CanonRF15-35mm F2.8 L IS USM
「RF15-35mm F2.8 L IS USM」は、キヤノンのフルサイズミラーレス用「大三元」の一角を担う、大口径広角ズームです。最大5段分の手ブレ補正を搭載しています。一眼レフ用レンズ「EF16-35mm F2.8L III USM」とほぼ同じ大きさですが、当レンズは広角側が15mm。広角レンズの1mmの違いは大きく、撮れる写真も大きく変わってきます。サイズはそのままに撮影範囲が広がったというのは、さすがミラーレス用といったところです。
まずは、アンモナイトのような美しい螺旋階段の写真をご紹介します。この機能美に心惹かれる方は多いでしょう。黄金比に通じるものがあると感じます。小ぢんまりした階段なのですが、15mmの超広角を選択することにより、ダイナミックに表現できました。
花をこうしてフローティングで飾る際、傷んだ花が使われることがありますが、こちらはフレッシュなお花ばかり。とても贅沢です。洋風の花であるダリアも、意外と和物の緋毛繊に似合っています。花の瑞々しさと艶やかな色彩が目を楽しませてくれます。
気持ちのいい青空に、個性的な建築物が映えています。昼の強い日差しにより、壁の凹凸に影が出来て立体感が強調され、その個性がより引き立てられていました。下方から煽って撮影する際にも広角レンズなら風景などの様子を一緒に捉える事ができます。
光の当たった壁面にかわいらしい赤い扉と水玉の文様が浮き立ちます。水玉の部分はわずかに凹凸があり、曲線を描いています。偶然立ったであろう標識までも、建物とコーディネートされているようです。
手ブレ補正付き大三元広角
F2.8通しのいわゆる「大三元」の大口径広角ズーム。多くのプロやハイアマチュアに愛用されるのは間違いありません。EOS Rとの相性が特に良く、手ブレ補正もEOS Rと組み合わせたときに最大値である5段分補正されます。AFは高速・高精度なだけでなく、駆動音が静かなことも特徴です。その点においても、EOS Rのサイレントシャッターと相性が良いと言えるでしょう。例えば、静かな室内で広い写真をスマートに撮影することもできます。建築物や風景、日常スナップまで活躍する一本です。
Photo by MAP CAMERA Staff