SIGMAArt 14-24mm F2.8 DG DN
待望のフルサイズミラーレス専用レンズがシグマから発売となりました。フルサイズミラーレス機の魅力を最大限に活かすためには高性能なレンズシステムのラインナップが増えることはとても嬉しいことです。今回のKasyapaでは『SIGMA Art 14-24mm F2.8 DG DN』をご紹介いたします。
ミラーレス機の最大の特徴とも言える「大口径マウント×ショートフランジバック」。大三元ラインナップのひとつとして、シグマが新たにF2.8 広角ズームレンズを設計した期待の膨らむミラーレス専用設計レンズです。
水族館でのイルカショーのひとコマ。イルカと共にトレーナーさんが飛び出す一瞬を感度を上げて撮影しました。前列では水をかぶる可能性があり、バッグから素早く取り出し撮影しましたが実にすばらしい表現力。広角レンズならではのダイナミックな表現と隅々まで描写されたその性能はまさに「Artレンズ」ならではです。
夏の暑い日に涼しさを与えてくれる、水に浮かんだ大きな花弁のベゴニア。花弁に付いた水滴が光を浴びて、キラキラと非常にきれいな姿を見せてくれました。最短撮影距離まで寄り、無我夢中でいろいろな角度でトライ。みずみずしさ溢れる姿を捉える事が出来ました。
深緑のシダの葉に惹かれ、俯瞰から大胆に撮影しました。若々しい葉の透明感も綺麗ですが、深い緑に成長した植物に心惹かれる方も多いはず。葉一枚一枚の質感までしっかり捉えたいと思い、絞って撮影しました。絶妙な光の差し込み具合も相まって、非常にメリハリのある一枚に仕上がりました。
大きな葉と蕾ばかりの中に、ひときわ目立つ一輪の白いスイレン。何とか綺麗に撮りたいと、水辺ぎりぎりまで腕を伸ばして撮影しました。立体感を演出するボケを活かしつつ、周りの雰囲気を伝えたいとき、大口径広角ズームレンズは大活躍。いつも花の撮影はマクロレンズを使用しますが、広角レンズならではの楽しさを実感することが出来ました。
夜景を撮りに向かったのは「有明ジャンクション」。歩道橋から見上げると巨大な構造物に圧倒されます。湾岸線からの緩やかな曲線が、画角の広さを引き立てました。
東京タワーに到着後、下からの一枚。夜のライトアップが美しく、思わず見惚れてしまいました。訪れたのが平日の夜だったため観光客が少なく、落ちついて撮影が出来ました。
初めての東京タワー展望台。スカイツリーでは街の風景が遠く、撮影が難しかったものの東京タワーでは街が近く臨場感のある撮影ができました。
秩父駅前から山へ続く一本道、その間に架かっている秩父ハープ橋です。小型三脚しか持ち合わせておらず、長時間露光が難しかったため、大口径レンズの性能を活かしF2.8開放設定でトライ。ライトに照らされたダイナミックな吊り橋と、深いブルーの夜空の対比が印象的な一枚に仕上げる事ができました。
理想的な超広角ズーム
ズーム全域でF2.8のスペックを持ちながら、想像以上にコンパクトで取り回しも抜群、そして画質も非常に優秀。『Art 14-24mm F2.8 DG DN』は小型化とショートフランジバックと言うフルサイズミラーレス機のメリットを存分に生かして作られたレンズだと感じました。今回使用したEマウントレンズに関して言えば、国内外の様々なメーカーから広角レンズがラインアップされています。しかし、14mmから始まるズーム域とF2.8の明るさを誇るのは本レンズのみ。Lマウントで言えばアライアンス締結後の早い段階からハイパフォーマンスな超広角ズームが登場したことになります。夜空全体を写し出す天体撮影やダイナミックな風景撮影を考えた場合、16mmより一回り広い画角を持つ本レンズのアドバンテージは計り知れません。『Art 14-24mm F2.8 DG DN』は多くの方が待ち望んでいた理想の1本です。
Photo by MAP CAMERA Staff
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