NikonNIKKOR Z 24mm F1.8 S
大口径単焦点『Nikon NIKKOR Z 24mm F1.8 S』は、Zマウントで4本目になる開放F値1.8の明るい広角レンズです。高い解像力を誇り、風景・星景やスナップ撮影はもちろんのこと、明るさを活かした室内写真、ボケを活かしたポートレートなど、幅広く楽しむことができます。そんな当レンズを持って、秋口の江ノ島へ行ってきました。
まずは、高所からの写真をどうぞ。江ノ島にはトビがたくさん飛んでいましたが、まるでトビになって飛んでいるかのような景色です。拡大すると、青々と茂る葉や、陽を受け輝く海面、遠くの小舟などが、しっかりと描写されています。
海面に近い岩場で釣りをしている方がいらっしゃいました。私が近くに行ったタイミングで、なんとその方は魚を釣り上げました! 魚を見せてもらいながらおしゃべり。70cmほどのボラから針を外しながら、「いいタイミングで来たねえ」なんて言っていただけました。
また、拡大してご覧いただくと、トンボが何匹も飛んでいるのがよく分かります。
思いがけず、2匹のタヌキに出会いました。もう1匹はこの写真には写っていませんが、2匹は今年生まれた若い兄弟のように見えます。私が食べ物を持っているかを知りたかったのでしょうか。匂いを嗅ぎに鼻を寄せてきました。近くで見ると頬や足などところどころ黒へグラデーションになっていて、なんとも言えず可愛らしかったです。
とあるお店に長い列ができており、何の列かしらと皆さんのお手元を見てみると、大きなお煎餅を持っていらっしゃいました。私も並んで買ってみて、焼きたてのお煎餅を受け取ってみたところ、改めてビックリ。エビがまるまる1尾、埋め込まれています。まるで化石!? なんともインパクトが強かったです。芳ばしい香りがあたりに漂う中、お煎餅をおいしくいただきました。
日本初のフレンチトースト専門店と聞き、入ってみました。海を眺めながらしばし待つと、綺麗に焼き色がついたクリームブリュレのフレンチトーストが運ばれてきました。焦がされた表面にピントを合わせ、F1.8の開放で撮影。カスタードクリームが乗ったパンの中はふわふわトロトロ。海を臨む開放的なテラスでいただくと、より一層、甘く美味しく感じました。
夕日の中を歩いていると、江ノ電がやってきました。小さな車両ですが、街中を近距離で走っているので迫力がありました。道路にある線路を辿って歩いていくと、海に出ました。海岸線に沿って江ノ電が走る景色は、あまりにも有名かと思います。海の方には、車両に向かってカメラを構える方が何人もいらっしゃいました。この街の人気者です。
高解像の明るい広角
私が一番気に入った点は、広角でありつつ開放値F1.8と明るいことです。私はよく室内で撮影するので、後ろに引けなかったり暗かったりすることが多いものですから、広角かつ明るいのはとても助かります。また、ステッピングモーターにより、静かで高精度なピント合わせが可能なのも良かったです。静かな場所でもスマートに撮影することができます。本格的な風景撮影やポートレートから、日常的なスナップまで、マルチにこなしてくれるレンズです。
Photo by MAP CAMERA Staff