55mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/320秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

ソメイヨシノはほぼ終わってしまったものの、枝垂や山桜などが見頃を迎えていました。新レンズはマルチフォーカス方式により近接撮影での収差が抑えられたとのこと。早速、最短まで寄ってみました。
風に揺れる枝は、AF駆動をミクロ単位で制御するレンズには酷な環境下でしたが、必死に喰らいつく様子が確認できました。そして、薄い花びら1枚1枚、細かく描写します。さらにこの大きく綺麗なボケ味。さすが大三元レンズです。

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S
焦点距離:36mm / 絞り:F8 / シャッタースピード:1/200秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

場所を変え千葉県内の公園。こちらはチューリップが見頃を迎えており、色とりどりの花を鮮やかに捉えてくれました。これだけアグレッシブに動けるのも、軽量化されたシステムのおかげです。

焦点距離:39mm / 絞り:F4 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

雲の隙間からようやく姿を見せた青空。本当に気持ちの良い発色をします。そして風車外壁の木目までしっかり解像しています。

焦点距離:24mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

本レンズから新たな反射防止コート「アルネオコート」が採用。従来の「ナノクリスタルコート」との相乗効果で強い光源があっても抜けのよいクリアな画質が得られるとのこと。頭上の太陽を入れたカットでも暗部まで細かく描かれているのが分かります。フレアやゴーストも見られません。

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S
焦点距離:24mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

焦点距離:24mm / 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:64 / 使用機材:Nikon Z7 + NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

お弁当を食べていると、おすそ分けをねだる猫が寄ってきました。広角24mmでこの至近距離ですから食べ物の力は絶大です。逃げないのを良いことにギリギリまで寄ってみました。このピント面の薄さは凄いの一言です。ヒゲがボケの中に溶けていく様子がよく分かります。

Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S



Nikon NIKKOR Z 24-70mm F2.8 S

高画質がより気軽に楽しく

新次元の光学性能を持つZシステムのフラッグシップレンズは期待以上の性能を披露してくれました。また新たに搭載された「レンズ情報パネル」が結構かっこいいのです。電源を入れた一瞬だけ表示される「NIKKOR」の文字。これ見たさに思わず何度も電源を入切してしまいました。ファインダー撮影派の筆者にはあまり縁のない機能ですが、ちょっと嬉しいポイントです。
これまでの高性能レンズは「大きくて重い」が定説でしたが、これを見事に打ち砕いてくれました。高画質撮影がより気軽に楽しくなるレンズの登場です。


Photo by MAP CAMERA Staff






マップカメラ TOPページへKasyapa TOPページへ



カテゴリー: Nikon   
この記事が面白いと思ったらここをクリック!→投票数:43票   




≪BEFORE Top Page NEXT≫

SONY FE600mm F4 GM OSS 529:プロフェッショナルに必要とされる超望遠『SONY FE600mm F4 GM OSS』 2019年08月02日
絞り:F5 / シャッタースピード:1/500秒 / ISO:1250 / 使用機材:SONY α9 + FE 600mm F4 GM OSS SONYFE600mm F4 GM OSS ソニーより待望の大口径超望遠単焦点レンズ『 FE 600mm F4 GM OSS』が登場しました。 本レンズの発表時、ソニーの担当者から「弊社はカメラセンサーの開発も並行して行なっているので、数年先のカメラを見据えてレンズ設計を行っている」と伺いました。数年後は何万画素になっているのだろう?と想像した矢先に6100万画素の「α7RIV」...
続きを読む
TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD 528:本気の35mm『TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD』 2019年07月10日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + TAMRON SP 35mm F1.4 Di USD TAMRONSP 35mm F1.4 Di USD タムロンから新しい大口径単焦点レンズ『SP 35mm F1.4 Di USD』が発売されました。 SP (Superior Performance)シリーズ40周年の節目から、最上級の描写力を目指したという本レンズ。F1.4の大口径ということで少し大きめな仕上がりですが、手に伝わるその質感から良く写りそうと瞬時に感じとることができます。標準レン...
続きを読む
Canon RF85mm F1.2L USM 527:絶対的な性能を持つ中望遠『Canon RF85mm F1.2L USM』 2019年06月28日
絞り:F4 / シャッタースピード:1/80秒 / ISO:100 / 使用機材:Canon EOS R + RF85mm F1.2L USM CanonRF85mm F1.2L USM キヤノンがフルサイズミラーレス機に参入し、新マウントの特徴として選んだのがRF用Lレンズという強力な武器。銘玉24-105mmを継承したズームレンズと弩級のF2通し28-70mmズーム、そして50mm F1.2という誰しもが憧れるラインアップを初期から登場させ、フルサイズミラーレスに対するキヤノンの本気を世界に知らしめました。今回はそこに...
続きを読む
526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 526:Zeissレンズの凄みを感じる『Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE』 2019年06月20日
絞り:F1.4 / シャッタースピード:1/6400秒 / ISO:100 / 使用機材:Nikon D5 + Carl Zeiss Otus 100mm F1.4 ZF.2 Carl ZeissOtus 100mm F1.4 ZF.2 / ZE 世界最高性能を謳う「Carl Zeiss Otus」シリーズに望遠域をカバーする『Otus 100mm F1.4』が登場しました。同じクラスのレンズの中でも最高のクオリティを誇るという本レンズ。これまでに発売されたOtusシリーズを振り返ってみても、性能の高さは容易に想像がつき、期待は高まる一方です。 いざ手元に...
続きを読む
525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 525:開放描写が美しいポートレートズーム『TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD』 2019年06月07日
焦点距離:42mm / 絞り:F3 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO:400 使用機材:Nikon D850 + TAMRON 35-150mm F2.8-4 Di VC OSD TAMRON  35-150mm F2.8-4 Di VC OSD ポートレートレンズと聞くとみなさんはどのようなレンズを思い浮かべるでしょうか?このカテゴリーのアイコンとも言える85mm、それより少し長い105mm、近年注目を浴びている135mm。どれも中望遠レンズと呼ばれているもので明るい単焦点レンズが主流です。像面の歪みが少なく、ボケも綺...
続きを読む

 [TOP Page] | Leica Canon | Carl Zeiss & Voigtlander | FUJIFILM | Nikon | OLYMPUS | Panasonic | PENTAX & RICOH | SIGMA | SONY | TAMRON | etc. |