被写体に合わせてレンズを交換できるのは一眼カメラの楽しみの一つです。さらにフランジバックの短いマイクロフォーサーズカメラでは、マウントアダプタを介していろんなレンズが楽しめるという利点があります。
新製品の「LUMIX GX7」はボディ内に手ぶれ補正機能を搭載し、すべてのレンズで手ぶれ補正が効くという優れもの。しっかりとした造りのマグネシウム合金ボディと高級感あるデザインはどのレンズともベストマッチするので、いろんなレンズで楽しんでいただけると思います。
さてマウントアダプターばかりに目がいきがちなマイクロフォーサーズですが、改めてレンズラインアップを見直してみると魅力的なレンズが多いことに気づかされます。
今回はその中から「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH. O.I.S」をチョイス。改めてGX7との描写をご覧いただければと思います。
日差しが厳しい意地悪な撮影でも豊かな階調表現で見たままの明暗をしっかり描写してくれました。本カットは車道を挟んですこし離れた位置からの撮影でしたが、日陰の部分に置かれた黒い椅子の模様もしっかり描写しているのはもちろん、細かい葉っぱやその質感までもしっかり伝えている解像力の高さに驚かされます。
ライカの銘が記されたレンズは厳しいライカカメラ社の品質基準に基づき生産されたハイスペックマクロレンズの描写は疑う余地がありません。
コントラストが高く大きなボケで見た目以上に鮮やかな画を描きだしてくました。
望遠効果が高いコンパクトなカメラは、警戒心の高い鳥も驚かせることなく撮影できます。
羽のグラデーションはもちろん、車のメタリックな質感もしっかり描写してくれます。立体感のある描写が鳩をより浮き立たせてくれます。
明暗の描写が美しいGX7は木漏れ日の中の質感もしっかり伝えてくれます。
こういう描写を見ていると、またオールドレンズでの撮影が楽しみになってきます。
薄暗い縁日の金魚すくいのシーンでも薄いヒレの様子までしっかりとらえています。高感度にも強くなった印象でノイズ感を全く感じさせません。
画面全域での透明感の高さに驚かされました。
美しさを追求した新センサーとエンジンは期待通りの高画質を見せてくれました。またそのカメラの性能を存分に引き出した高性能マクロレンズもさすがと言わざる得ません。
他にも便利なチルトファインダーやタッチ操作が可能な高解像度の液晶モニターなど使いやすい機能が満載で、初心者から上級者まで幅広い用途に応えてくれる仕上がりです。
テレビやスマートフォンとの連帯も考慮されたシステムも見逃せません。「広がる楽しみ方は無限大」そんなワクワク感が感じられました。
Photo by MAP CAMERA Staff