今回はビギナーにも使いやすいPanasonic『LUMIX DMC-GF7』のご紹介です。 小型なレンズ交換式一眼カメラとして人気のGFシリーズも本モデルで7代目。簡単操作と自撮り性能が向上し、どなたでも写真を楽しめるカメラになっています。 また軽量なマイクロフォーサーズ機ということでベテランユーザーのサブ機としても人気のある本機種。やはりカメラとしての基本性能・描写力も気になるところです。 早速試写でその実力を確かめてみました。
1枚目2枚目はクリエイティブコントロールを使用して撮影をしてみました。『LUMIX DMC-GF7』は22種類のフィルター効果を選ぶ事ができ、写真の印象やメッセージ性も簡単に変えることができます。 また新機能としてP/A/S/Mモード選択時でも「クリエイティブコントロール」と同じ画像効果を適用可能になり、好みの露出設定で効果を楽しむ事ができるようになりました。
光を浴びるシクラメン。ピント面はシャープに解像しつつも花びらの柔らかさを見事に写し出しています。
小さなカメラなのでいつでも携帯ができ、日常にある美しい瞬間を写真に納める事ができます。また、この小ささは携帯性だけではなく『写真を撮る気構え』も緩和してくれるような気がします。
カフェに停めてあるイタリアのベスパ。色表現も強すぎず落ち着いた印象です。 エントリーユーザー向けの機種ではありますが、解像力・描写性などカメラの実力はかなりのもの。マニュアルで好みの露出に合わせれば上位機種と比べても見劣りしない表現が可能です。
落ちた花びらをフィルター効果『インプレッシブアート』で撮影。フィルター効果はトイカメラの様に楽しむ要素が多いですが、GF7はそのまま写真作品にも使用ができるクオリティの高いものです。
可愛らしいリスをキットの望遠ズームで撮りました。よく見ると毛の一本一本まで写し出しています。そしてタッチパネルで操作できるAFポイントはリスが止まった一瞬に素早くピントを合わせる事ができました。
オートモードだと明るい印象の露出になりますが、アンダーに振れば暗いだけでなく渋い表現も非常に得意と感じました。
Panasonicはライカカメラ社の品質基準に基づいたライカブランドのレンズも生産するメーカーです。もしかするとその技術がエントリーモデルにもフィードバックされているのかもしれません。
シャドウ部もしっかりと写し出し、木の存在感をより引き立てています。
『LUMIX DMC-GF7』は手のひらに乗る小さなボディのカメラでしたが、解像力や色表現などその性能は大きな一眼レフにも負けない実力を秘めていると感じました。 今回の試写ではご紹介しきれませんでしたが写真を楽しむ・シェアする機能が盛りだくさんで、特に自撮りモードが誰でもキレイに撮れるように工夫されています。 私は旅行が好きなのですが、『LUMIX DMC-GF7』を旅先に持っていけば風景を美しく写真に残せるだけでなく、友人や出会った人たちと一緒に撮りシェアする事が可能です。そして豊富なマイクロフォーサーズレンズと組み合わせればその楽しみ方は一層広がる事でしょう。
本機はビギナーだけでなく写真好きなベテランユーザーにも是非使っていただきたいと思える一台でした。
Photo by MAP CAMERA Staff